舞台はウィーン!
- 2017/07/03 観劇後マラソン大会を横切る
- 2017/04/07 オーストリアの子供用練習ゲレンデ
- 2007/12/31 セレブスキー@キッツビュール
- 2007/08/26 カイトサーフィンのレッスン初日
- 2007/08/08 セーリング@ノイジードラー湖レポ
- 2005/11/02 アイスホッケー乱闘
ミュージカル・ミーツ・オペラ9の後日談です。
あーウィーンが好きすぎて胸がいっぱいの日曜の朝。大好きなミュージカルを上演しているとだけでも、この街の好き度が上がるのに、この音楽が起こす奇跡が心地いい。かと思ったら、マラソン大会を横切るハメになるこのカオスw この街が好きだなー。
Ronacherで観劇後、リンクを渡ってStadtparkで地下鉄に乗ろうとしたところ、この景色w なんと先週に引き続きマラソンでリンク閉鎖w 道の向こうは市民公園で、駅は目と鼻の先なのに、5分待っても渡れないw なにかのジョークかとw
周りの人は「あと5分くらいで渡れるようになるよ」とか言ってるけど、人の波は途切れないw 時々5人くらいのグループが強行突破して渡ってるけど、私キックボードだから徒歩より邪魔になる。うー、次の予定に遅れてしまう。。
とうとう意を決して、キックボード担いで1人で切り込んで行ったら、後ろのおじさんが感嘆の声をあげた。走者の皆さんに「すみません。。」と頭下げながら渡ってたら、みんなニコニコ笑ってるw やっと渡りきって振り向いたら、さっきのおじさんがニヤリとしたので、思わずガッツポーズで返したw
このマラソン、ワールドランというレッドブル主催のマラソン大会で、世界各地でやってるらしい。車椅子の人もいたし、ベビーカー押してるパパママもかなりいた。私が見ただけでも車椅子三台、ベビーカー五台。写真にそれぞれ写ってるけど見えるかな。
というわけで、なんとかマラソンを横切って、次の予定に遅れずに住んだのでした(笑)。日曜日の昼ののんびりしたウィーンでした。
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もう春ですが(爆)、まだ冬の写真が残ってたので、季節外れですが記事にしてしまいます。(←ブログが現実の時間に追いついてない)
今年の1,2月ウィーンはとても寒かったのですが、寒気が少し緩んだころから、子供を連れてスキー場に通っていました。
我が家は私も夫もガンガン滑るので(何なら結婚相手の条件が私よりスキー上手い人希望だった私w)、当然の様に息子も3歳からスキー場につれて行っていました。今5歳ですが、まあ男の子なので結構習得も早く、楽しく滑れるようになってきた感じです。
とは言っても下の子もいるし、泊まりがけで行くほどでもないので、今のところ日帰りでウィーンから1時間の子供用ゲレンデに通ってる感じです。
ガンガン山の上から滑り降りる派の私や夫は、一旦体育会系はお休みして、初心者用ゲレンデで回転トリックや後ろ向き滑りなどの技を練習しつつ、子供のスピードで楽しく滑っています。
しかし、スキーの国オーストリア。子供用ゲレンデだからって侮ってはいけません。
このゲレンデはとても小さく、Tバーリフト(円盤状のお皿にお尻を載せるタイプ。Tellerliftという)とベルト一本ずつのミニミニゲレンデ。けど子供用の練習にはこれで十分!
お皿のリフトが左側。
ゲレンデの下の方にこんな風にトンネル状になったベルトコンベアがあり、4歳児くらいまではとても重宝します。この両側もゲレンデになっていて、特に右側はレース用のコースや、そりすべりゲレンデもあります。
リフト数は2本ですが、リフトで区切られてゲレンデは3種類あり、それぞれ練習用のコースや凸凹、ジャンプ台なども作ってあって、バリエーションが楽しめます。大人でも、スノボやカービングの練習中の人だと一日楽しめますよ。私はショートスキーのトリックの練習(回転、ジャンプう、後ろ向き滑り)にかなり滑りこめました。
そして、子供用練習ゲレンデなのに、オーストリアのスキー場に必須のインフラは全て完備!!まず、山下りてきたらこんな感じです。ザ、スキー場って感じ。
奥のガラス張りの建物がレストランで、その横にはセルフサービスの軽食コーナーや屋外バーも。
建物の下にはスキーレンタルがあり、子供にも最新の板を借りることができます。スキースクールや、雪遊び公園、無料のそりレンタルなんかもあり、至れり尽くせり。
こんな風に標識が立っていて、最近拡張したインフラが頼もしいです。
これもオーストリアのスキー場ならではの風景。オーストリアを代表するソフトドリンク「アルムドゥドラー」のデッキチェア。晴れた日は、スキー場なのにビーチ気分。Tシャツでゆっくりしてる人もいたよ。
晴れた日は寒くても外に座りたがるオーストリア。チャンスがあるうちに日光を浴びなくては!
