2017-04-26 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

さて、実写版「美女と野獣」のレポ、今回はかなり前から話題になっている、同性愛と人種問題について考察してみました。

 

私の個人的な感想なので、こればっかりは人によって感じ方は違うと思いますが、まあ、同性愛も人種問題にも、普段比較的寛容な立場から書いてみました。

 

●同性愛問題ネタバレ考察

 

同性愛については、新設定ではあるけど、何が問題なのかわからないくらい、私的には自然だった。むしろこの方がいいよw ミュージカルの世界ではゲイが多いからそういう設定も多いし、ミュージカル王道だよ、この流れはw 私はこのキャラは新設定の方が深みが出て好き。

 

●人種問題ネタバレ考察

 

アンサンブルの人種がミックスで不自然。これは人種間恋愛がどうというより、普通に歴史モノとして不自然。それにミックスとか言ってもアジア系全然見なかった(日系のダンサーさんがいたらしいけどみつけられなかった。。)し、ミックスにした意味が作品から読み取れなかった。

 

意図があって歴史ものの王道から逸脱するなら、作中で理由が説明され然るべきだと思うんだけど、どうだろ?ファンタジーの理想郷の村だから?じゃなんで実在の地名が出てくるの?あの地名で一気にファンタジー感消えたよ。

 

言いたいことはわかるよ。寛容の世界。同性愛に関しては成功してたと私は思ったけど、人種問題はどうかな。。こうするなら設定を現代のフランスにして、魔法の鏡をスカイプにして欲しかったなw それなら、あの人種の割合も超納得どころか、良くやった!って思うかなw。

 

てかさ、美女と野獣のあの村を現代にして、城だけ魔法で時間が止まった世界ってことにしても、お話成り立つよね、きっと。もしかして、そこまで考えさせるのが、人種ミックスの意義だったのか?(いや私妄想しすぎだからw)

 

●マイノリティ要素についてさらに考察

 

人種やゲイ要素を取り込んだ実写版美女と野獣。寛容の精神を入れたかった気持ちはわかるよ。けど、ガストンが「異なる存在」である野獣を殺すよう、デマゴーグとして人々を焚きつける醜さを強調した方が、深みが出たのでは?今の世の中に蔓延する、よそ者vs扇動者の構図こそ風刺対象にすべきかと。

 

最近こういうテーマに敏感な私でも、ガストンがデマゴーグには見えなかった(ただの声のでかいハンサム兄ちゃんw)から、そういう風刺の意図はなかったと感じた。焚き付けられた民衆の怖さも感じなかったし。だってお城の戦いのあとの村人のめでたしめでたし感w さっきまで殺す言うてたやんw

 

あと、同性愛に嫌悪感を示したガストンは因果応報だけど、人種間恋愛は全然OKなんだ。野獣や同性愛が嫌いな人は、人種間恋愛はもっと違和感示すタイプかと思った。てか、三人娘あたりを人種混合にして欲しかった。で、みんなガストンとイチャイチャしたら人種天国徹底してるよね。

 

ウィーンミュージカルの世界では少なくとも、今の世界の排他的でデマゴーグ的風潮に疑問を呈する作品を作ってるし(ドンカミッロとかメサイヤロックスとか)、少なくともマイノリティを取り上げて違和感煽るなら、そこに意味や主張が欲しい。マイノリティキャラを沢山出した理由が読み取れないので、出しっぱなし感ある。

 

歴史モノで人種混合といえば、ウィーン再演版モーツァルト!の男爵夫人だけど、あれは全く違和感なかった。斬新な現代演出と、今でも着れるモダンなドレスの中に、細心の注意を払って配置してたのがよーく見て取れたから、逆に肌の色の違いは芸術には関係ない、というアピールになってた。

 

「異なるものvs扇動された民衆」、ってテーマで見ると、オペラ座の怪人の「怪人を捕まえろ♪」の所とか、日本版JCSの裁判の時に殺せと怒鳴る民衆とかあって、美女と野獣のMob Songもその代表的なものだと思ってたのに、実写版だと、ただの横恋慕に村人を巻き込んだけじゃんw

 

というわけで、マイノリティを出すからには、出しっぱなしではなく、そこに何らかの主張が欲しいと思った「美女と野獣」でした。それが、ルフウでは成功している(というか、ルフウの性格付け自体が物語を深くしている)と思ったけど、人種ミックスは宙ぶらりんだったなー、と感じたのでshチア。

 

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2017-04-24 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーンで一足先に、3/30に実写版「美女と野獣」見てきました。後ほどネタバレしまくりレポもアップしますが、とりあえず今回は、極力ネタバレ無しで行きます。けど、もしかしたらちょっとネタバレしちゃってるかもしれないので、まっさらな状態で見たい人は、映画見終わってから読んでくださいねー。

 

あ、それと、ちょっと宣伝になっちゃいますが、うちのショップ「ウィーン・ミュージカル・ワールド」で、美女と野獣の各バージョン、各国語版CD絶賛お取り扱い中です!

