2017-05-12 16:00 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪


当店に「美女と野獣」関連の商品を並べるにあたり、どこにもないデータベースを作ろうと、各古国語版サントラとキャストアルバムの登場人物と役者名の情報を集めました。その時に気が付いたことをいくつかまとめておきますね。

 

「美女と野獣」の各バージョンのCD,DVDへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」


「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

  

●キャラの名前が違う!

 

一部のキャラ名が、各国語バージョンで異なります。

 

どのバージョンでも共通して同じなのは、ベルとガストンとルミエール。他の役は、バージョンによって名前がかなり違います。

 

訳名が違うのは、英語の名前をそのまま使うと、吹き替えの中で浮いてしまったり、キャラの性格をうまく擬音語なので表せていないと思われるからで、子供にも直感的に特徴がわかりやすいように国によって変えられています。

 

それにしても、キャラの名前だけではなく、国籍まで変えてしまっているケースもあり、合わせて比較してみると面白いですよ。

 

●ビースト

 

まずは、野獣。これは、「野獣」に相当する各国の単語が使われているため、役名が違うというか、単語が違うと言った方がいいでしょう。

 

英語:Beast
ドイツ語:das Biest (ダス・ビースト)
フランス語:la Bête (ラ・ベート)
イタリア語:la bestia (ラ・ベスティア)
スペイン語:la bestia (ラ・ベスティア)

 

まず、どの言語もビースト、ベート、ベスティアと語感がよく似ています。

 

言語によって冠詞が異なることに、勘がいい方は気が付いたかもしれません。

 

英語の定冠詞はTheのみですが、ドイツ語には女性と男性と中性、仏伊西語には女性と男性の名詞があり、冠詞もそれに従って変化します。

 

ドイツ語はdas Biestと中性名詞になっていますが、仏伊西語はlaがついて女性名詞になっています。

 

日本人の感覚だと、ビーストが中性であるのは納得できますが、女性名詞というのはなんだか不思議な感じがしますね。

 

●国によって名前が全然違うランキング一位!!

 

ルミエールは明らかにフランス風の名前なのに(フランス語で「光」を意味する)、どの国でも名前は変わりません。発音しやすく、本人の性格のそのままの名前だからでしょうか。

 

一方、親友(?)で、きっちりしたイギリス人設定ののコッグスワースは、無残にも名前を変えられまくっています。

 

英語:Cogsworth
ドイツ語:Herr von Unruh (ヘア・フォン・ウンルー)
フランス語:Big Ben (ビッグベン)
イタリア語:Tockins (トッキンズ)
スペイン語:Din Don (ディンドン)
オランダ語、フラマン語:Tickens(ティッケンス)

 

元々の英語の名前でも、時計のコツコツいう音を再現したような名前ですが、フランス語のBig Benも、イギリスと時計のイメージをうまくミックスさせていますね。

 

スペイン語のDin Donも鐘の鳴る音、イタリアのTockinsやオランダ語、フラマン語のTickensはチクタクいう音ですね。特にTickensはディケンズと似ているので、言葉遊びもあるかもしれませんね。

 

さて、時計の音もイギリスも関係ないのが、ドイツ語のHerr von Unruhですが、これは、コグスワースの性格を名前にしているようです。

 

Herrは英語で言うミスター。それに、貴族がよく使ったvonがくっついているので、ちょっと偉そうなイメージです。そしてUnruhという名前。これは、「落ち着きがない」という意味のたんごなので、「ミスター・落ち着きがない」という名前になりますね。また、ドイツ語の時計を意味するUhr(ウーァ)と掛け合わせた言葉遊びにもなっています。

 

●ポット夫人

 

ポット夫人も結構国によって呼び名が違いますが、それだけではなく、国籍も違うようです。英語で言うミセスの部分に注目してみてください。

 

英語:Mrs. Potts
ドイツ語:Madame Pottine (マダム・ポッティーン)
フランス語:Mme  Samovar (マダム・サモワール)
イタリア語:Mrs Bric (ミセス・ブリック)
スペイン語:La Sra. Potts (ラ・セニョーラ・ポッツ)
オランダ語、フラマン語:Mevrouw Pot(ムフロウ・ポット)

 

「ポット」という名が出てくるのが、英語の他にドイツ語、スペイン語、オランダ語、フラマン語ですね。

 

ドイツ語はマダムを付けてフランス風にして、Pottineと英語のPotにフランス語の女性風語尾をくっつけて、無理やりフランス語風にした雰囲気を出しています。

 

スペイン語は「セニョーラ」とフランス風味はないようです。オランダ語、フラマン語のMevrouwは「レディ」といった意味ですので、「レディ・ポット」となっています。

 

フランス語は「マダム」をキープしつつ、ポットはサモワールに置き換わっています。イタリア語のBricだけはわかりませんでした。。(イタリア語はルフウがLe Tontになっているんですが、これもわかりませんでした。。)

 

どれも、ポット感はキープしつつ、フランス人なのか、イギリス人なのか、国籍不明なのかは国によって違うようですね。個人的には、「美女と野獣」の歌のNeither one preparedを「ナイザー」とイギリス英語で発音しているので、イギリス人だと思ってはいるのですが。。

 

●チップはどの国もかわいさを出してみた

 

チップも各国全然違いますが、これは苦労が見え隠れしてほほえましいです。

 

英語:Chip
ドイツ語:Tassilo (タッシロ)
フランス語:Zip (ジップ)
イタリア語:Chicco (キッコ)
スペイン語:Chip(チップ)
オランダ語、フラマン語:Jakopje(ヤコピエ)

 

英語の「チップ」は、コップの欠けている部分、という意味です。スペイン語もそのままですし、フランス語もおそらくその語感を残したようです。

 

ドイツ語のTassiloはずいぶん違うようですが、これはTasseがコーヒーカップを意味するので、そこに「ちゃん」的な語尾を付けたものです。

 

イタリア語のChiccoは、イタリアのおもちゃメーカーでこの名前のものがありますね。

 

そして、オランダ語、フラマン語のJakopje。これはJakop(ヤコブ)に「ちゃん」を意味するjeを付けたもので、これだけ何となく人間にも使えそうな人名です。

 

どの国でも、かわいさと語感は残しつつ、人名や縮小字(「ちゃん」など)を入れて、子供らしさも伝えるようにしていますね。

 

●タンス夫人

 

何となく日本語でもタンス夫人と呼んで、特に英語名があったのかも忘れてしまっていたわけですが、それもそのはず、英語版だけでも、作品によって名前が変わりまくっていたのですね!

 

そして各国語版は、派手派手しい名前大会になっていますwしかし、タンス夫人も国籍不詳ですw、オペラ歌手で有名な国なのか、原作のフランスなのか?その辺りも一緒に検証してみます。

 

英語(原案):Madame Armoire(マダム・アルモワール)
英語(アニメ版):Wardrobe(ワードローブ)
英語(舞台版):Madame de la Grande Bouche (マダム・ド・ラ・グランド・ブーシュ)
英語(2017年実写映画):Madame de Garderobe(マダム・ド・ガーデローブ)
ドイツ語:Mdm. Kommode (マダム・コモーデ)
フランス語:L'Armoire (ラルモワール)
イタリア語:Guardaroba (グアルデローバ)
スペイン語:Armario(アルマリオ)
オランダ語、フラマン語:La Commodia(ラ・コモディア)

 

まずは、複雑な英語名から検証します。ほぼどのバージョンもマダムと付いていますので、終始フランス人オペラ歌手、という設定です。(というか、ミセス・ポットとチップとコグスワース以外は皆イギリス人、という設定なのかもしれません)

 

英語版原案のアルモワールというのは、フランス語で「衣装ダンス」の意味。実写版のGarderobeも、衣裳部屋の意味です。舞台版のMadame de la Grande Boucheだけが異色ですが、Grande Boucheというのはフランス語で「大きな口」という意味で、オペラ歌手で声が大きいから、大きな口という名前になったようです。色々と由来があって面白いですね。

 

次は、同じゲルマン系言語のドイツ語とオランダ語、フラマン語を見てみましょう。KommedeもCommodiaどちらも「衣装ダンス」という意味ですが、ドイツ語はマダムなのでフランス人設定、オランダ語とフラマン語はLaで語尾もiaに変えてあるので、イタリア人歌手の設定ですね。

 

フランス語とスペイン語も同じラテン系の言語ということで似ています。Armoireは英語原案にもあったように「衣装タンス」や「クローゼット」の意味です。Armarioも同じです。何人かははっきりさせず、単に「タンス」いう感じです。

 

イタリアも語ラテン系言語ですが、英語のGarderobeと同じGuardarobaという単語で、シンプルに「衣装ダンス」としています。けど、有名なロシア人オペラ歌手「グルヴェローヴァ」に似せてきている気がするのは私だけでしょうか?