リフト券はこんな感じです。ICチップの入ったカードをこのゲートのところの機械にピッと当てる感じ。子供用ゲレンデなのにしっかり投資してますねー。
そして、スキー場と言えば、スキーだけじゃありません!絶対にスキー場グルメは食べなくては!
スキー場の定番スイーツ、ゲアムクヌーデル。オーストリア版あんまん的なものかな。あんまんとほぼ同じ発酵生地の中には、すもも(Powidl)のジャム。ケシの実を大量にかけて、溶かしバターかバニラソースをかけていただきます。体が温まって甘さが嬉しいよ!
そして、昼間っからビール!Stieglのヴァイツェン。赤みがかっててめちゃくちゃ美味しそう!スキー場で飲むビールは格別!
まあ、スキー場で食べたいグルメは他にもいっぱいありますが、以前こんな記事を書いたりもしたので、ぜひ読んでみてくださいね。
【オーストリア】オーストリアの冬といえばこれ!冬のドリンク②スキー場のお酒 | 海外現地情報ブログ | 阪急交通社
そういえば、息子の上達具合は、まあ今年は3回行って、こんなもんでしょう、と言う感じになりました。第一弾の手を膝に当ててボーゲンは去年クリアし、今年はそこから直滑降にシフトしつつ、スピードをコントロールするためにターンを教えてる感じです。
やっぱり小さい男の子と言うことで、スピードが楽しいのは頼もしいんですが、直滑降でイケイケ滑ってるうちにスピードのコントロールができず、危険な転び方をしてしまうこともあるので、速くなりすぎる前にターンで調節する、と言うのを叩きこんでいます。
まだ、一人で滑らすとターンを無視してしまうんですが、大人の後ろに続いて同じシュプールを描かせながらだと、ちゃんとターンして、スピードも調節できています。
来年は下の子がスキーデビューする頃なので、夫婦で二人を同時に見ながらのレッスンになります。それまでに何とか上の子に自立して滑れるようになってほしかったので、その目標は達成したかな。
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いやあ、いつも行くアマデも相当気に入ってるんですが、やっぱりなぜかみんな、スキーはチロルかフォーアールベルグ!っていうので、一度は行ってみたかったんだよ。。でも、どの山に行けばいいのかいまいちわからず、結局一番有名なキッツビュールに行くことに。いや、私はいまいち知らなかったんですが、ワールドカップとかが行われまくっている、オーストリアではサンクト・アントンと一二を争う有名スキーリゾート。
キッツビュールはそれだけではなく、そのセレブライフで有名!!!!お金持ちが別荘やアパートを持って、夏は避暑に、冬は長期スキー休暇に訪れる。ふうむ。オーストリアの軽井沢みたいなものですね。。
というわけで、例年のごとく、出発日(27日)になって宿を取り始める。アマデに行く時は、大体当日でも部屋が空いてるんですが、キッツビュールは30件くらい電話かけてもいっぱいで、もうあきらめるか。。というところで、やっと空いた部屋が見つかる。それも、キッツビュールの町の中ではなくて、ちょっと離れた村。この込んだ時期に空いてる宿って、どれだけひどいんだ。。と思ってたんですが、到着してみたらすごい好みでかわいいくて一安心。
ちなみに、ウィーン・キッツビュールは4.5時間ほど。インスブルックの手前1時間。ドイツとの国境にかなり近いため、ドイツ人が7割。あとは、オランダ人、イギリス人、ロシア人、フランス人が多くて、オーストリア人は1割程度。アマデはほとんどオーストリア人一色だし、Hochkarとかだとハンガリー人、チェコ人、スロバキア人が多いので、この国籍の違いがまた新鮮。おまけに現地人はチロルのアクセントのドイツ語で、全然違うので、ほんとにまるで外国に来たようだったよ。。。