 

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●全体の感想

 

実写版美女と野獣、ざっくり感想を言うと、「前半舞台との違いが気になってヤキモキしたけど、後半新設定とか出てきて引き込まれた!」って感じ。最後は結末わかってても鉄板で泣かせに来るねー。作品に思い入れありすぎて、あれ?ってツッコみたいとこも結構あったけどw

 

しかしこの映画のメインターゲットは誰なんだ?アニメ版見て、舞台見てない人?完全初見の人?舞台も見た人?私の印象では、ライト層向けな気がするんだけど。舞台にどっぷりだと、前半そこでなぜそうなる?!って結構気になるよ。後半はおお!そう来たか!ってなるから不思議。

 

あと、3Dで見た方が良さげな演出が多々。逆に3Dじゃないと「うーこれ3Dならこう見えるだろうに!」ってなるw スタッフロールで協賛スワロフスキーって書いてて、すぐに絶対あそこだwって分かったよw だめだ、どこまで書くのがネタバレなんだろうw

 

 

●キャラ別感想

 

個人的にビーストはアップ少なめシルエット多めで、動物っぽい予期できない超人的動きで神秘性を出してほしいんだが、映画では直立&顔のアップ多めであまり怖くなかった。舞台では、遠くてよく見えないからこその、未知のものへの怖さが強調されてたな。舞台また見たいなー!!!愛せぬならば!!

 

ベルはなんていうか、思い入れありすぎて私には語れないw ハーマイオニw 設定がほんの少し違って(ビーストの設定もほんの少し違う)、ほんの些細な違いなんだけど、弱めの伏線的な感じにはなってるのかな。必要な設定かは分からないけど(個人的には削った設定の方が好き)。

 

ガストンやばい。好みすぎるww ずっとニヤニヤしてた。もっと見てたかったw 夢に出てきてほしいw 王子はなんか最後顔出た時、お客さん結構笑ってたwあれはファンの人かな?私は普通におーって思ったけど。

 

ルミエールがユアン・マクレガーで、コグスワースがイアン・マッケランで、ポット夫人がエマ・トンプソンで期待してる人!私はそんな人になんと声をかければいいのか。。疑わず、希望を捨てないで、って言えばいいのかなw ユアンくんのキラッキラの笑顔に癒された♪

 

映画見ながら「スーパー・ルフウタイム」と言う新語を思いつき、ルフウが何かする度に心の中でつぶやくと楽しいw 映画や舞台と一番キャラが違ったけど、これはこれで私はよかったと思う。監督なんでこんなにルフウに思い入れあるの?ルフウは完全にキャラとして救ってもらったね。

 

新キャラは、キャラの立つ脇役が増えて、旧来のキャラにとっても、よかった。舞台版が好きな人なら、新キャラたち作ってくれてありがとう!って感じかもw

 

あと英語版の歌声について。役者さん本人が歌ってるんだよね。独仏伊語はセリフと歌別の人が多いから気になった。エルサみたいに超上手い忘れられない歌声!みたいなのは、あったかなぁ。。みんな上手かったけど、うおーって感じにはならなかったから、本職のミュー歌手が吹き替えた方がいいのかも。

 

●新曲旧曲ネタバレ

 

曲新曲が入った代わりに、舞台版で増えた曲は全カット。これは個人的にマイナス。映画館から出てきて「わが家」と「愛せぬならば」をずっと歌って帰った。舞台版ファンからすると、歌飛ばしたら気持ちが宙に浮いてついて行かない。あんな名曲なのに削るなんて、権利関係の問題?

 

「わが家」はこの作品で一番好きな曲なので、ほんとこの気持ちをどうすれば。。けど、インストで出てくるので、その時はじっくり味わいましょう。新曲の印象はそこまで強くない。削った曲とものすごく似た曲があって、さらに意味不明w

 

●盛り上がったシーン

 

実写版美女と野獣で私が一番盛り上がったのは、ビーアワゲスト♪でもガストン♪でもなく、Mob Songだわw ガストンが超カッコよかったし、あの辺になってやっと話にエンジンかかってきたからかな。てか、この話で魅力的なキャラは、一位ガストン二位ルフウw (個人の意見ですw)

 

某最近の人気ディズニー映画にそっくりの新設定があって、これみんな似てるってわかるよね。。サウンド・オブ・ミュージックっぽい一シーンにニヤリw お城も中世も大好きなので、これでもかとお城や村が映るのは至福の時でした♪

 

美女と野獣のチップって何歳なんだろう?と思ってたら、実写版ではうちの5歳児と同じくらいに見えて、過去に感じたことのない感情が。。ってことは私はポット夫人と同世代?って気づいてビビったw 私はポット夫人みたいに落ち着いて大人っぽい母親ではないなーw


最後のシーン!私がまだドイツ語ゼロだったころ、ウィーンでロングランしてた伝説の「美女と野獣」見た時、最後の決めセリフだけは理解しなくては!と、見る直前にIch liebe dichだけ憶えて観劇したんだよね。その事思い出して泣いたよ!ウィーンで20年経ってまたこの作品見てるー!って。

 

●どのバージョンを見てる前提?