 

というわけで、タンス夫人は、英語版は名前が変わりまくり、「マダム大きな口」みたいなひどい言われようです(笑)英語、ドイツ語版はフランス人設定ですが、オランダ、フラマン語はイタリア人設定、イタリア語版はもしかしてロシア人?と言った感じです。

 

個人的には、タンス夫人はイタリア人っぽい気がするんですが、舞台版でワーグナー一瞬出てきますよね(笑)

 

 

●まとめ

 

というわけで、美女と野獣、アニメ版、舞台版、実写版の、各国語版キャラ名を比較してみました。

 

大学時代に各国語版サントラ見比べながら、「チップってなんでタッシロっていうの?」とか「コグスワースがビッグベン!」とか思ってた記憶がよみがえってきました。

 

今となっては、当時よりドイツ語やオランダ語ができる分、色んな役名が付いた背景までわかるようになって、更に各国語版を楽しめる地盤ができてきたようです。本当はこの調子で、もっといろんな言語(ロシア語とかチェコ語とか)にも手を伸ばしたいんですが、いつになることやら。。


「美女と野獣」の各バージョンのCD,DVDへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-05-09 03:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

引き続き実写版「美女と野獣」ネタバレ暴走考察です。色々と毒吐きつつ、分析とか考察とかしてますw

 

今回はお城とか図書館とか、ギリシャ語とか新曲とかについて書いてみましたー。なぜかモーツァルト!の歌詞解説までしてありますw

 

●城の設定

 

・城は冬の設定。これどこから来たの?映画ではこんな設定あったっけ?あのSomething Thereのシーンで雪投げのためには、幸が必要だけど、完全にアナ雪の世界で、どうしようかとおもった。

 

・けど城はかっこよかった。城好きとしてはあれはワクワクする。塔に上がったら早速、どこからガストンが落ちるかを予想しまくりw(まさかのあっけない落ち方w)

 

●図書館の設定

 

あとアーサー王の扱い!なにあれ!「アーサー王もロマンスよ」って、そこじゃないでしょ!!!ロマンスなのか、そもそも。いやいや、あれは不倫だよ!だから、アーサー王をロマンスとして読んじゃダメなんだよ、美女と野獣では。アーサー王は、ベルと野獣をつなぎ、野獣を人間にしていくファンタジーなんだよ。

 

まあでも、図書館のシーンとアーサー王の件は、舞台版からの挿入で大好きなシーンなので、何とか押し込んでくれてよかった。図書館はプルンクザールに行ったばかりで、かなり感動した。けど、あれ救ってくれたプレゼントじゃなくて、単に「本好き?ならいいよ」って流れで、本もらった感動がイマイチ。あと、雪投げのオチが酷すぎw

 

●ギリシャ語の意味

 

図書館でベルが「この本全部読んだの?」って聞いたとき、野獣が言う、Some of them are in Greek. (日本語字幕版では「ギリシャ語は読めない」)のジョークの謎。あの時点ではそもそも文字読めるのこの人?って感じだったから、あのジョークはあとからわかってくる。

 

ちなみに、It is all Greek to meは、「(ギリシャ語は特別難しいので)理解できない」という意味の慣用句。

 

つまり、Some of them are in Greekっていうのは「図書館の本のうちいくつかはギリシャ語だから、その分は読んでいない」ってことで、図書館の本には全て目を通した&ギリシャ語は難しすぎるけど、それ以外の本は全部読んだ&It is all Greek to meというジョークをもじってとっさに返せるほど頭の回転が速い!ってことで、ビーストの秀才っぷりがいかんなく発揮されてるシーンなわけです。その秀才設定が必要かどうかは置いておいてw

 

ギリシャ語つながりで行くと、ミュージカル「モーツァルト!」のコロレドのWie kann ich moeglich seinで、

 

Mein Gott, ich bin am Ende
mit meinem Griechisch und Latein

 

という歌詞があるけど、これは「ギリシャ語とラテン語を駆使しても、私には理解できない」という直訳で、同じように「ギリシャ語」を使った言葉遊びになってる。

 

もともと、

ich bin am Ende mit seinem Latein

というドイツ語の慣用句があり、「私の知る限りのラテン語を駆使しても行き詰まってしまった」という意味。当時ラテン語が、聖職者が使う最もハイレベルで情報の多い言語でだったことから、「ラテン語が読める程の人が頑張って調べてもわからない」っていうのは、今で言うと「英語とドイツ語とフランス語でググってもわからない」ぐらいの意味。

 

そして、ギリシャ語っていうのは、そのラテン語よりさらに難しい、ヨーロッパでは最難関言語の代名詞。コロレドは、ラテン語はネイティブ並みに理解できたはずだけど、それに加えてもっとハイレベルなギリシャ語も使いこなしてたんだ!そんなスーパー賢者コロレドですら、モーツァルトを理解できない、ってことで、この一行、慣用句+慣用表現の二重トリックで、意味が分かったらクスッと笑える歌詞になってます。


しまった、ギリシャ語つながりでかなり脱線してしまったw


●新曲旧曲

 

・やっぱり舞台版で追加された「我が家」「愛せぬならば」「人間になりたい」「ガストンが求婚する歌」「パパと仲良しの歌」などがなかったのは、個人的には本当にもったいなかった。ガストンの求婚の歌は、あれないと最初の時点でガストンの何がいけないのかピンと来ないよ。独りよがりで女性を下に見てるとか、台詞じゃそこまで伝わってこないよ。あれは歌うべき。(特に犬と子供の人数のジョーク!)

 

「我が家」がないので、ベルが野獣の城に閉じ込められた絶望感がないまま、すぐに新しい部屋に入れてもらえる。人生楽勝。

 

なんていうか、前半城に出たり入ったりし過ぎて、不気味な城から出られない、謎の野獣に一生閉じ込められる、という絶望感がほとんどなくて、不思議なところに迷い込んじゃったなー、くらいになってた。

 

そもそも、森が明るいので(雪設定のせい?)、オオカミも全然怖くないし、全体的に見えないからこそ想像力で補ってしまう怖さが少ない。野獣も最初からアップだし、オオカミも結構明るい中とびかかってくるだけ。これは舞台版のオオカミ人間の怖さが絶対勝ってるな。。

 

そして、「愛せぬならば」もない!ビーアワゲストの興奮→立ち入り禁止の棟に入っちゃう(ルミエールとコグスワースのガイドツアーの件もないのが残念)→バラを触りかけて怒られる→家出→愛せぬならばの絶望→幕間→オオカミ→助ける→心を開く、っていうあの流れが最高なのに!!!!!!!!

 

家出してすぐにオオカミ(明るくてそこまで怖くない)→ビーストすぐに助けに来るの流れが速すぎて、ビーストがベルを助ける気になったのかとか、そもそも立ち入り禁止の棟に入ったベルが全面的に悪いんやんとか、その辺一杯??ってなっちゃったんだよね。。

 

・新曲三曲。How Does a Moment Last Forever(パパのひとりごと歌)とDays in the Sun(城キャラが昔を懐かしむ歌)とEvermore(ダンスの後ベルが去った後のビーストのソロ)。

 

うち最後のビーストの新ソロが一番目立ってたな。しかし、「愛せぬならば」とあまりに似てて、ここに新曲入れるなら、舞台版の様に「愛せぬならば」を一回目にベルが去った後で入れた方がずっと良かったと思った。

 

他の二曲はなんか短くて、感情を歌い上げる感じではなかったので、印象薄いわ。。削った旧曲には及ばない感じかなー。舞台版の新曲好き過ぎるからな、どれも。。なんか舞台版めちゃくちゃ見たくなってきた。。

 

●まとめ

 

というわけで、とりあえず思いのたけをメモに書いたら、膨大な量になってました。。まあどれも私の個人的な意見なので、まあ、そう思う人もいるだろうなー程度でかるーく読んでくださいね♪

 

まだ、美女と野獣はちょっとだけ関連記事を書く予定にしてます。思い入れのあり過ぎる作品なので、語りだしたらなかなか終わらないですね。。

 

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-05-07 16:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

引き続き実写版「美女と野獣」ネタバレ暴走考察です。相変わらずかなりぶっちゃけてますが、アニメ版と舞台版大好きな人なので、その辺りはお手柔らかに。。

 

今回はベルとビースト以外のキャラの設定について考察してみましたー。

 

●ルフウの新設定

 

ルフウの新設定。同性愛ということよりも、ガストンよりも良心的であるという点で、ルフウは救われた。同性愛は全然些末なことで、最後のハッピーエンドでニコニコするためだけにあったといってもいいかも(まさかの三銃士の一人が男の娘とはw)。そりゃ、城の戦いでガストンに見捨てられた時にガーンってなって寝返ってたけど、あれ別に全然ダメージ与えてなかったしw。

 

それよりも、ガストンが突っ走るのを結構嫌がってたし、何よりもアホキャラがいい人キャラになってた。歌の台詞は変えずに、あのキャラがハマるのは結構スゴイね。とは言っても、前も「あほだけど実は皮肉で真実を突いている」という設定は深みがあったなあ、と今になって思う。

ルフウはアホだ→ルフウは断れないけどいいやつだ、って感じにキャラ転換したって感じかな。

 

●ガストンの設定

 

ガストンのキャラ。これは基本全然変わってない安定感。見た目最強でドキドキした。しかし残念でならないのは、ムキムキアピールゼロ!あれ絶対スゴイムキムキだろうに、脱がないしww(ガストンの歌で脱いで!脱いで!って心の中で絶叫してたw)、卵12個も食べないし(←これ実写で激しく見たかったw)、実際彼の一体どこが超人的に強いのか、あまりよくわからないまま、体が大きくて強そうな見た目だから強いだろう、という感じだった。狩りの獲物とか持ってるシーンもなかったよね。

 

城の戦いのシーンで、銃持ってるのに弓矢持ってるのも意味わからん。普通この時代は狩りするんだったら猟銃と短剣じゃないの?そしてあのラストw普通ナイフで後ろから刺すとこ、まさか2,3発目撃つとはねw絶対ナイフで刺した方がドラマチックなのに、ガストンどうしたw銃で撃つくらい、ムキムキじゃなくてもできるだろwそれも、野獣3発撃たれてもなかなか死なないし。オオカミに一回引っかかれただけで死にかけてたのに。


●魔女の新設定

 

・魔女(アガサ)の新設定。パパが拾われた時、既にだれかわかってたけど、一瞬見捨てられた妻かなーとも思った。そして、ルフウが嘘ついたとき、助け舟出してくれなかったから、見殺しにした復讐かな、とか思って、もしかして魔女=ママ=アガサなのかな?と最後まで思ってたけど、結局ただの魔女だった。裏読みすぎたw

 

●お馴染みキャラ

 

・ルミエールとコグスワース。城のキャラ全体的に、人間っぽさが少なすぎて寂しい。バベット(Plumette)完全に鳥だし、セクシーですらないし、何あのキャラw犬がいるなら敷物も欲しいよ。キャラの造形はアニメや舞台に及ばないね。

 

というか、もう、ユワン・マクレガー見に来たのに、ルミエールがほぼずっとあの顔だった衝撃といったらw声も歌も多分ユワン君(なぜか昔からこう呼んでるw)で、歌もフランス語訛りの英語もかわいかったけど、けど、ユワン君の顔が見たかった!あの最後のキラキラ笑顔だけ(涙)!!少なくとも燭台の時も、顔はユワン君であってほしかった。。っていうか舞台ではもっと顔ちゃんと出てるし!!