27日の午後に出発したので、宿に着いたのは夜9時。宿は、Aurachというキッツビュールから10キロほど離れた小さい村の4部屋しかない小さい建物。スキー旅行の醍醐味は、こういう手作り感のあるペンションやGasthofに泊まることだよねー。大体、おばちゃんがオーナーで、部屋は小さいけど清潔で、家具や建物が木の素材そのままの手作り家具!!!実は、宿の家具ってすごい私的には重要で、家具の素敵さで快適さが決まるのだ!!!!この宿は一人35ユーロ(朝食込み)でこの快適さ!!!!その日は早めに寝て、翌日のスキーに備えてみた。(っていうか、ワイン飲みすぎて即効寝付いた。。)
☆初日@Kitzbuehel
初日は天気も最高!今年はスキーの天気に恵まれてるわー!!!ペンションのおばちゃんのお勧めにしたがって、キッツビュールのゲレンデへ。セレブスキーにわくわくしてたわけですが、キッツビュールのゲレンデ自体はちょっと期待はずれ。まず、人が多すぎる。。。それも、親子連れやらシニアやら一年に一度しかスキーしないドイツ人が多くて、危険すぎる。。。。リフトもオーストリアでは珍しく並んだりするしさ。。あと、ゲレンデが滑りにくい。。私みたいに体育会系で一気に頂上からふもとまで滑り降りる人にとっては、非常に消化不良なゲレンデで、ちょっと滑っては林間コースや平らなゲレンデだったりして、もう、まともにスピード出せないーー!!!
まあ、私的には3日のうちの初日だったので、ちょっと様子見もあったんですが、ここでは今まで見たことない種類のスキーヤーを見たので、ちょっと新鮮。いつも行くHochkarやアマデでは、基本的にゲレンデの7割は飛ばし屋の男性で、2割は飛ばし屋の女性。基本的に、飛ばし屋でうまい人はコントロールができてるので安全です。ちょっと怖いのは残りの1割のファミリーや子供だけど、大体ファミリーは親がしっかりしてたり、子供が信じられないくらいうまかったりするので、これもまあまあ大丈夫。下手でスピードだけある男性や、尻もちついたまま埋まってる女性は結構早い段階で淘汰されるので、基本的にオーストリアのゲレンデではうまい人しか滑ってないと思ってました。
しかし!キッツビュールはさすがに違った!!!セレブはレベルがどうであれ、ここでスキーすることに意義があるのです!!!キッツビュールにしかいない人種
1)へたくそなドイツ人(日本で言うと大学生レベル。スキー始めたばっかりでスピードだけ出してコントロールが利いてないタイプ)、
2)有閑マダム(5万位する超高級ウェアと完璧なフォームで白鳥のように優雅に滑る年齢不詳のマダム。滑りはきれいだが、周りを見れてないのとスピードが出せないので、微妙に迷惑)、
3)ゲレンデを悠々と横切る危険小学生(練習中なんだろうけど、回り見てくれーー!!おそらく有閑マダムの子供か孫)、
4)老夫婦(スキー場で白髪夫婦を見ること自体珍しいけど、ここはさすがに金持ち夫婦が多いよ。。)などなど。。
普段、オーストリア人ってスポーツマンが多くて、スキーといえば若者男性ががんがんするものだと思ってたけど、キッツビュールではセレブの遊びなのだー!驚くほどウェーデルン率が高くて、カービングみたいな最新テクニックなんて誰も見向きもしない!!!20年前のスキーがそこにはあった。。。クラシックすぎてくらくらしたよ。。。
まあ、そんな中私はスノーブレードでカービングしつつ、アグレッシブに飛ばしてたわけですが、おそらく有閑マダムたちは「あら、下々の者はスピード出せばいいと思ってるのだわ」とか思いつつ眉をひそめたりしてたんでしょう。別にいいけどさ。天気が最高で気持ちいいし、景色が最高ーー!!