 

実写版美女と野獣のレビューをちゃんと読んでから見たい人は、IMDBの英語のレビューを読んでみてはいかがでしょう?アニメだけ見て舞台見てない人が書いたのがほとんどだけど、全体の感じはわかると思う。私の感じたこと、結構みんな書いてた。

 

実写版美女と野獣、レビューを読んで回ったけど、舞台版を見た人のレビューが少なすぎる。。世間的にはアニメ→実写の人が圧倒的に多い模様。これ舞台見た人と見てない人の感想は結構違うかも。方向性は似てるけど、度合いが違う感じかな。舞台版が名作すぎると再確認。

 

●まとめ

 

まだまだ言い出いことはいっぱいありますが、とりあえず極力ネタバレ無しのレポはここまでにしておきます。

 

映画見終わった方は、これから怒涛の勢いでアップされる、美女と野獣映画レポ(ガッツリネタバレ版)をお楽しみに!

 

 

「美女と野獣(ディズニー実写版)」ドイツ語版サウンドトラックCD

 

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2014-09-17 07:56 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

いつかやりたいなーと思っていたら、気分が乗ったので、レット・イット・ゴーのサビの部分を5か国語対訳にしてみました。

 

ドイツ語&英語&トルコ語版DVD
 

イタリア語以外は勉強したことある/話せる言葉なので、結構楽に訳せたかなー。イタリア語も読むのは楽だし、スペイン語と似てるので、半分くらいは自分で訳せた気がする。

 

なんだか、日本語の歌詞が文脈に沿ってなくて、ヒット曲用にストーリーと独立した訳になってしまっているっていう批判もよく聞くけど、それぞれの言語で、色々工夫や苦労してるんだなーって思いながら訳してました。

 

実は、一番訳しにくかったのは、原語としては一番できるはずの英語だったのも意外。「解き放つ」と訳してはみたけど、Let it goっていうフレーズ自体が訳しにくいのかな。

 

あとは、フランス語のLibérée, DélivréeがのDélivréeがDeliveredという意味じゃなくて、Releasedっていう意味なんだけど、「自由になった、配達された」って訳を間違えているサイトが多いなーと思った。

 

ドイツ語版はめっちゃ訳しやすかった。かっちりしてて明快。イタリア語は唯一英語にしてから日本語にしたけど、ラストの「寒さこそ私の我が家よ」って訳がなんだか素敵。スペイン語は「Libre soy, libre soy」のシャウトが、他の言語よりなんだか解放感があって好きだわー。

 

というわけで、五か国語対訳行きますー。

 

<日本語版>

 

ありのままの 姿見せるのよ

ありのままの 自分になるの

何も怖くない 風よ吹け

少しも寒くないわ

 

<英語版>

 

Let it go, let it go

Can't hold it back anymore

Let it go, let it go

Turn away and slam the door

I don't care

what they're going to say

Let the storm rage on.

The cold never

bothered me anyway

 

解き放つ、解き放つの

もう抑えられない

解き放つ、解き放つわ

背中を向けて扉を閉めるの

人の云うことなんて

気にしない

嵐が吹き荒れればいいわ

寒さはどうせ

気にならないのだから

 

<ドイツ語版>

 


ドイツ語版CD

 

Ich lass los, lass jetzt los.

Die Kraft sie ist grenzenlos.

Ich lass los, lass jetzt los.

Und ich schlag die Türen zu.

Es ist Zeit, nun bin ich bereit!

Und ein Sturm zieht auf.

Die Kälte, sie ist nun

ein Teil von mir.

 

自由になる、今自由になるの

力は無限大

自由になる、今自由になるわ

扉を閉めるの

時が来たわ、準備はできた

嵐がやってくる

寒さはもう私の一部。

 

<フランス語版>

 


フランス語版CD

 

Libérée, Délivrée

Je ne mentirai plus jamais

Libérée, Délivrée

C'est décidé, je m'en vais

J'ai laissé mon enfance en été

Perdue dans l'hiver

Le froid est pour moi,

Le prix de la liberté.

 

自由になって、解放されたの

もう嘘はつかない

自由になって、解放されたわ

もう決めた、行くことにする

子供時代は夏に置いてきた

冬に埋もれて

寒さは、自由の代償だわ。

 

<イタリア語版>

 

イタリア語版CD

 

D'ora in poi lascerò

che il cuore mi guidi in po',

scorderò quel che

so e da oggi cambierò!

Resto qui, non andrò più via,

sono sola ormai,

da oggi il freddo è casa mia!