 

そして、イアン・マッケラン、もう最後出ないと思ってあきらめてたよ、完全に。そしたら、コグスワースwルミエールと「友よ」とか言ってるけど、明らかに親子以上年離れてるw


あと、ビーアワゲスト。この話で一番盛り上がるはずじゃ。。それが、結局本当にベルが何も食べられてないどころか、全部床にまき散らされるという。。勿体ないというか、せっかく作った努力はなんなのー!拾ってでもみんなで食べようよー!っていう方が気になって、集中して楽しめなかったよ。。(苦笑)


そして、ビーアワゲストのアニメ版、舞台版の一番のツッコミどころと言えば、お皿隊のワーワーコーラス!!あれ、アニメ版の再現は無理だろうと思われたのに、舞台で見事に再現していて爆笑したんだが、あれを実写で再現したらあまりに中途半端で、色々と笑いをこらえるのが大変だったわ。。やっぱりあれは、アニメでしか描けないものを、どんな無茶をして人間で見せてくれるんだろう、っていうところがポイントで、無茶して予想を裏切れば裏切るほど、こっちは嬉しくなっちゃうものなんだなー。


これ、どの城キャラにも共通するかもしれないんだけど、アニメから実写にする時にどれだけスタッフや役者が頑張ってそれらしくしてるか、っていうところが見所だと思うんだよね。それが全CG(それも相当アレなCG)なので、「不自然でもいいから、人力で工夫して似せたところを見せてよ。。」って思うわけです。


例えば、城キャラは時間と共にモノ化していくんだから、最初の方は役者の顔に家具の体を付けるとか、ちょっとくらいありえないキャラデザでも、それが魔法なんだから、こっちは受け入れるよ。それが、一番魅力的なキャラが全員CGの表情(野獣も含めて)なのは、人間の演技や衣装デザインの工夫を見たい私としては、ちょっと残念だったなあ。

 

エマトンプソンは存在感あってすごくよかったけど、あのポットとチップの造形もいただけない。なんか優しさや暖かさが伝わってこない造形というか、逆にアニメや舞台のあの造形のすばらしさが際立ったよ。実写版はCGの城キャラ全体的に、期待を上回ることはなかったなぁ。

 

●新キャラの設定

 

・追加キャラ。ムシュー・ジャン(かな?村の目立つおじさん)、やたら目立つお思ったらまさかのポット夫人の夫w城に来た時に「ここ知ってるかも?」とか言って、君城にいたの何年前の話よwとか思った。チップとか魔法にかかってから年取ってないし、城だけ時間は進んでないはずでは?

 

それにしても、チップが5歳くらいに見えたけど、同じ五歳児の母の私よりミセスポットがずっと年上(エマ・トンプソンだから仕方ない)で、衝撃だったwそして、チップの再登場は、どう考えてもあの舞台版の走ってくるやつがいい!!!階段ずり落ちは泣くに泣けない。ミセスポットがチップ探したまま固まって、魔法が解けたら走ってくる方が絶対よかった。あれで泣き所一個失った。

 

・他にも村のおばちゃんとコグスワース、タンス夫人とマエストロ・カデンツァの新カップル。マエストロ・カデンツァ結構出て来てた。タンス夫人もただのアホではなく、結構あの二人の「同じ城にいながら会えない」という設定と、戦いで巡り合い、すぐに固まる、という設定は泣けた。しかし、タンス夫人がワルキューレするところはなくて残念。あったらめちゃくちゃかっこいいのに。

 

 

(次は、お城とか図書館とかギリシャ語とか新曲とかについてですー)

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-05-04 16:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

引き続き実写版「美女と野獣」ネタバレ暴走考察です。

 

今回はビーストについて。この物語の一番重要なキャラ。彼の成長こそが、この物語の最も美しいストーリーだと思うんですよねー、そんな視点から思いのたけを書いてみました。基本アニメ、舞台版崇拝的なレポになってますので、実写版が史上最高だと思う方は、スルーした方がいいかも。。

 

●ビーストの性格の新設定考察

 

・ビーストの新設定。文字が読める。これは生い立ちの新設定より衝撃だったwそりゃそうだ、王子だから教育は受けていて、文字くらい読めるんだ。そして、シェイクスピアもすらすら言えるんだ。けどそんなビーストなんか違うw

 

アニメ版や舞台版の、粗暴に育てられたが、根はやさしい甘やかされた王子で、勉強もやりたくないと言ったらやらなくていいほど甘やかされたから文字も読めず、粗野でわがままなまま大人になった、っていう設定、すごい大事だと思うんだけど。「子供のまま大きくなって、心が野獣の様に粗暴だから、魔女の魔法でそれに見合った野獣にされた」ってことだよね、あの魔法。


いやわかるよ、ベルが夢見る不思議ちゃんじゃなくて才女だったら、ビーストもガストンと違って勉学に励んだ過去があった方が、ベルとの共通点が合ってお似合いだって。けど、違うんだよ、そういうんじゃないんだよ。

 

ビーストが野獣なのは、見た目じゃなくて、中身なの。文字が読めない、知識もない、粗暴で感情をすぐ外に出す。けど、心根の奥の奥では優しい。(対するガストンは見た目や評判が良くて人気もあるけど、心根は悪いという点で、野獣と対比される。)そして、ベルが彼の内面の野獣的な部分を段々人間にしていくところが、この話の一番美しいところ。

 

文字が読めない彼に文字を教える、物語を読んであげる、一緒にゆったりと彼女の好きなファンタジーの物語を、子供に読み聞かせるように二人で楽しむ。そういう「野獣から人間になっていく」プロセスを通じて、野獣の皮を脱ぎ捨て、優しい心根が表に出てきて、人間になって行って、そこから愛が芽生えるんじゃない?最初からビーストが博識だったら、話が違うよね。

 

文字を読めるかどうかだけではなく、ビーストが「プリーズ」や「サンキュー」を言うというのも、「子供のまま大きくなった野獣を人間にしていく」過程でとても重要なシーン。

 

最初はプリーズを言うのに失敗して、ベルをディナーに誘えないわけだし。それを、看病してくれたことに感謝して図書館に案内したり(サンキュー)、再びディナーとダンスに誘ったり(プリーズ)、これも、ビーストが野獣の皮から抜け出す大事なステップなんだが、この辺りも実写版では印象薄かった(というか、シーン自体がなかった?)


それに、王子を甘やかしていた城キャラにも大きな責任がある。だから魔女は、王子だけじゃなくて城キャラ全員をまとめて魔法にかけた。それも、性格がそのまま外面化した魔法。王子は中身が粗暴だから野獣、コグスワースはきっちりしすぎてるから時計、ルミエールはすぐ恋に熱くなるからキャンドル。


そして、舞台版では、ベルとの出会いをきっかけに、城キャラも過去の過ちを反省し、王子が人間的に成長する手助けをする。ディナーに誘うシーンで「プリーズ」を言いなさい、っていうシーンや、ダンスに誘う前にビーストに自信を持たせるシーン。城キャラは、ただ野獣が恋愛を成就させるのを待つのではなく、昔の失敗を反省し、野獣をまともな人間にするという役目をみんなで果たす必要があったし、それができたから人間に戻れた。

 

この物語の重要な変化は、ビーストが子供から大人になり、感情をコントロールし、紳士的にサンキューとプリーズを言えるようになり、毛嫌いしていた勉強や読書も悪くはないなと思うようになる、っていうところなんだよね。そして、愛するとか愛されるとかいう感情は、その後から生まれて来る。

 

まず子供→大人、それから愛。だから、まずは野獣を子供から大人にしてくれる人たちが必要だったんだ。大人にならないと「愛し愛される」なんてことはできない。魔女の魔法は、野獣に「成長」という、ある意味恋愛よりもずっと難しい課題を課してた。恋愛は当事者二人がいればできるけど、教育はもっとたくさんの周りの助けが必要。


魔女の魔法の目的は「城キャラが野獣を甘やかさず、野獣も自覚してまともな人間になり、人を愛す気持ちを知って、初めて人に愛される」って事を身をもって知らしめるためで、「愛し愛されたらオッケー」っていうのは、その表層でしかない。恋愛より成長の方がずっと難しい。

 

とここまで魔法の前提を書いたけど、実写版では文盲ではないし、サンキューとプリーズを言えない描写はあるけど、言えるようなった描写はなかった(と記憶してる)。とすると、ビーストは話の中でどう成長したの?城キャラは成長に貢献したの?ビーストは恋愛するだけでオッケーなの?ってなる。


ベルと野獣の生い立ちが似てて、頭の良さも同レベルだから好きになったっていうのは分かったけど、それは恋愛の理由にすぎない。ビースト自身の変化は、好きな人ができて性格がやわらかくなっただけなように見える。成長+恋愛ではなく、恋愛だけで魔法が解けたから、なんか物語が軽く感じたのかも。


アニメや舞台版だと、ベルは見た目がいいだけの不思議ちゃんなのに、ビーストの心を野獣から紳士に変えてくれた人。他の男にとってベルは変人でも、ビーストにとっては自分を成長させてくれた恩人。ベルはビーストの野獣性に隠された優しさを見つけ、ビーストは誰も気が付かなかった自分の優れた点を見つけさせてくれたベルに感謝した。アニメ版や舞台版の方が、ベルにはビーストしかなく、ビーストにはベルしかなかった、と納得してしまう点で、説得力あると思ったなー。


●ビーストの生い立ちの新設定と、魔法にかかる前のお城

 

・ビーストの生い立ちの新設定。これは正直あまり意味がなかった気が。子供の頃母親が死んで、父親の育て方のせいでこうなったってことだけど(肖像画も母親の顔だけツメ跡がなかった)、だからって、あんな最初に出てきた変なハーレム王子になるか?