そうそう、アマデとキッツビュールの最大の違いは、お客さんとゲレンデだけじゃなかった。。景色がすごいの!!!キッツビュールの唯一の強みはこのすばらしい景色だよ!!!もう、息を呑む美しさ!!!!この日は、スキー的にはちょっと不満が残る内容だったけど、景色と天気のよさで帳消し!!!!!
夜はキッツビュールの街に出たものの、レストランの値段が恐ろしく高いのに尻尾を巻いて、スーパーで買ったものを宿で食べましたとさ。
☆二日目(Jochberg)
二日目は、宿のおばちゃんの勧めにしたがってキッツビュールではなく、反対側のJochbergに。キッツビュールの山とJochbergとは3年前にできた3Sと呼ばれる巨大ゴンドラでつながっていて、今は行き来できるようになっている。この3Sは山と山とを結ぶ絶景ゴンドラ!!!!私の長いスキー人生でも、こんなすごいゴンドラは初めてだよ。。。キッツビュールのハイライトはこのゴンドラだね!!!!!
さて、Jochbergですが、キッツビュールよりよっぽどいいよ。。。。キッツビュールのいいところはすべてそろっていて、悪いところが直っている。。。つまり、キッツビュールの景色のすばらしさはそのままで、人が少なくて、ゲレンデも長くて飛ばし屋向き!!!!!!!!ほんと、前日キッツビュールのスキー場にちょっと消化不良だっただけに、この日はもうJochbergで飛ばしまくりだ!!!!それも、ゲレンデが長いので一気に滑り降りるのが最高!!!!おまけにスノーブレードで深雪やらモーグルやら、難易度の高いのにも挑戦したし、もう、最高!!!ゲレンデ独り占めとか、もう、気持ちよすぎる!!!!!!
この日は3Sに乗ったり、上級者コース何度も滑って攻略したり、もう、足の限界まですべりまくり。翌日の筋肉痛はかなりひどかった。。。
ちなみに、お昼は天気のよいベンチに座って、絶景を眺めつつセンメルをかじりました。大金出してヒュッテでランチするよりこっちの方が贅沢だよー。
・3日目
1,2日目と信じられないくらい天気がよかったんですが、3日目は曇り&雪。。。でも、前日言って気に入ったJochbergにもう一度。まあ、私のスノーブレードは雪のコンディションに繊細に反応するので、雪面が見えないと非常に苦労するわけなんですが、この日は雪で足元見えないし!!!!もう、相当筋肉痛の足に負担がかかってきつかった。。
というわけで、早めにヒュッテに入ってみることに。。1,2日目は食費節約のため、サンドイッチ(センメルにハムとかチーズとかはさんだもの)を外の日が当たるところに座って食べてたんですが、さすがに雪だとこれも無理だしね。。。というわけで、Jochbergの頂上のヒュッテへ。セレブヒュッテかと思いきや、結構良心的なお値段でかなり満足。
そうこうしているうちに、ウェイターのお姉さんがちょっとそわそわしだした!どうやら、モスクワ市長が来てるらしい。ひえー!本物セレブだよ!!!!!私の座っているところから5メートルほど向こうに市長が!!!!RUSSIAっていう文字の入ったウェア着てる人は警備員か?!トイレ行って帰って来たらすれ違ったし。やっぱりセレブが来るんだ。。
長めの昼休みが終わって外に出てきてみると雪がやんでちょっと太陽が見えてきたので、更に滑ってみる。もう、太ももが限界だけど、スノーブレードは飛んでるみたいで気持ちがいい!!!!それに、このスキー場は体育会系の飛ばしやが多いので気が楽だわ。。。。
☆まとめ
というわけで、終わってみると顔と唇は雪焼けでばりばり、太ももと腰は筋肉痛でばきばきなんですが、新しいスキー場も見れたし、セレブライフも体感できたし、体育会系で滑りやすいゲレンデも発掘したし、すばらしい天気と景色も堪能したし、かなり満足なスキー旅行でした。今年はあと2回ほどいけたらいいんだけどなあ。。それに、クロスカントリーも一回したいし。。