 

今から出ていくわ

心が私を導く

慣れ親しんだもの忘れ

今日変わるの

ここに立って、留まるのよ

一人になったわ

寒さこそ私の我が家よ

 

<スペイン語版>

 

スペイン語
(ラテンアメリカ)版CD

 

Libre soy, libre soy

No puedo ocultarlo más

Libre soy, libre soy

Libertad sin vuelta atras

Qué más da, no me importa ya

Gran tormenta habrá

El frio es parte tambien de mí

 

自由、自由よ

もう隠れない

自由、自由よ

振り返らない自由な

もう誰も気にしないし

気にならない

大嵐が来るわ

寒さも私の一部なのよ

 

 

なかなか訳してて楽しかったです。

 

実は、この5か国語対訳は、ショップでアナ雪CDやDVDをお買い上げのお客様へのおまけチラシとして入れるつもりで作ったんですが、このおまけチラシの方には、上記の原語と日本語訳の他に、カタカナ版も付いています。

 

カタカナ版さえあれば、5か国語(日本語入れたら6か国語か。。)で歌えてしまうという、優れもの!今からアナ雪CD&DVD買った方はラッキーですね♪

 


フランス語&
英語版DVD

 


イタリア語&英語版DVD

 


スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD

 


カラオケCD

 

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2014-07-17 00:07 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

「アナと雪の女王」各国語版をウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールドにで取り扱うために色々調べているうちに、やたら各国語版タイトルに詳しくなってしまいました。今日はトリビア第三段です。

 

それぞれの国の言葉で、「アナと雪の女王」ってなんていうか知っていますか?アンデルセンの「雪の女王」を元にしたお話ということを踏まえて、考えてみてください。

 

まず英語版はFrozen。「凍ってしまって」といった感じのニュアンスでしょうか。

 

ドイツ語版はDie Eiskönigin - Völlig Unverfroren となります。直訳すると「氷の女王」で「完全凍解」という副題が付きますが、この副題がダブルミーニングで曲者です。

 

「完全にVoellig」と「溶けてしまった状態Unverfrohen」と単純に訳せそうですが、Unverfrorenという単語には、Verfroren(完全に凍ってしまった状態)の否定形(Un)という意味だけでなく、「大胆な、臆面もない」といった意味があり、そうなると、副題は「とっても大胆な」といった意味がダブルミーニングになるわけです。

 

副題に雪や氷から連想させる「完全凍解」とストーリーのワクワク感を想像させる「とっても大胆な」ダブルミーニングを持たせるなんて、なかなか奥が深いですね。

 

ちなみに、前作「塔の上のラプンツェル」も英題がTangled(もつれて)で、ドイツ語題がRapunzel – Neu verföhntと、似たような構成になっています。

 

ラプンツェルの副題、Neu verföhntっていうのも実はダブルミーニングで、verföhntはそれ自体で英語のTangled(もつれてしまった)という意味がありますが、Neu (Newly) が付くことで、本来のföhnen(ドライヤーで乾かす)の意味が浮き出してきて、「髪を乾かしたばかりの」という意味にもなります。

 

つまり、ラプンツェルの副題は、Tangled(英題と同じ「もつれてしまった」という意味)と、「髪を乾かしたばかりのラプンツッェル」というのダブルミーニングになっているわけですね。

 

こんな副題の凝った言葉遊びは、ドイツ語版だけに見られる特徴です。英語版も過去分詞一単語で、ぱっと見では原作タイトルが分からないという仕掛けはありますが、そこまで複雑ではないですよね。

 

「アナと雪の女王」ドイツ語版サウンドトラックCD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

かなりドイツ語のダブルミーニングで脱線しましたが、残りの言語のタイトルを一気にご紹介します。

 

フランス語では、結構そのままLa Reine des Neiges (雪の女王)となっています。

 

「アナと雪の女王」フランス語版サウンドトラックCD La Reine des Neiges

 

イタリア語はIl Regno di Ghiaccio 。氷の王国、という意味です。

 

「アナと雪の女王」イタリア語版サウンドトラックCD Il Regno di Ghiaccio

 

オランダ語版は、Frozenのままで、オランダでのタイトルは作っていません。

 

「アナと雪の女王」オランダ語版サウンドトラックCD

 

スペイン語、ポルトガル語は、ヨーロッパのスペイン、ポルトガル版と、南米のスペイン語圏、ブラジルとの二種類ずつあるのが興味深いです。

 

スペインのスペイン語:El reino del hielo

ラテンアメリカのスペイン語:Frozen: Una aventura congelada

 

ポルトガルのポルトガル語:Frozen - O Reino do Gelo

ブラジルのポルトガル語:Frozen - Uma Aventura Congelante

 

「アナと雪の女王」スペイン語(ラテンアメリカ)版サウンドトラックCD Frozen: Una aventura congelada

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

スペイン語とポルトガル語で言語は違うとはいえ、ヨーロッパの2国はよく似ていますね。日本語に直すとどちらも「氷の王国」です。一方、ラテンアメリカでは、スペイン語もポルトガル語も「凍った冒険」となっています。

 

こうやって見ていると、前半は「雪」より「氷」派の訳題が優勢で、後半は「女王」派と「王国」派どちらもあるといった感じですね。

 

というわけで、いろいろ調べているうちに少し賢くなってしまった気がします(笑)

 

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

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2014-07-15 00:04 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールド「アナと雪の女王」各国語版CDとDVD を入荷する準備中に知った、色々なトリビアをご紹介します。