 

それより、アニメや舞台設定の、「甘やかされて誰も何も教えてくれなかったから、子供が大きくなったような大人になってしまった」の方がなんか好きだな。。

 

そもそも、野獣に変えられる前の王子や王宮のシーンは、もうちょっとおとぎ話っぽくぼやかした方がよかったんじゃないかなー。一応、お城キャラをざーっと見せたかったのかもしれないけど、あれ一度見ただけじゃルミエールすら見つけられないよ、みんな白カツラでそっくりに見えるし。かろうじて分かったのはピアノの人と犬と子供くらいかなー。せめてルミエール見つけたかった。。

 

(次は、お馴染みキャラと新キャラについて)

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-05-01 16:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

さて、実写版「美女と野獣」を見た直後、ツッコみたいことがあまりに沢山あったので、メモ帳に思いのたけを書きつけたレポです。

 

私はアニメ版、舞台版、どちらも大好きで、特に舞台版を何バージョンも見ながら色々と考察を重ねるのが大好きなので、作品自体への思い入れが相当強いんです。

 

そんな中、もしかしたらライト層向けかもしれない、実写版映画に色々口を突っ込むのも野暮なことかもしれませんが、まあ、もし私くらい重度な作品ファンがいたら(私より重度な人もいっぱいいると思うけど!)、このレポのニーズも多少はあるかな。。けど、まあ、個人の解釈だし、基本毒吐きながら暴走していますので、苦手な人はスルーしてくださいねー。

 

●ベルの性格新設定考察


・実写映画版でベルは、「本好きで、物語に夢見る不思議な女の子」ではなく「学のある発明好きの賢い女の子」になってた。まさにハーマイオニ設定w簡単にいうと「文系不思議ちゃん→理系の才女」って感じかな。

 

井戸の側で女の子に文字を教えてるシーンは、村で唯一文字を読める女性ということが、どれだけ異様なことかわかる。学のある女性は魔女狩りみたいな目に合うんだろううな。

 

あと父に似て発明好き。父の工具を知り尽くしている点は、後の伏線につながるんだね。文学少女というよりリケジョ設定。

 

しかしそうすると、おとぎ話やプリンス・チャーミングに夢見る辺りが、ちょっと疑問に思う。理系の才女が白馬の王子様に憧れるかな?

 

ちなみに、プリンス・チャーミングというのは、城に閉じ込められた姫を救い出す王子の総称。日本語で言うと「白馬の王子様」ってやつで、「眠れる森の美女」で助けに来る王子様がおそらく起源となったと言われている。「美女と野獣」では、閉じ込められてるのが野獣で、救いに来るのが美女という逆転が、「眠りの森の美女」の逆パターンで面白い。

 

ベルの「白馬の王子様」に憧れる性格は、結局野獣と結ばれる伏線になるので、とっても重要。アニメ版では、元々おとぎ話の世界に半分住んでるような子だったから、城や魔法の世界に入って変な城キャラに出会っても、自然に受け入れてそこまで違和感がない。映画版で理系の才女になったら、なんか魔法やお城に対して、疑いがありそうだし、研究対象とかにしそうw

 

だから、夢見る文学少女設定は実は結構物語の根幹をなすもので、削っちゃったらなんか芯がずれちゃう気がするんだがなぁ。ベルの「今住んでいる村で自分は浮いていて、自分のための世界が他のどこかにある(以下歌詞)」というあの心の叫びは、おとぎ話の世界に足を突っ込んでるからこそ言えることなんじゃないかな。

 

I want much more than this provincial life!
I want adventure in the great wide somewhere
I want it more than I can tell
And for once it might be grand
To have someone understand
I want so much more than they've got planned

(Belle Repriseより)

 

ベルのための本当の世界は村じゃなくて城だった。野獣の城で変な生き物に囲まれつつも、ここが彼女が憧れるおとぎ話の世界だからこそ、居心地が良かった。これが、リケジョだと、なぜ野獣の魔法を解いたのがベルである必要があったのかが、ちょっとぼやけて来るんだよね。。

 

●ベルの生い立ち新設定

 

・モリースと母親の新設定。これは結構きつい生い立ち。まあこれは追加しても良かったとは思うけど、別になくてもよかったかなー、なんて思う。

 

パリが出てきたのは、個人的には結構嬉しくておー!ってなったけど、それは、「ノートルダムの鐘」の最初のシーンで、井戸のところにベルが座ってる隠れキャラがいるから。ベルはパリにはいなかったと思ってたのに、実はパリにいたんだ!ってわかって興奮しただけw 結局赤ちゃんの頃に引っ越したんじゃんwじゃあやっぱりあの隠しキャラは、ただの他人の空似w

 

そして、あの風車、もしかしてムーランルージュのあのあたり?場所的にはそうだよね。風車だし。ってことはパパの元の仕事は粉ひき?そして、母を見殺しにしたという設定は結構きついな・・。けど冷静になったらその設定いる?ビーストとベル両方母を亡くしたという共通点もあるけど、父に育てられた結果が全然違うし。

 

(ビースト編に続きますー)

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-04-28 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

「美女と野獣」実写版を見た後、新曲旧曲の追加削除の事情が気になったので調べてみたら、作曲家アラン・メンケンのインタビュー記事が見つかりましたので、ご紹介します。

 

記事の紹介の前に、この作品の作詞家、作曲について軽くまとめます。

 

『美女と野獣』アニメ版の作詞のハワード・アッシュマンはゲイでエイズで公開年の1991年に亡くなっています。舞台版と実写版の新曲の歌詞はどちらもTim Rice。但しHuman Againはアッシュマンがアニメ用に作った未収録曲。作曲は一貫してアラン・メンケンとなっています。

 

●アラン・メンケンインタビュー記事 

 

美女と野獣実写化にあたっての、作曲家のアラン・メンケンのインタビュー。編曲の工夫、新旧曲の選択の理由、作品との関係、計画中の作品など、裏話満載の必読の記事。

 

'Beauty and the Beast' New Songs: Composer Alan Menken on Lost Lyrics, That Gay Character | Hollywood Reporter

 

できれば全部読んでほしいんだけど、少しだけ要約します。

 

・アニメ版から存続する6曲で変えた歌詞は、故ハワード・アッシュマンの未使用未発表の歌詞を「ガストン♪」と「美女と野獣♪」に加えた。Mob Songでは監督に頼まれ、ガストンとルフウの歌詞を変えたが、アッシュマンの歌詞を削るのは実に辛かった。

 

・新曲について。Days in the Sun(城キャラたちが過去を懐かしむ歌)は10年前にTim Riceと作曲した。How does a Moment ~はベルの過去に通じる歌。夫をなくしたばかりのセリーヌ・ディオンがエンドロールで歌うのは特別の意味があるように感じられる。Evermoreはビーストにソロが必要だから作った。


・削った舞台版の曲について。どうしても入れたい2曲があった。一つはアッシュマン作詞のHuman Again。しかし9分は長すぎて入れられなかった。代わりにSomethin Thereにみんなが二人の恋に期待している部分が入っているから、これで良しとした。

 

どうしても入れたかったもう1曲は、「愛せぬならば」。舞台では一幕最後のタイミングに相応しい歌だが、映画では休憩がないので、入れるのは難しかった。そしてHomeは歌としてはないが、フレーズがはっきりと登場する。

 

・この記事には、ほかにも自作品についてどう思っているか(実写化されたものに関しては結構自分と切り離してる。リメイクより新作が作りたい)、計画中の仕事(リトルマーメイドとアラジン実写化?)などとても興味深い。

 

●記事を読んで感じた事

 

これ読んでると、ミュージカルの世界では神みたいな人なのに、監督の方が色々決定権があって、あまりメンケン氏本人が表立って曲について決定していなかったという印象がある。というか、監督を信用して任せてて、言われたら編曲する、って感じで、どちらかというと職人的な印象を受けた。

 

実写版美女と野獣見て、何でこの曲削ったのー?とか、ここの歌詞なんで変えたの?とか思ったら、この記事ぜひ読んでみてほしい。全文通して読むと、彼の立ち位置や仕事の仕方なんかも読み取れて、いろんな事情があったんだろうなーと察せられるかも。

 

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-04-26 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

さて、実写版「美女と野獣」のレポ、今回はかなり前から話題になっている、同性愛と人種問題について考察してみました。

 

私の個人的な感想なので、こればっかりは人によって感じ方は違うと思いますが、まあ、同性愛も人種問題も比較的身近にある立場から書いてみました。

 

●同性愛問題ネタバレ考察

 

同性愛については、新設定ではあるけど、何が問題なのかわからないくらい、私的には自然だった。むしろこの方がいいよw ミュージカルの世界ではゲイが多いからそういう設定も多いし、ミュージカル王道だよ、この流れはw 私はこのキャラは新設定の方が深みが出て好き。

 

●人種問題ネタバレ考察

 