☆予算
宿35ユーロ×三泊
リフト3日券101ユーロ
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カイトサーフィンはカイトの推進力を利用し、スノボ状のボードに乗ってサーフィンするスポーツ。水上をスキーくらいのスピードで滑るように走り、華麗に何十メートルもジャンプし、波乗りもこなしちゃう、比較的新しく、急成長中のエクストリームスポーツの一つ。(こんな説明でわかるのか?この辺の写真みてください。http://www.kitebozu.com/ http://www.kiteboardingjapan.com/what_is.php。あと参考Youtube http://youtube.com/watch?v=cChS0YeGvoA とか、雪バージョン http://youtube.com/watch?v=m1_iYmbWkl4)
日本ではカイトボーディングということもあるようですが、こちらで使っている名称Kitesurfingカイトサーフィンを私の中では正式名称にさせてもらいます。あと、カイトは凧なんですが、日本人が普通イメージする凧とは形状も機能も違うので、カイトという呼称で行きます。あと、凧はドイツ語でDracheなんですが、カイトサーフィンに使われるものは英語のカイトという言葉を使います。
4メートルくらいのカイトを20-30メートルくらいの紐とバーを使って操作し、風を受けて推進力にするわけです。バーの傾きで自分の動きを操作するので、ウィンドサーフィンやセーリングの基礎があれば理論的にはかなりわかりやすい。足元にはスノボ大のボードを装着し、ターンやジャンプをします。なのでスノボ経験があれば役に立つかも。あと、上級者は波乗り(日本で言うサーフィン)も出来ちゃうので、サーフィン経験があればこの辺りで楽しめる。
こんなスポーツ、つい3週間前まで見たことも聞いたこともなかったんですが、いまいちスポーツマンでもない友達(例のマジシャンのハリー)が大興奮してレポしてくれたので、急に興味が出てやってみることに。場所はウィーンから1時間のノイジードラーゼー。最近よく来るなあ。土日2日間のレッスンで200ユーロ(機材込み)。いまどきカイトサーフィンやったよ!とか言えると超かっこいいかもー!とか、すごい不順な理由で申し込んでみる。(あと、筋力はそれほどいらないから、私でもできそうと思った)
もう夏も終わりかけのウィーンなんですが、奇跡的に今週末は夏日だったので、超ラッキー。レッスンは最大6人で、初日は地上でのカイトの操作レッスンと理論や緊急時の対処法の練習。二日目は海に入ってカイトの操作に慣れ、ボードに立てるくらいまで行くはず。
初日は順調。午前中の地上用練習カイトで既にカイトの奥の深さに驚愕。地上では大して風がないみたいなのに、すごい力で引っ張られる。空中は風の強さによって、パワーゾーン(風下地面近く)、ソフトゾーン(パワーゾーンの上)、風の窓(Windrand, Wind Window、風と90度の角度と頭の上、一番風が弱い)に分けられる。この間をうまくカイトをコントロールさせて移動させることでスピード調節をするわけです。
最初はカイトの力に引っ張られて何度も前に飛んでたわけですが、慣れてくるとかなり思ったところにカイトが行ってくれるようになる。カイトで遊ぶだけでも相当面白い!!!っていうか、腕とか背中の筋肉がいるし、これだけでも相当スポーツだよ!!!カイト買って遊びたいーー!!