 

 

今日は、どの国で何語を収録するか?という話題です。

 

日本で購入できるDVDは、日本語版と英語版の音声と字幕が含まれていると思います。

 

ヨーロッパでも、多くの国では、自国語と英語の音声と字幕をつける場合が多いのですが、今回面白い発見がありました。

 

ドイツ語版DVDは、ドイツ語と英語の他に、トルコ語が収録されているんです。これは、ドイツ語圏にトルコからの移民が多く、需要が多いからです。隣国でもないトルコの音声を含めてしまうなんて、太っ腹ですね♪

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

そして、スペインのスペイン語版DVDには、ポルトガル語とカタルーニャ語が収録されています。ポルトガルは隣国ですので、わざわざポルトガル語でDVDを製造するより、スペインと同じ市場で売ってしまったほうが経済的と言うのはわかります。

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

カタルーニャ語と言うのは、スペイン東部のカタルーニャ地方(バレンシア地方の近く)で話されている言語で、スペインではバスク語、ガリシア語と共に地方公用語となっています。

 

その中でもカタルーニャ語だけが収録されているのですが、スペイン国内や、主にカタルーニャ地方とその周辺でとても有力な言語であるために、採用されたと考えられます(特別に補助金を出して、カタルーニャ語のソフトウェアなどを作らせる場合もあるほど、普及に力を入れている言語です)。

 

こうやって見ていくと、DVDの収録言語でも、お国柄が出るんですねー。

 

 

しかし、カタルーニャ語版の音声が収録されてるくらいなら、オーストリア方言のドイツ語で1バージョン作って欲しかったなー、なんて思ったりしてしまいます(笑)。

 

オーストリアの映画の吹き替えは、9割以上がドイツで、ドイツ人の俳優が吹き替えた、標準ドイツ語のものが使われていて、わざわざオーストリアのドイツ語で吹き替えなおすことはほとんどありません。

 

けれど、オーストリアのドイツ語吹き替えという試みもないわけではなく、私が知っている中では、映画「ベイブ」(あの子豚が歌うお話です)は、オーストリアで放送されるときは、オーストリアのドイツ語で吹き替えられていて、とても微笑ましいです。

 

<大陸によって異なる言語と配役>

 

また、ヨーロッパのスペイン語ラテンアメリカのスペイン語は発音や単語が微妙に異なることで知られていますが、この映画に関しては、全く別の役者が全く別のセリフを吹き替えています。それだけでなく、映画の訳題、歌のタイトルまで全く異なるという徹底のしようです。

 

「アナと雪の女王」スペイン語(ラテンアメリカ)版サウンドトラックCD Frozen: Una aventura congelada

 

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

フランス語も、フランスのフランス語とカナダのケベックのフランス語では多少異なります。こちらは映画タイトルや曲名はそのままで、吹き替えの役者だけ別になっています。

 

各国語版だけでなく、同じ言語間での聞き比べまで出来てしまうという、なかなか奥の深い「アナと雪の女王」。みなさんも興味のある言語で聞いて、一緒に歌ってみませんか?

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

 

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2014-07-13 00:08 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

前回の記事で、ウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールド「アナと雪の女王」各国語版CDとDVDが入荷したお話を書きましたが、その準備中に知った色々なトリビアをご紹介します。

 

 

当ショップでは、全キャストアルバムに配役と役者名を並べて明記すること、全収録曲名を明記することを心がけています。

 

特に前者の役名と出演者情報の併記は、世界中どこのミュージカルCDショップやデータベースを探しても見つからない情報で、当ショップ独自でまとめたものです。(出演者名を並べただけの情報は簡単に見つかりますが、役名と対応するように表記されたデータベースは、自称ミュージカルCDマニアの私が調べたところでも、他にありません。)

 

こんな情報誰が必要なの?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私自身があればいいなあ、と思っていたデータベースなので、ミュージカルCDマニアの方で、「こんな情報が欲しかった!」っていう方もいらっしゃるかもしれません。

 

というわけで、今回も各国語版の出演者情報をそれぞれの言語で掘り出して併記するのに苦労しましたが、CD紹介もこれで充実しました!

 

 

特に「アナ雪」は、国によってはセリフと歌の役者が異なることもあり、調べるのは結構大変でした。。日本語版や英語版、フランス語版、イタリア語版、オランダ語版は、セリフと歌が同じ役者ですが、ドイツ語版とスペイン語版は、セリフと歌の役者が異なります

 

 

<ドイツ語版とフランス語版出演者ご紹介>

 

では、声の出演者の過去の出演作品ご紹介します。どこかで聞いたことがある声かもしれませんよ!