アンサンブルの人種がミックスで不自然。これは人種間恋愛がどうというより、普通に歴史モノとして不自然。それにミックスとか言ってもアジア系全然見なかった(日系のダンサーさんがいたらしいけどみつけられなかった。。)し、ミックスにした意味が作品から読み取れなかった。

 

意図があって歴史ものの王道から逸脱するなら、作中で理由が説明され然るべきだと思うんだけど、どうだろ?ファンタジーの理想郷の村だから?じゃなんで実在の地名が出てくるの?あの地名で一気にファンタジー感消えたよ。

 

言いたいことはわかるよ。寛容の世界。同性愛に関しては成功してたと私は思ったけど、人種問題はどうかな。。こうするなら設定を現代のフランスにして、魔法の鏡をスカイプにして欲しかったなw それなら、あの人種の割合も超納得どころか、良くやった!って思うかなw。

 

てかさ、美女と野獣のあの村を現代にして、城だけ魔法で時間が止まった世界ってことにしても、お話成り立つよね、きっと。もしかして、そこまで考えさせるのが、人種ミックスの意義だったのか?(いや私妄想しすぎだからw)

 

●マイノリティ要素についてさらに考察

 

人種やゲイ要素を取り込んだ実写版美女と野獣。寛容の精神を入れたかった気持ちはわかるよ。けど、ガストンが「異なる存在」である野獣を殺すよう、デマゴーグとして人々を焚きつける醜さを強調した方が、深みが出たのでは?今の世の中に蔓延する、よそ者vs扇動者の構図こそ風刺対象にすべきかと。

 

最近こういうテーマに敏感な私でも、ガストンがデマゴーグには見えなかった(ただの声のでかいハンサム兄ちゃんw)から、そういう風刺の意図はなかったと感じた。焚き付けられた民衆の怖さも感じなかったし。だってお城の戦いのあとの村人のめでたしめでたし感w さっきまで殺す言うてたやんw

 

あと、同性愛に嫌悪感を示したガストンは因果応報だけど、人種間恋愛は全然OKなんだ。野獣や同性愛が嫌いな人は、人種間恋愛はもっと違和感示すタイプかと思った。てか、三人娘あたりを人種混合にして欲しかった。で、みんなガストンとイチャイチャしたら人種天国徹底してるよね。

 

ウィーンミュージカルの世界では少なくとも、今の世界の排他的でデマゴーグ的風潮に疑問を呈する作品を作ってるし(ドンカミッロとかメサイヤロックスとか)、少なくともマイノリティを取り上げて違和感煽るなら、そこに意味や主張が欲しい。マイノリティキャラを沢山出した理由が読み取れないので、出しっぱなし感ある。

 

歴史モノで人種混合といえば、ウィーン再演版モーツァルト!の男爵夫人だけど、あれは全く違和感なかった。斬新な現代演出と、今でも着れるモダンなドレスの中に、細心の注意を払って配置してたのがよーく見て取れたから、逆に肌の色の違いは芸術には関係ない、というアピールになってた。

 

「異なるものvs扇動された民衆」、ってテーマで見ると、オペラ座の怪人の「怪人を捕まえろ♪」の所とか、日本版JCSの裁判の時に殺せと怒鳴る民衆とかあって、美女と野獣のMob Songもその代表的なものだと思ってたのに、実写版だと、ただの横恋慕に村人を巻き込んだけじゃんw

 

というわけで、マイノリティを出すからには、出しっぱなしではなく、そこに何らかの主張が欲しいと思った「美女と野獣」でした。それが、ルフウでは成功している(というか、ルフウの性格付け自体が物語を深くしている)と思ったけど、人種ミックスは宙ぶらりんだったなー、と感じたのでshチア。

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

ウィーン・ミュージカル・ワールド」では、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です! ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2017-04-24 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーンで一足先に、3/30に実写版「美女と野獣」見てきました。後ほどネタバレしまくりレポもアップしますが、とりあえず今回は、極力ネタバレ無しで行きます。けど、もしかしたらちょっとネタバレしちゃってるかもしれないので、まっさらな状態で見たい人は、映画見終わってから読んでくださいねー。

 

あ、それと、ちょっと宣伝になっちゃいますが、うちのショップ「ウィーン・ミュージカル・ワールド」で、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です!

 

「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語など色々取り揃えてます♪

 

●全体の感想

 

実写版美女と野獣、ざっくり感想を言うと、「前半舞台との違いが気になってヤキモキしたけど、後半新設定とか出てきて引き込まれた!」って感じ。最後は結末わかってても鉄板で泣かせに来るねー。作品に思い入れありすぎて、あれ?ってツッコみたいとこも結構あったけどw

 

しかしこの映画のメインターゲットは誰なんだ?アニメ版見て、舞台見てない人?完全初見の人?舞台も見た人?私の印象では、ライト層向けな気がするんだけど。舞台にどっぷりだと、前半そこでなぜそうなる?!って結構気になるよ。後半はおお!そう来たか!ってなるから不思議。

 

あと、3Dで見た方が良さげな演出が多々。逆に3Dじゃないと「うーこれ3Dならこう見えるだろうに!」ってなるw スタッフロールで協賛スワロフスキーって書いてて、すぐに絶対あそこだwって分かったよw だめだ、どこまで書くのがネタバレなんだろうw

 

 

●キャラ別感想

 

個人的にビーストはアップ少なめシルエット多めで、動物っぽい予期できない超人的動きで神秘性を出してほしいんだが、映画では直立&顔のアップ多めであまり怖くなかった。舞台では、遠くてよく見えないからこその、未知のものへの怖さが強調されてたな。舞台また見たいなー!!!愛せぬならば!!

 

ベルはなんていうか、思い入れありすぎて私には語れないw ハーマイオニw 設定がほんの少し違って(ビーストの設定もほんの少し違う)、ほんの些細な違いなんだけど、弱めの伏線的な感じにはなってるのかな。必要な設定かは分からないけど(個人的には削った設定の方が好き)。

 

ガストンやばい。好みすぎるww ずっとニヤニヤしてた。もっと見てたかったw 夢に出てきてほしいw 王子はなんか最後顔出た時、お客さん結構笑ってたwあれはファンの人かな?私は普通におーって思ったけど。

 

ルミエールがユアン・マクレガーで、コグスワースがイアン・マッケランで、ポット夫人がエマ・トンプソンで期待してる人!私はそんな人になんと声をかければいいのか。。疑わず、希望を捨てないで、って言えばいいのかなw ユアンくんのキラッキラの笑顔に癒された♪

 

映画見ながら「スーパー・ルフウタイム」と言う新語を思いつき、ルフウが何かする度に心の中でつぶやくと楽しいw 映画や舞台と一番キャラが違ったけど、これはこれで私はよかったと思う。監督なんでこんなにルフウに思い入れあるの?ルフウは完全にキャラとして救ってもらったね。

 

新キャラは、キャラの立つ脇役が増えて、旧来のキャラにとっても、よかった。舞台版が好きな人なら、新キャラたち作ってくれてありがとう!って感じかもw

 

あと英語版の歌声について。役者さん本人が歌ってるんだよね。独仏伊語はセリフと歌別の人が多いから気になった。エルサみたいに超上手い忘れられない歌声!みたいなのは、あったかなぁ。。みんな上手かったけど、うおーって感じにはならなかったから、本職のミュー歌手が吹き替えた方がいいのかも。

 

●新曲旧曲ネタバレ

 

曲新曲が入った代わりに、舞台版で増えた曲は全カット。これは個人的にマイナス。映画館から出てきて「わが家」と「愛せぬならば」をずっと歌って帰った。舞台版ファンからすると、歌飛ばしたら気持ちが宙に浮いてついて行かない。あんな名曲なのに削るなんて、権利関係の問題?

 

「わが家」はこの作品で一番好きな曲なので、ほんとこの気持ちをどうすれば。。けど、インストで出てくるので、その時はじっくり味わいましょう。新曲の印象はそこまで強くない。削った曲とものすごく似た曲があって、さらに意味不明w

 

●盛り上がったシーン

 

実写版美女と野獣で私が一番盛り上がったのは、ビーアワゲスト♪でもガストン♪でもなく、Mob Songだわw ガストンが超カッコよかったし、あの辺になってやっと話にエンジンかかってきたからかな。てか、この話で魅力的なキャラは、一位ガストン二位ルフウw (個人の意見ですw)

 

某最近の人気ディズニー映画にそっくりの新設定があって、これみんな似てるってわかるよね。。サウンド・オブ・ミュージックっぽい一シーンにニヤリw お城も中世も大好きなので、これでもかとお城や村が映るのは至福の時でした♪

 

美女と野獣のチップって何歳なんだろう?と思ってたら、実写版ではうちの5歳児と同じくらいに見えて、過去に感じたことのない感情が。。ってことは私はポット夫人と同世代?って気づいてビビったw 私はポット夫人みたいに落ち着いて大人っぽい母親ではないなーw


最後のシーン!私がまだドイツ語ゼロだったころ、ウィーンでロングランしてた伝説の「美女と野獣」見た時、最後の決めセリフだけは理解しなくては!と、見る直前にIch liebe dichだけ憶えて観劇したんだよね。その事思い出して泣いたよ!ウィーンで20年経ってまたこの作品見てるー!って。

 

●どのバージョンを見てる前提?

 

実写版美女と野獣のレビューをちゃんと読んでから見たい人は、IMDBの英語のレビューを読んでみてはいかがでしょう?アニメだけ見て舞台見てない人が書いたのがほとんどだけど、全体の感じはわかると思う。私の感じたこと、結構みんな書いてた。

 

実写版美女と野獣、レビューを読んで回ったけど、舞台版を見た人のレビューが少なすぎる。。世間的にはアニメ→実写の人が圧倒的に多い模様。これ舞台見た人と見てない人の感想は結構違うかも。方向性は似てるけど、度合いが違う感じかな。舞台版が名作すぎると再確認。

 

●まとめ

 

まだまだ言い出いことはいっぱいありますが、とりあえず極力ネタバレ無しのレポはここまでにしておきます。

 

映画見終わった方は、これから怒涛の勢いでアップされる、美女と野獣映画レポ(ガッツリネタバレ版)をお楽しみに!