午後は機材の説明と緊急時の対処法などを勉強。機材はカイトの他に、紐、バー、バーを体に固定する腹巻のようなもの、ボードなど。普通はウェットスーツ、靴、ヘルメットも装着します。(エクストリームスポーツだしね)緊急時としては、風が強すぎて自分が吹き飛ばされたとき、風がなくなって、沖合いから帰れなくなった時にどうするかなど。風も水も直に感じるスポーツだから、かなりいろんなシチュエーションを考えとかないとね。
土曜日のレッスンはここでおしまい。翌日に水に入って、うまく行けばボードに立てるレベルになるかなあ、とどきどきしてたわけですが、日曜にノイジードラーゼーに行ってみたら、なんと予想に反して風が弱すぎる!天気は夏日なのに。。結局、日曜日は湖に入って遊んだり、更にカイトの技術を磨いてたんですが、実際に水に入ってカイトを上げるほどの風がありませんでした。。。ほんとはこのレポで全部紹介できると思ったんだけど、二日目のレッスンは延期に。。天気がよければ来週いけるけど、寒くならなければいいなあー。
(ここからは独り言。。)
オーストリアにいると、日本で見たことも聴いたこともないスポーツがメジャーだったりして、よく連れて行ってもらったりするんですが、これもそのうちの一つ。オーストリア人って危険でスピードがあって装備にお金がかかるスポーツが好きなんだよねー、とここに住んでて思った。だからサッカーとか人気ないのか(爆)。
オーストリア人が見るのが好きなスポーツ代表はやっぱりスキー。ダウンヒルとかジャンプとか、日本の野球並みにテレビでやってる。雪の少ないシーズンはF1がメジャー。やっぱり速くて危険なやつだ。。
こちらに来て初めて触れた&始めたスポーツは、山スキー、クロスカントリースキー(これだけは安くて安全)、ローラーブレード、ウィンドサーフィン、セーリング、そして今回のカイトサーフィン。やったことないけど人気なのはロッククライミングくらいかな。これはさすがにムキムキじゃないとね。。
島国日本人なんだから、セーリングくらいしたことあるだろうと思ってたんですが、やったことなかったわ。船に乗ってから分かった(爆)。何で海のないオーストリアがセーリング初体験なんだろうとか思いつつ、オーストリア人男子でセーリングライセンス所要率がかなり高いのにもびっくり。海はないけど湖が多いからねー。
今回4人でセーリングしたんですが、私以外の男の子3人中2人ライセンス持ってるし。それもどちらも高校時代にとったとか。結構、夏休みの間に集中して取っちゃう人が多いらしく、それはそれで楽しそうだなあ。
で、ウィーン朝8時発。メンバーをピックアップして11時ごろNeusiedlerseeに到着。レンタルは1時間17ユーロで1時間半借りた(24ユーロ)。4人で割るとかなりお得。しかし、土曜日の朝早いので、人が少なくてよかった。
しかし、寒いし、曇り気味で風がかなり強いので心配。ウィンドサーフィン経験はあるけど、この風だったらサーフィンはしないというくらいの風だよ。。原理はサーフィンもセーリングもいっしょなので、吹き飛ばされないかどきどき。船も思ったより小さくてすぐ転覆しそうだし、第一、船の中に常に水が入ってきてるんですけど!これは船っていうかボート!
しかし、後悔してももう遅い!冷酷にも風はびゅーびゅー。10年くらいセーリングしてないライセンス持ちだと相当心細いよ。。それに、この後結婚式に行くんですが、湖に落ちたら髪の毛とかびしょびしょになっちゃうじゃないかー。っていうか、っていうか、デジカメとか携帯とか車においといたらよかった。。観光気分だったのが間違いだった。。これはスポーツだ。。
何となく、二人のライセンスもちがかなりチームワーク的なものを発揮してがんばってるので、とりあえず私ともう一人(マジシャンのハリー)は、ちょっとした傾きにもぎゃーぎゃー言いながら、びしょびしょになって応援してました。しかし、傾く時にはすごい傾くので、人間が高いほうに移動してバランスとらないといけないくらい。そんな簡単にふちから水入ってくるし!!!!
まあ、Neusiedlerseeは水深浅いし、被害出るとしてもデジカメと携帯くらいで、まあ何とかなるか。。と思ってたんですが、どうやら一旦ボートがひっくり返ったら、それをもとにもどすのが大変なんだとか。それに、ボートを元に戻せなかったら、引き取りに別のボートが来たりするので50ユーロ余分にかかるし、30分以上寒い湖で立って待たないといけないので、相当きつそう。
しかし、ほんと、何度も転覆の危機にあって、相当どきどきだったよ。。途中から舵を取らせてもらったんだけど、そのあたりから色々と説明してもらってセーリングの楽しさがすごい分かったー。っていうか、これ、やばいくらい楽しいんですけど!!!!!(←今更気がつく)それに、風がきついからスピード出る出る!楽しいーーー!!!それに、原理を理解するとかなり面白いし、ハマりそう。ライセンス取りたいーー!