 

英語版のエルサのイディナ・メンゼルは、レントのモリーンやウィキッドのエルファバなどの役で出演していたことは、今回の映画で初めて知った方もいらっしゃるかもしれません。

 

ドイツ語版のエルサ(歌)はもエルファバ役者だったり、エリザベートでシシィを演じたこともあるWillemijn Verkaikで、ドイツ語圏ミュージカルに詳しい方は、名前を見たことがあるかもしれませんね。。

 

また上記の、ドイツ語版エルサの歌を担当するWillemijn Verkaikは元々オランダ人ですので、オランダ語版「アナ雪」では、歌とセリフどちらも担当しています。一人で二ヶ国語で演じているなんて素敵ですね。

 

 

こちらの25国語版レット・イット・ゴーでは、英語版、フランス語版に続いてドイツ語、オランダ語となっていますが、、このドイツ語とオランダ語が同一人物の声です。

 

「アナと雪の女王」ドイツ語版サウンドトラックCD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

「アナと雪の女王」オランダ語版サウンドトラックCD

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

フランス語版のエルサは、ロミオ&ジュリエットでジュリエット役をやっていたこともありますが、残念ながら彼女の歌声はロミオ&ジュリエットのCD等には収録されていないようです。フランス版のドラキュラ(ワイルドホーン作品ではなくDracula: L'Amour Plus Fort Que La Mortという別作品)のCDでは、彼女の声を聞くことができます。

 

「アナと雪の女王」フランス語版サウンドトラックCD La Reine des Neiges

 

「アナと雪の女王」フランス語&英語版DVD La Reine des Neiges

 

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2007-09-13 20:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
日本では公開まだなのねー。ずーっと前からポスター見てていきたかったんだけど、今日ぽっかり時間が空いたので(ほんとはRobに会いにカルメン・クバーナ見るはずだったけど売り切れで。。)、見たがってた友達を誘って映画館へ。

で、感想はーーー!!!!楽しいーーーー!!!!超ハッピー!!!!!!面白かった!!!!これはお勧め!!!底抜けに楽しいよ!!それに、ミュージカルファンじゃなくても楽しめる。一緒にいった子はミュージカル絶対見ない人なのに、この映画は超楽しかったって言ってたし!

最初のGood Morning Boltimoreは正直、「ああ。やっぱり突然歌う系の映画かも。。」って感じだったんですが、2,3曲歌ったあとではもう全然違和感なし。まあ、歌と踊りのシーンはテレビのシーンとかが多くて、歌が第一というより、踊りのシーンのための歌って感じだったから違和感が少なかったのかも。

なんか、もう音楽が超楽しいし、踊りがいい!!!!盛り上がる!!!!生で見ても面白かっただろうなーと前半は思ったけど、後半は映画ならではの演出に大満足。パパママの衣装が豪華になるところと、写真が動くところ(ハリポタみたいだ。。)が映画でよかった!と思ったよ!

それにダンスシーンがこれでもかって言うくらい豪華!!!にぎやかな曲だし客席で自然に踊ってしまうくらい(多分私のいすはぎしぎしいってたかも。。)ほんと、楽しかった!!!

しかし、この映画、なんと言っても一番はキャストでしょう。。1000人オーディションから大抜擢されたというトレイシー役の子が嫌味がなくて元気でかわいい!!!

しかし、やっぱり一番はトレイシーのママ役のジョン・トラボルタ。もう、天才としか言いようがない。。女装が似合いすぎ。声が低いのもすぐに気にならなくなるし、ダサい服も派手な服も妙に似合ってる。。そして、あの天才的ダンス!!!!動き出したらもう、あの動きはやっぱりありえん!!!!さすがトラボルタ!!基礎が違うよ!!!!何であんなに詰め物して太ってるのにあそこまで動けるんだ!!!!!そして歌まで!!!!ダンスばっかり見てて歌ちゃんと聞いてなかったけど、サントラで聞きなおしてみよー!!!

どうやら、監督(シカゴと同じ)はトラボルタ出演説得に一年かかかったらしい。シカゴ出演は結局拒否したらしいからね。。(トラボルタがビリー役だったかと思うとちょっと作品のイメージ変わるなあ。)しかし、この役は超はまり役!!!!さすがだったわ。。。あのグリースのトラボルタが女装とはね。。。

ほかのキャストも秀逸。トレイシーの友達のひょろっとした子もとぼけてるようで最後はセクシーにかっこいいし、トレイシーパパなんて超脇役かと思ったらママとラブラブで踊るし!!!(この洗濯干してるシーンが超楽しかった!!!!ちょっとプロデューサーズのウーラとレオの踊りのシーンを思い出したよ。。)

そして、ちょっと惚れそうだったのがリンク役のザック・エフロン君。顔全体というより、マユゲが超タイプだ。。。やばすぎる。。。ちょっと調べたら、ハイスクールミュージカル主役らしいぜ!!!!(サントラまだ聞いてないし)あと、映画フットルースも出るらしい(フットルースストーリー知らないけどRobがやった役かな?)。やばい、これは見なければ!