 

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)英語版サウンドトラック Beauty and the Beast

 

アニメ映画「美女と野獣」(1991)ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Schöne und das Biest

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2014-09-17 07:56 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

いつかやりたいなーと思っていたら、気分が乗ったので、レット・イット・ゴーのサビの部分を5か国語対訳にしてみました。

 

ドイツ語&英語&トルコ語版DVD
 

イタリア語以外は勉強したことある/話せる言葉なので、結構楽に訳せたかなー。イタリア語も読むのは楽だし、スペイン語と似てるので、半分くらいは自分で訳せた気がする。

 

なんだか、日本語の歌詞が文脈に沿ってなくて、ヒット曲用にストーリーと独立した訳になってしまっているっていう批判もよく聞くけど、それぞれの言語で、色々工夫や苦労してるんだなーって思いながら訳してました。

 

実は、一番訳しにくかったのは、原語としては一番できるはずの英語だったのも意外。「解き放つ」と訳してはみたけど、Let it goっていうフレーズ自体が訳しにくいのかな。

 

あとは、フランス語のLibérée, DélivréeがのDélivréeがDeliveredという意味じゃなくて、Releasedっていう意味なんだけど、「自由になった、配達された」って訳を間違えているサイトが多いなーと思った。

 

ドイツ語版はめっちゃ訳しやすかった。かっちりしてて明快。イタリア語は唯一英語にしてから日本語にしたけど、ラストの「寒さこそ私の我が家よ」って訳がなんだか素敵。スペイン語は「Libre soy, libre soy」のシャウトが、他の言語よりなんだか解放感があって好きだわー。

 

というわけで、五か国語対訳行きますー。

 

<日本語版>

 

ありのままの 姿見せるのよ

ありのままの 自分になるの

何も怖くない 風よ吹け

少しも寒くないわ

 

<英語版>

 

Let it go, let it go

Can't hold it back anymore

Let it go, let it go

Turn away and slam the door

I don't care

what they're going to say

Let the storm rage on.

The cold never

bothered me anyway

 

解き放つ、解き放つの

もう抑えられない

解き放つ、解き放つわ

背中を向けて扉を閉めるの

人の云うことなんて

気にしない

嵐が吹き荒れればいいわ

寒さはどうせ

気にならないのだから

 

<ドイツ語版>

 


ドイツ語版CD

 

Ich lass los, lass jetzt los.

Die Kraft sie ist grenzenlos.

Ich lass los, lass jetzt los.

Und ich schlag die Türen zu.

Es ist Zeit, nun bin ich bereit!

Und ein Sturm zieht auf.

Die Kälte, sie ist nun

ein Teil von mir.

 

自由になる、今自由になるの

力は無限大

自由になる、今自由になるわ

扉を閉めるの

時が来たわ、準備はできた

嵐がやってくる

寒さはもう私の一部。

 

<フランス語版>

 


フランス語版CD

 

Libérée, Délivrée

Je ne mentirai plus jamais

Libérée, Délivrée

C'est décidé, je m'en vais

J'ai laissé mon enfance en été

Perdue dans l'hiver

Le froid est pour moi,

Le prix de la liberté.

 

自由になって、解放されたの

もう嘘はつかない

自由になって、解放されたわ

もう決めた、行くことにする

子供時代は夏に置いてきた

冬に埋もれて

寒さは、自由の代償だわ。

 

<イタリア語版>

 

イタリア語版CD

 

D'ora in poi lascerò

che il cuore mi guidi in po',

scorderò quel che

so e da oggi cambierò!

Resto qui, non andrò più via,

sono sola ormai,

da oggi il freddo è casa mia!

 

今から出ていくわ

心が私を導く

慣れ親しんだもの忘れ

今日変わるの

ここに立って、留まるのよ

一人になったわ

寒さこそ私の我が家よ

 

<スペイン語版>

 

スペイン語
(ラテンアメリカ)版CD

 

Libre soy, libre soy

No puedo ocultarlo más

Libre soy, libre soy

Libertad sin vuelta atras

Qué más da, no me importa ya

Gran tormenta habrá

El frio es parte tambien de mí

 

自由、自由よ

もう隠れない

自由、自由よ

振り返らない自由な

もう誰も気にしないし

気にならない

大嵐が来るわ

寒さも私の一部なのよ

 

 

なかなか訳してて楽しかったです。

 

実は、この5か国語対訳は、ショップでアナ雪CDやDVDをお買い上げのお客様へのおまけチラシとして入れるつもりで作ったんですが、このおまけチラシの方には、上記の原語と日本語訳の他に、カタカナ版も付いています。

 

カタカナ版さえあれば、5か国語(日本語入れたら6か国語か。。)で歌えてしまうという、優れもの!今からアナ雪CD&DVD買った方はラッキーですね♪

 


フランス語&
英語版DVD

 


イタリア語&英語版DVD

 


スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD

 


カラオケCD

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2014-07-17 00:07 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

「アナと雪の女王」各国語版をウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールドにで取り扱うために色々調べているうちに、やたら各国語版タイトルに詳しくなってしまいました。今日はトリビア第三段です。

 

それぞれの国の言葉で、「アナと雪の女王」ってなんていうか知っていますか?アンデルセンの「雪の女王」を元にしたお話ということを踏まえて、考えてみてください。

 

まず英語版はFrozen。「凍ってしまって」といった感じのニュアンスでしょうか。

 

ドイツ語版はDie Eiskönigin - Völlig Unverfroren となります。直訳すると「氷の女王」で「完全凍解」という副題が付きますが、この副題がダブルミーニングで曲者です。

 

「完全にVoellig」と「溶けてしまった状態Unverfrohen」と単純に訳せそうですが、Unverfrorenという単語には、Verfroren(完全に凍ってしまった状態)の否定形(Un)という意味だけでなく、「大胆な、臆面もない」といった意味があり、そうなると、副題は「とっても大胆な」といった意味がダブルミーニングになるわけです。

 

副題に雪や氷から連想させる「完全凍解」とストーリーのワクワク感を想像させる「とっても大胆な」ダブルミーニングを持たせるなんて、なかなか奥が深いですね。

 

ちなみに、前作「塔の上のラプンツェル」も英題がTangled(もつれて)で、ドイツ語題がRapunzel – Neu verföhntと、似たような構成になっています。

 

ラプンツェルの副題、Neu verföhntっていうのも実はダブルミーニングで、verföhntはそれ自体で英語のTangled(もつれてしまった)という意味がありますが、Neu (Newly) が付くことで、本来のföhnen(ドライヤーで乾かす)の意味が浮き出してきて、「髪を乾かしたばかりの」という意味にもなります。

 

つまり、ラプンツェルの副題は、Tangled(英題と同じ「もつれてしまった」という意味)と、「髪を乾かしたばかりのラプンツッェル」というのダブルミーニングになっているわけですね。

 

こんな副題の凝った言葉遊びは、ドイツ語版だけに見られる特徴です。英語版も過去分詞一単語で、ぱっと見では原作タイトルが分からないという仕掛けはありますが、そこまで複雑ではないですよね。

 

「アナと雪の女王」ドイツ語版サウンドトラックCD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

かなりドイツ語のダブルミーニングで脱線しましたが、残りの言語のタイトルを一気にご紹介します。

 

フランス語では、結構そのままLa Reine des Neiges (雪の女王)となっています。

 

「アナと雪の女王」フランス語版サウンドトラックCD La Reine des Neiges

 

イタリア語はIl Regno di Ghiaccio 。氷の王国、という意味です。

 

「アナと雪の女王」イタリア語版サウンドトラックCD Il Regno di Ghiaccio

 

オランダ語版は、Frozenのままで、オランダでのタイトルは作っていません。

 

「アナと雪の女王」オランダ語版サウンドトラックCD

 

スペイン語、ポルトガル語は、ヨーロッパのスペイン、ポルトガル版と、南米のスペイン語圏、ブラジルとの二種類ずつあるのが興味深いです。

 

スペインのスペイン語:El reino del hielo

ラテンアメリカのスペイン語:Frozen: Una aventura congelada

 

ポルトガルのポルトガル語:Frozen - O Reino do Gelo

ブラジルのポルトガル語:Frozen - Uma Aventura Congelante

 

「アナと雪の女王」スペイン語(ラテンアメリカ)版サウンドトラックCD Frozen: Una aventura congelada

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

スペイン語とポルトガル語で言語は違うとはいえ、ヨーロッパの2国はよく似ていますね。日本語に直すとどちらも「氷の王国」です。一方、ラテンアメリカでは、スペイン語もポルトガル語も「凍った冒険」となっています。

 

こうやって見ていると、前半は「雪」より「氷」派の訳題が優勢で、後半は「女王」派と「王国」派どちらもあるといった感じですね。

 

というわけで、いろいろ調べているうちに少し賢くなってしまった気がします(笑)

 

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2014-07-15 00:04 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールド「アナと雪の女王」各国語版CDとDVD を入荷する準備中に知った、色々なトリビアをご紹介します。

 

 

今日は、どの国で何語を収録するか?という話題です。

 

日本で購入できるDVDは、日本語版と英語版の音声と字幕が含まれていると思います。

 

ヨーロッパでも、多くの国では、自国語と英語の音声と字幕をつける場合が多いのですが、今回面白い発見がありました。

 