まず、ボートは全長3メートルくらい。両側に座るところが付いていて、前には物置のように収納スペースがちょっとだけついている以外は全部屋外。帆は二つあって、中央のものがメイン、前のものがサブ。後ろには舵がついていて、これが重要。後は念のためオールが二本ついてましたが、これは使わなかったよ。
基本はメインの帆と舵。帆で風を受けて大体の方向を決め、舵で細かく方向を調整するって感じね。サブの帆はメインの帆と原理は同じ。二人で乗るときは、一人がメインの帆と舵を取って、一人が前に乗ってサブの帆を操るって感じになります。一人で乗るときは、片手でメインの帆の綱を、もう片方の手で舵を固定し、サブの帆はクリップのようなもので固定します。とりあえず、一人で全部するのは大変そうなので、2人は経験者が乗ってるほうがよさそうな感じ。
とりあえず、普通に走るだけなら帆が風を受けて、舵が方向を調節するだけでいいので、やってるうちに段々慣れてきます。難しいのはターンするところ。帆は風を右面か左面からしか受けられないので、ターンする時には右から受けていた風を一気に左から受けるように切り替えなくてはいけない。このタイミングが難しいんだよー。でも、チームワークって感じで楽しいーー!
まず、ターンすると決めたら、舵をゆっくりと回して、船を風下に向くように回します(これは風上の方向でもいいが、難しいらしい。)要するに風と平行になり、帆がどちら側からも風を受けなくなる状態を一瞬作り出す。この一瞬の間に、みんな頭を下げ、帆の方向を反対側に移動し、風に合わせて帆の張りの強さを調整する。ここまで出来たら、後は舵で方向を調整するだけ。何度やっても、このターンの瞬間は緊張するー。一回は舵を取ってる私が失敗して、転覆しかけたし。。
風や波や、色んな条件が重なるので、ほんとに自然を相手にしたスポーツだよ。ウィンドサーフィンほど筋力は要らないし、一度ライセンス取ったら一生楽しめるし、これはちょっとライセンス取ろうかなーって思った。調べたら、2週間コースで400ユーロほど。ううむ。めっちゃライセンス欲しいーーー。この夏にとってしまえるかなあ。。。
日曜にアイスホッケーの試合を生まれて初めて見に行ってきました。Vienna Capitals対Insbruck Haie(鮫)。もちろんVienna Capitalsはウィーンのホームチームです。
アイスホッケーと言えば、ワイルド!スピード!そして血の気の多い男たち!!

敵を掴んだり押したりして止めるのはルール内で、棒で攻撃するのはぎりぎりアウトらしいです。それも男たちは体重90キロとか!すげー。みんなプロテクターしてるのが残念なくらいだよ!これじゃ、せっかくムキムキがいっぱいいても想像するしかないし、宝の持ち腐れだなあ、、と思っていました。
ところが、この日は乱闘が3回もあって(普段でも1ゲーム1回は乱闘が発生するのが普通らしい)、超ラッキー!!観客ももう、コップ投げたりして超燃えるし!!ゴールの時より乱闘の方がよっぽど興奮したよ。。
1回目は普通の殴り合いで、双方ペナルティーくらっておしまい。しかし!二回目は、乱闘の途中でどうなったのか、敵方がタンクトップ一枚に!!!いや、戦うことを考えてたら脱ぐ必要はないと思うのだが。。相手に脱がされたのかな?
とりあえず、彼はタンクトップ一枚になったまま悪態をついて観客をあおりまくって、退場になりました。

この二回目の乱闘の直後、再度乱闘が!!!それも、乱闘が始まるや否や、Vienna CapitalsのチームのLokasと言う選手が自らばっさばっさと脱ぎだす!!!!!!!!!!!上半身裸になったところで、敵の選手を挑発して、二人で殴り合いの取っ組み合い!!!!もう、大興奮の観客!!!プロテクターに隠れて拝めないと思ってた筋肉を存分に見れるじゃないですか!!!!!乱闘万歳!!!!!というわけで、乱闘シーンを写真にいっぱい撮りました♪大漁大漁♪

翌日新聞にもこの乱闘シーンの写真が載ってたし、かなりセンセーショナルな試合だったようです。サッカーより絶対アイスホッケーファンになるわ。私。。。