あ、あと、シカゴでママ・モートンだったクィーン・ラティファがやはり貫禄ですね。(やば、RobのバンドもMortonだった。。)歌になると安心するわー。ソロはシカゴより多いし。サントラ聞きなおさなきゃ。。。

クィーン・ラティファの息子役と娘役のダンスのうまさもありえん。娘、歌もめちゃめちゃうまいし。。。

しかし、このお話はシンデレラストーリーだけじゃなくて、黒人の差別問題を引っ掛けてるところがうまく出来てる。最近私が60年代づいてるので(ヘアーとかさ)、余計気になるのかもしれないけど、60年代ってすごいよね。。まさかテレビまで分けられてたとは思わなかったわ。。

しかし、客席で私だけが爆笑してたパロディシーン、ミュージカルファンと分かち合いたいんだけどーー!!!前ヘアー見た時にドリガパロディーで爆笑したんですが、ヘアスプレーもドリガが!!!!ネタにしやすいのか???

とりあえず、派手な衣装の黒人3人組がドリガ的に歌ってるシーンがあったんだけど「ま、そういう時代だし偶然かなー」と思ってたら、次のシーンで三人娘のポスターが!!!!!三人娘のユニット名はダイナマイツDynamites!!!ドリガのドリメッツとそっくりじゃないか!!!!決め手は曲名。これはそのままOne Night Only!!!!ありがとう!分かりやすいパロディーで!!!!!!!これ見て爆笑したんですが(とくにダイナマイツという名前に。。)、客席で私だけだったので目立ってしまったよ。。。映画見る人は要チェックだ!!ほかにもパロディー隠れてるかも。。。

というわけで、大急ぎ感想でした。これはお勧め!時間があったらリピートしたいなあ!!!!
2007-07-25 10:42 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
来週Robのヘアー見に行くわけですが、予習しないとなーと思いつつ、あまりCDも聞く時間ないなあ、っていうか、ビデオ見ないと。。と思ってたら、昨日テレビで偶然やってた!なんてタイミング!!ま、見たのは途中からで多分後半2/3くらい見た感じかな。あとで前半はビデオで見直すよ。

ヘアーって何となく、時代遅れやら何らや言われてますが、はっきり言ってすごいいい映画だと思った!!やられた!!って感じ。もう、あんな発想無理。音楽、振り付け、歌の入り方。もう、オリジナルすぎる!!!

まあ、JCS映画も最初は受け付けなかった人なので、60年代文化への慣れがキーになると思うんだけど、60年代ヒッピー面白!って思う人はヘアー見たら超わくわくすると思うよ!父親の世代だけど、生き生きしてるし、テンションめちゃめちゃ高いし!

色々とレビュー読んでると、オープニング(見逃した!)がすごいらしい。あと、前半はちょっとだれるが、後半がぐいぐい進むらしい。ふむふむ。前半どんな感じなのかな。

あらすじは、ベトナム戦争に徴兵されるクロード(マジメ君)がアメリカでの最後の日々を楽しもうとNYにやってきて、ヒッピーのバーガー(長髪ワイルド)に出会う。クロードは上流階級のシーラに一目ぼれするが、すぐに徴兵され、訓練のためネバダに送られ、バーガーやシーラと離れ離れになる。バーガーたちヒッピーとシーラはクロードに会いにネバダまで車で駆けつけ、最後の再開を果たす。そして衝撃の入れ替え劇が。。

最後は驚いた。いや、一番怖い結末で、びくびくしたよ。すごい皮肉だ。。。この映画すごいわ。。。

どうやら、調べたら映画と舞台の結末は違うらしい。。映画はクロードはマジメ君で、ヒッピー文化に触れて感化される→徴兵&訓練→驚きの結末、なんだけど、舞台はクロードは元々ヒッピーで、他のヒッピーが召集令状を燃やす中、クロードだけは徴兵される決意をする、という内容。確かにヒッピーと戦争の対立を描いてはいるけど、内容全然違うね。。

で、Robがマジメ君クロードすると思ってたんですが、どうやらクロードはMarkで、カリスマ長髪ワイルドヒッピーのバーガーをRobがするらしい。そして、映画ではクロードの恋人、舞台では二人共に恋するシーラをRobの奥さんSabineが。Robは黒髪長髪の役で刺青も活かせる役だし、なかなか出番が多そう。バーガー、クロードとも脱ぐシーンも多そうだしねー。

●歴史背景

どうやら、今年はヒッピーの何かの記念の年らしく、テレビやラジオでヒッピー解説の番組が多いよ。Summer of Loveの40周年だったかな。ウッドストックの記念日かな。とにかく、テレビつけたら60年代ばっかり。最初はふうんって思ってたけど、ヘアー見たら60年代気分になってきた。

実はヘアーの続きで、60年代ヒッピーの歴史的背景をヘアーと絡めて解説している番組があってすごい勉強になった。日本の運動の様子も映ってたよ。そういえば、父親は大学の受験か入学式かに思いっきりかぶったとか言ってたなあ。それに、昔の写真見たら長髪だったしと思うと、そういう時代がすごい身近に思える。

そういう時代背景とベトナム戦争、ヒッピーの流れって調べてみるとほんと面白い。時代って文化なんだね。そして、その中、当時のミュージカルは全て政治的意図を持って作られていたと言うのが新鮮。メッセージのない作品なんて舞台に上げる価値はないといった考え方で、ヘアーもそんな中ブロードウェイで上演され、世界中で大ヒットとなったわけです。舞台が世界中の若者に火をつけたんだね!すごい影響力だなあ。今はそんな政治的な作品なんてほとんどないしね(かろうじてレント?しかし、どちらかと言うと最後はラブストーリーだし)。