ドイツ語版DVDは、ドイツ語と英語の他に、トルコ語が収録されているんです。これは、ドイツ語圏にトルコからの移民が多く、需要が多いからです。隣国でもないトルコの音声を含めてしまうなんて、太っ腹ですね♪

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

そして、スペインのスペイン語版DVDには、ポルトガル語とカタルーニャ語が収録されています。ポルトガルは隣国ですので、わざわざポルトガル語でDVDを製造するより、スペインと同じ市場で売ってしまったほうが経済的と言うのはわかります。

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

カタルーニャ語と言うのは、スペイン東部のカタルーニャ地方(バレンシア地方の近く)で話されている言語で、スペインではバスク語、ガリシア語と共に地方公用語となっています。

 

その中でもカタルーニャ語だけが収録されているのですが、スペイン国内や、主にカタルーニャ地方とその周辺でとても有力な言語であるために、採用されたと考えられます(特別に補助金を出して、カタルーニャ語のソフトウェアなどを作らせる場合もあるほど、普及に力を入れている言語です)。

 

こうやって見ていくと、DVDの収録言語でも、お国柄が出るんですねー。

 

 

しかし、カタルーニャ語版の音声が収録されてるくらいなら、オーストリア方言のドイツ語で1バージョン作って欲しかったなー、なんて思ったりしてしまいます(笑)。

 

オーストリアの映画の吹き替えは、9割以上がドイツで、ドイツ人の俳優が吹き替えた、標準ドイツ語のものが使われていて、わざわざオーストリアのドイツ語で吹き替えなおすことはほとんどありません。

 

けれど、オーストリアのドイツ語吹き替えという試みもないわけではなく、私が知っている中では、映画「ベイブ」(あの子豚が歌うお話です)は、オーストリアで放送されるときは、オーストリアのドイツ語で吹き替えられていて、とても微笑ましいです。

 

<大陸によって異なる言語と配役>

 

また、ヨーロッパのスペイン語ラテンアメリカのスペイン語は発音や単語が微妙に異なることで知られていますが、この映画に関しては、全く別の役者が全く別のセリフを吹き替えています。それだけでなく、映画の訳題、歌のタイトルまで全く異なるという徹底のしようです。

 

「アナと雪の女王」スペイン語(ラテンアメリカ)版サウンドトラックCD Frozen: Una aventura congelada

 

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

フランス語も、フランスのフランス語とカナダのケベックのフランス語では多少異なります。こちらは映画タイトルや曲名はそのままで、吹き替えの役者だけ別になっています。

 

各国語版だけでなく、同じ言語間での聞き比べまで出来てしまうという、なかなか奥の深い「アナと雪の女王」。みなさんも興味のある言語で聞いて、一緒に歌ってみませんか?

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2014-07-13 00:08 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

前回の記事で、ウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールド「アナと雪の女王」各国語版CDとDVDが入荷したお話を書きましたが、その準備中に知った色々なトリビアをご紹介します。

 

 

当ショップでは、全キャストアルバムに配役と役者名を並べて明記すること、全収録曲名を明記することを心がけています。

 

特に前者の役名と出演者情報の併記は、世界中どこのミュージカルCDショップやデータベースを探しても見つからない情報で、当ショップ独自でまとめたものです。(出演者名を並べただけの情報は簡単に見つかりますが、役名と対応するように表記されたデータベースは、自称ミュージカルCDマニアの私が調べたところでも、他にありません。)

 

こんな情報誰が必要なの?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私自身があればいいなあ、と思っていたデータベースなので、ミュージカルCDマニアの方で、「こんな情報が欲しかった!」っていう方もいらっしゃるかもしれません。

 

というわけで、今回も各国語版の出演者情報をそれぞれの言語で掘り出して併記するのに苦労しましたが、CD紹介もこれで充実しました!

 

 

特に「アナ雪」は、国によってはセリフと歌の役者が異なることもあり、調べるのは結構大変でした。。日本語版や英語版、フランス語版、イタリア語版、オランダ語版は、セリフと歌が同じ役者ですが、ドイツ語版とスペイン語版は、セリフと歌の役者が異なります

 

 

<ドイツ語版とフランス語版出演者ご紹介>

 

では、声の出演者の過去の出演作品ご紹介します。どこかで聞いたことがある声かもしれませんよ!

 

英語版のエルサのイディナ・メンゼルは、レントのモリーンやウィキッドのエルファバなどの役で出演していたことは、今回の映画で初めて知った方もいらっしゃるかもしれません。

 

ドイツ語版のエルサ(歌)はもエルファバ役者だったり、エリザベートでシシィを演じたこともあるWillemijn Verkaikで、ドイツ語圏ミュージカルに詳しい方は、名前を見たことがあるかもしれませんね。。

 

また上記の、ドイツ語版エルサの歌を担当するWillemijn Verkaikは元々オランダ人ですので、オランダ語版「アナ雪」では、歌とセリフどちらも担当しています。一人で二ヶ国語で演じているなんて素敵ですね。

 

 

こちらの25国語版レット・イット・ゴーでは、英語版、フランス語版に続いてドイツ語、オランダ語となっていますが、、このドイツ語とオランダ語が同一人物の声です。

 

「アナと雪の女王」ドイツ語版サウンドトラックCD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

「アナと雪の女王」オランダ語版サウンドトラックCD

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

フランス語版のエルサは、ロミオ&ジュリエットでジュリエット役をやっていたこともありますが、残念ながら彼女の歌声はロミオ&ジュリエットのCD等には収録されていないようです。フランス版のドラキュラ(ワイルドホーン作品ではなくDracula: L'Amour Plus Fort Que La Mortという別作品)のCDでは、彼女の声を聞くことができます。

 

「アナと雪の女王」フランス語版サウンドトラックCD La Reine des Neiges

 

「アナと雪の女王」フランス語&英語版DVD La Reine des Neiges

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

応援クリック ありがとうございます!

 

2007-09-13 20:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
日本では公開まだなのねー。ずーっと前からポスター見てていきたかったんだけど、今日ぽっかり時間が空いたので(ほんとはRobに会いにカルメン・クバーナ見るはずだったけど売り切れで。。)、見たがってた友達を誘って映画館へ。

で、感想はーーー!!!!楽しいーーーー!!!!超ハッピー!!!!!!面白かった!!!!これはお勧め!!!底抜けに楽しいよ!!それに、ミュージカルファンじゃなくても楽しめる。一緒にいった子はミュージカル絶対見ない人なのに、この映画は超楽しかったって言ってたし!

最初のGood Morning Boltimoreは正直、「ああ。やっぱり突然歌う系の映画かも。。」って感じだったんですが、2,3曲歌ったあとではもう全然違和感なし。まあ、歌と踊りのシーンはテレビのシーンとかが多くて、歌が第一というより、踊りのシーンのための歌って感じだったから違和感が少なかったのかも。

なんか、もう音楽が超楽しいし、踊りがいい!!!!盛り上がる!!!!生で見ても面白かっただろうなーと前半は思ったけど、後半は映画ならではの演出に大満足。パパママの衣装が豪華になるところと、写真が動くところ(ハリポタみたいだ。。)が映画でよかった!と思ったよ!

それにダンスシーンがこれでもかって言うくらい豪華!!!にぎやかな曲だし客席で自然に踊ってしまうくらい(多分私のいすはぎしぎしいってたかも。。)ほんと、楽しかった!!!

しかし、この映画、なんと言っても一番はキャストでしょう。。1000人オーディションから大抜擢されたというトレイシー役の子が嫌味がなくて元気でかわいい!!!

しかし、やっぱり一番はトレイシーのママ役のジョン・トラボルタ。もう、天才としか言いようがない。。女装が似合いすぎ。声が低いのもすぐに気にならなくなるし、ダサい服も派手な服も妙に似合ってる。。そして、あの天才的ダンス!!!!動き出したらもう、あの動きはやっぱりありえん!!!!さすがトラボルタ!!基礎が違うよ!!!!何であんなに詰め物して太ってるのにあそこまで動けるんだ!!!!!そして歌まで!!!!ダンスばっかり見てて歌ちゃんと聞いてなかったけど、サントラで聞きなおしてみよー!!!

どうやら、監督(シカゴと同じ)はトラボルタ出演説得に一年かかかったらしい。シカゴ出演は結局拒否したらしいからね。。(トラボルタがビリー役だったかと思うとちょっと作品のイメージ変わるなあ。)しかし、この役は超はまり役!!!!さすがだったわ。。。あのグリースのトラボルタが女装とはね。。。

ほかのキャストも秀逸。トレイシーの友達のひょろっとした子もとぼけてるようで最後はセクシーにかっこいいし、トレイシーパパなんて超脇役かと思ったらママとラブラブで踊るし!!!(この洗濯干してるシーンが超楽しかった!!!!ちょっとプロデューサーズのウーラとレオの踊りのシーンを思い出したよ。。)

そして、ちょっと惚れそうだったのがリンク役のザック・エフロン君。顔全体というより、マユゲが超タイプだ。。。やばすぎる。。。ちょっと調べたら、ハイスクールミュージカル主役らしいぜ!!!!(サントラまだ聞いてないし)あと、映画フットルースも出るらしい(フットルースストーリー知らないけどRobがやった役かな?)。やばい、これは見なければ!

あ、あと、シカゴでママ・モートンだったクィーン・ラティファがやはり貫禄ですね。(やば、RobのバンドもMortonだった。。)歌になると安心するわー。ソロはシカゴより多いし。サントラ聞きなおさなきゃ。。。

クィーン・ラティファの息子役と娘役のダンスのうまさもありえん。娘、歌もめちゃめちゃうまいし。。。

しかし、このお話はシンデレラストーリーだけじゃなくて、黒人の差別問題を引っ掛けてるところがうまく出来てる。最近私が60年代づいてるので(ヘアーとかさ)、余計気になるのかもしれないけど、60年代ってすごいよね。。まさかテレビまで分けられてたとは思わなかったわ。。

しかし、客席で私だけが爆笑してたパロディシーン、ミュージカルファンと分かち合いたいんだけどーー!!!前ヘアー見た時にドリガパロディーで爆笑したんですが、ヘアスプレーもドリガが!!!!ネタにしやすいのか???

とりあえず、派手な衣装の黒人3人組がドリガ的に歌ってるシーンがあったんだけど「ま、そういう時代だし偶然かなー」と思ってたら、次のシーンで三人娘のポスターが!!!!!三人娘のユニット名はダイナマイツDynamites!!!ドリガのドリメッツとそっくりじゃないか!!!!決め手は曲名。これはそのままOne Night Only!!!!ありがとう!分かりやすいパロディーで!!!!!!!これ見て爆笑したんですが(とくにダイナマイツという名前に。。)、客席で私だけだったので目立ってしまったよ。。。映画見る人は要チェックだ!!ほかにもパロディー隠れてるかも。。。

というわけで、大急ぎ感想でした。これはお勧め!時間があったらリピートしたいなあ!!!!
2007-07-25 10:42 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
来週Robのヘアー見に行くわけですが、予習しないとなーと思いつつ、あまりCDも聞く時間ないなあ、っていうか、ビデオ見ないと。。と思ってたら、昨日テレビで偶然やってた!なんてタイミング!!ま、見たのは途中からで多分後半2/3くらい見た感じかな。あとで前半はビデオで見直すよ。

ヘアーって何となく、時代遅れやら何らや言われてますが、はっきり言ってすごいいい映画だと思った!!やられた!!って感じ。もう、あんな発想無理。音楽、振り付け、歌の入り方。もう、オリジナルすぎる!!!

まあ、JCS映画も最初は受け付けなかった人なので、60年代文化への慣れがキーになると思うんだけど、60年代ヒッピー面白!って思う人はヘアー見たら超わくわくすると思うよ!父親の世代だけど、生き生きしてるし、テンションめちゃめちゃ高いし!

色々とレビュー読んでると、オープニング(見逃した!)がすごいらしい。あと、前半はちょっとだれるが、後半がぐいぐい進むらしい。ふむふむ。前半どんな感じなのかな。

あらすじは、ベトナム戦争に徴兵されるクロード(マジメ君)がアメリカでの最後の日々を楽しもうとNYにやってきて、ヒッピーのバーガー(長髪ワイルド)に出会う。クロードは上流階級のシーラに一目ぼれするが、すぐに徴兵され、訓練のためネバダに送られ、バーガーやシーラと離れ離れになる。バーガーたちヒッピーとシーラはクロードに会いにネバダまで車で駆けつけ、最後の再開を果たす。そして衝撃の入れ替え劇が。。

最後は驚いた。いや、一番怖い結末で、びくびくしたよ。すごい皮肉だ。。。この映画すごいわ。。。

どうやら、調べたら映画と舞台の結末は違うらしい。。映画はクロードはマジメ君で、ヒッピー文化に触れて感化される→徴兵&訓練→驚きの結末、なんだけど、舞台はクロードは元々ヒッピーで、他のヒッピーが召集令状を燃やす中、クロードだけは徴兵される決意をする、という内容。確かにヒッピーと戦争の対立を描いてはいるけど、内容全然違うね。。

で、Robがマジメ君クロードすると思ってたんですが、どうやらクロードはMarkで、カリスマ長髪ワイルドヒッピーのバーガーをRobがするらしい。そして、映画ではクロードの恋人、舞台では二人共に恋するシーラをRobの奥さんSabineが。Robは黒髪長髪の役で刺青も活かせる役だし、なかなか出番が多そう。バーガー、クロードとも脱ぐシーンも多そうだしねー。

●歴史背景

どうやら、今年はヒッピーの何かの記念の年らしく、テレビやラジオでヒッピー解説の番組が多いよ。Summer of Loveの40周年だったかな。ウッドストックの記念日かな。とにかく、テレビつけたら60年代ばっかり。最初はふうんって思ってたけど、ヘアー見たら60年代気分になってきた。

実はヘアーの続きで、60年代ヒッピーの歴史的背景をヘアーと絡めて解説している番組があってすごい勉強になった。日本の運動の様子も映ってたよ。そういえば、父親は大学の受験か入学式かに思いっきりかぶったとか言ってたなあ。それに、昔の写真見たら長髪だったしと思うと、そういう時代がすごい身近に思える。

そういう時代背景とベトナム戦争、ヒッピーの流れって調べてみるとほんと面白い。時代って文化なんだね。そして、その中、当時のミュージカルは全て政治的意図を持って作られていたと言うのが新鮮。メッセージのない作品なんて舞台に上げる価値はないといった考え方で、ヘアーもそんな中ブロードウェイで上演され、世界中で大ヒットとなったわけです。舞台が世界中の若者に火をつけたんだね!すごい影響力だなあ。今はそんな政治的な作品なんてほとんどないしね(かろうじてレント?しかし、どちらかと言うと最後はラブストーリーだし)。

ヘアーは戦争反対という明確なメッセージのほかにも、人種差別、同性愛差別に反対の姿勢があり、メッセージを全て内包してる。それに、戦争反対のメッセージをあんなに皮肉な形でラストに使うとは。。あのラストを思い出すと身震いする。。

あと、「ヘアー」と言うのは、ヒッピー文化の象徴の長髪のことで、映画ではバーガーが「ヘアー」代表。(おそらく舞台ではクロードもバーガーも全員。)バーガーは両親に「髪を切れ!」といわれるが、絶対に切らないというエピソードもある。

解説によると、ヒッピーにとって髪の毛をぼーぼーに生やすことは、自然回帰、支配されない生き方、制服(軍隊)に縛られない生き方を指す、重要なシンボル。その自慢の長髪をバーガーは友人クロードを連れ出すためにばっさり切ってしまう。象徴的だー。しかし、髪を切ったことがバーガーの破滅につながるんだけどね。。。

というわけで、映画とそのあとの解説番組で60年代にかなり詳しくなったよ。親の世代はあの中で普通に生活してたんだねー。私の子供の世代は、21世紀始めをテレビで見てどう思うんだろう。。
2005-10-21 14:50 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
どこかでオペラ座の怪人レポが流行ってるので(笑)私も流行に乗らせていただいて、2005年のお正月辺りに書いたレポを引っ張り出してみます。
って、ほんとは昨日エリザ見たので、そのレポもアップしなきゃ!!!

===

ファントム映画(英語版)、見てきました!!!!(正月から。。)というわけで、感想行きます!

●全体

はっきりいって、最高にお勧めです。数回見てもいいかも。一回では見逃してしまうディーテールもあるかもなので。だって、私みたいに口ぱくで歌いながら目をつぶって歌を堪能する場合、スクリーンは見てないこともあるでしょ?(そんな人いないか。。)なので、何回か見て、全部押さえたほうがいいかも!

とりあえず、舞台版の正確な再現プラス細かい場面の作りこみプラスちょっとしたエピソードの挿入という感じです。舞台のいいシーンは全部うまく取り込んであるし、ストーリーもほとんど変えてません。(注:ストーリーの変更はないけど、解釈の範囲で演技が違ったり、追加のシーンがあったりはするけど。)舞台を見た人は、「映画の値段で舞台が見れる!」という、超お得感があります。ただ、やっぱり、生で歌ってるという点では、舞台のほうに軍配が上がるけどね。(映画は時々口がずれる。。。)

ストーリーはエビータのようにだれたりせず、盛り上がりとおとなしいシーンがうまく交互に入っていて、飽きさせません。キャラの作りこみも舞台より凝っていて、私的には舞台版より納得。歌は、舞台版とほとんど一緒。ほんのちょっと省いてるところもあると思うけど、歌わずにせりふで言ったり(そういうときには、オリジナルのメロディーがバックで流れる)して、あまり違和感がない。私の好きな「だ~れなんだその声は」は省略されてました。残念。。

特に圧巻のシーンは、マスカレードとお墓のシーン。マスカレードは、ちょっと最初は地味かなと思ったんだけど、一番の盛り上がりで、階段のところで舞台と同じ振り付けをするの!!舞台ファンには、超興奮しどころ!!!

お墓のシーンは、あの、ファントムのちっちゃいびっくり火花ではなく、ラウルとファントムの殺陣がまともにあるので、舞台版よりリアルでよい。

あとは、細かいエピソード(ファントムがどうやってオペラ座に来たか、マダム・ジリイとファントムの関係、後日談など)が細かく入っていて、舞台で省かれていた疑問点がうまく解決してます。ちなみにこういう細かいエピソードは、原作(ガストンルルー)か、2冊本の「ファントム」から取られています。2冊本のファンの私としては、この本からちょっとでもエピソードが入っていたのでうれしい♪

なんか、いくつかムーランルージュを髣髴とさせるシーンがあったんだけど、気のせいかな?

一応、私以外の意見も参考までに書いておくと、一緒に行ったミュージカル中立派の友人曰く、もうちょっとドラマチックなものを期待していたとのこと。つまり、舞台舞台しすぎていて、映画らしくなかったって。この人は、一般人(マニアじゃないという意味でw)なので、やっぱりちょっと歌が長いなあと感じたらしい。舞台だと歌ーーーーー♪っていう感じで生を堪能できるんだけど、映画だと、一般人にはちょっと歌は長く感じるみたい。私的には、歌の長さはこのままでOKなんだけどね。というか、歌を省略されたらえらく怒ったと思う。

ということで、全体的には、最高にお勧めです。ミュージカルファンとしてみると、待望の一作の期待に沿う、とてもおいしい映画です。

(キャラクター編、ストーリー編に続く)