ヘアーは戦争反対という明確なメッセージのほかにも、人種差別、同性愛差別に反対の姿勢があり、メッセージを全て内包してる。それに、戦争反対のメッセージをあんなに皮肉な形でラストに使うとは。。あのラストを思い出すと身震いする。。

あと、「ヘアー」と言うのは、ヒッピー文化の象徴の長髪のことで、映画ではバーガーが「ヘアー」代表。(おそらく舞台ではクロードもバーガーも全員。)バーガーは両親に「髪を切れ!」といわれるが、絶対に切らないというエピソードもある。

解説によると、ヒッピーにとって髪の毛をぼーぼーに生やすことは、自然回帰、支配されない生き方、制服(軍隊)に縛られない生き方を指す、重要なシンボル。その自慢の長髪をバーガーは友人クロードを連れ出すためにばっさり切ってしまう。象徴的だー。しかし、髪を切ったことがバーガーの破滅につながるんだけどね。。。

というわけで、映画とそのあとの解説番組で60年代にかなり詳しくなったよ。親の世代はあの中で普通に生活してたんだねー。私の子供の世代は、21世紀始めをテレビで見てどう思うんだろう。。
2005-10-21 14:50 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ
どこかでオペラ座の怪人レポが流行ってるので(笑)私も流行に乗らせていただいて、2005年のお正月辺りに書いたレポを引っ張り出してみます。
って、ほんとは昨日エリザ見たので、そのレポもアップしなきゃ!!!

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ファントム映画(英語版)、見てきました!!!!(正月から。。)というわけで、感想行きます!

●全体

はっきりいって、最高にお勧めです。数回見てもいいかも。一回では見逃してしまうディーテールもあるかもなので。だって、私みたいに口ぱくで歌いながら目をつぶって歌を堪能する場合、スクリーンは見てないこともあるでしょ?(そんな人いないか。。)なので、何回か見て、全部押さえたほうがいいかも!

とりあえず、舞台版の正確な再現プラス細かい場面の作りこみプラスちょっとしたエピソードの挿入という感じです。舞台のいいシーンは全部うまく取り込んであるし、ストーリーもほとんど変えてません。(注:ストーリーの変更はないけど、解釈の範囲で演技が違ったり、追加のシーンがあったりはするけど。)舞台を見た人は、「映画の値段で舞台が見れる!」という、超お得感があります。ただ、やっぱり、生で歌ってるという点では、舞台のほうに軍配が上がるけどね。(映画は時々口がずれる。。。)

ストーリーはエビータのようにだれたりせず、盛り上がりとおとなしいシーンがうまく交互に入っていて、飽きさせません。キャラの作りこみも舞台より凝っていて、私的には舞台版より納得。歌は、舞台版とほとんど一緒。ほんのちょっと省いてるところもあると思うけど、歌わずにせりふで言ったり(そういうときには、オリジナルのメロディーがバックで流れる)して、あまり違和感がない。私の好きな「だ~れなんだその声は」は省略されてました。残念。。

特に圧巻のシーンは、マスカレードとお墓のシーン。マスカレードは、ちょっと最初は地味かなと思ったんだけど、一番の盛り上がりで、階段のところで舞台と同じ振り付けをするの!!舞台ファンには、超興奮しどころ!!!

お墓のシーンは、あの、ファントムのちっちゃいびっくり火花ではなく、ラウルとファントムの殺陣がまともにあるので、舞台版よりリアルでよい。

あとは、細かいエピソード(ファントムがどうやってオペラ座に来たか、マダム・ジリイとファントムの関係、後日談など)が細かく入っていて、舞台で省かれていた疑問点がうまく解決してます。ちなみにこういう細かいエピソードは、原作(ガストンルルー)か、2冊本の「ファントム」から取られています。2冊本のファンの私としては、この本からちょっとでもエピソードが入っていたのでうれしい♪

なんか、いくつかムーランルージュを髣髴とさせるシーンがあったんだけど、気のせいかな?

一応、私以外の意見も参考までに書いておくと、一緒に行ったミュージカル中立派の友人曰く、もうちょっとドラマチックなものを期待していたとのこと。つまり、舞台舞台しすぎていて、映画らしくなかったって。この人は、一般人(マニアじゃないという意味でw)なので、やっぱりちょっと歌が長いなあと感じたらしい。舞台だと歌ーーーーー♪っていう感じで生を堪能できるんだけど、映画だと、一般人にはちょっと歌は長く感じるみたい。私的には、歌の長さはこのままでOKなんだけどね。というか、歌を省略されたらえらく怒ったと思う。

ということで、全体的には、最高にお勧めです。ミュージカルファンとしてみると、待望の一作の期待に沿う、とてもおいしい映画です。

(キャラクター編、ストーリー編に続く)