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2013-05-04 20:19 | カテゴリ:美術館・博物館
さて、触って学べる産業技術博物館レポも2回目です!今回は、乗り物天国!

本当にここの展示は良くできていて、ほとんどの展示物を触って動かしてみたり、実験ができるようになっています。全部触ってたらとても1回の訪問では足りません!それに、大人でも仕組みを理解するのに何度も試してみたりするので、思わず夢中になってしまいます。

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見上げたら飛行機が!

ディーゼル列車の操縦席に実際に座ってエンジンをかけてみたり、自転車発電をしてみたり、セイリングの帆がどうやってボートを進めるのかを、実際に風を使って学んだり、大人でも新鮮な学びの機会が沢山あります。

メインホールのかっこいい機関車は見ているだけでワクワクします。

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古い路面電車までありました。

こちらは、実際に操縦体験ができるディーゼル列車。ちゃんと手順を踏めばエンジンがかかります。

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オーストリア国鉄列車操縦シュミレーションも!
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これは、電車好きには堪らない博物館だと思います。電車にあまり興味にない私ですら大興奮でした!

電車だけではなく、様々な展示があります。オーストリアは太古の昔から鉱業が盛んですが、建物の地下では鉱山が再現され、一日一回のガイドツアーで内部を訪れることもできます。実際に100年前の鉱山がどのように機能していたのかを体験することができ、家族連れにも人気です。

この写真のように、ハムスターが乗るような車輪の中に入って走ることでエネルギーを作り出すことができるという体験実験も沢山!巨大ピタゴラ装置のようなものもありました。

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建物の3階部分には、子供用のプレイルームもあり、中には実際使われていた古い消防車がそのまま置かれています。実際に運転席に乗ってハンドルを握ることもでき、乗り物好きのお子さんは大興奮かもしれません。

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子供が自由に乗って遊べる、実物の消防車

私も1回だけでは全部見切れたわけではないので、これから何度も通って、博物館マスターになろうと思います♪

さて、最後の次回はシシィファン必見!シシィ専用列車はここにあった!をお届けします。


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2013-05-02 20:09 | カテゴリ:美術館・博物館
数え切れないほどの博物館があるウィーンですが、その中でも特に家族連れに人気なのが、この産業技術博物館(Technisches Museum Wien)です。実物の機関車やプロペラ飛行機、鉱山まであって、一度ではとても見切ることのできない濃い内容です。

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建物外観。相当大きいです!場所はシェーンブルン宮殿から徒歩10分ほど。

家族連れは年間パスを買って、天気の悪い日はここで一日過ごすことも多いようです。私も早速、年間パスを購入してみました。通常の入場料が10ユーロで、年間パスが24ユーロなので、3日行けば元が取れることになります。これから天気が悪い日は通いそうな気がするので、3回は余裕です♪

内部は交通、エネルギー、楽器、重工業、自然、日常のテクノロジーなどのテーマに別れ、合計4つの階に渡っています。

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機関車や重工業の展示が中心の2階部分。

一見お城のようにも見えるクラシックで豪華な建物は、1987年のウィーン万博を受けて、1909年に皇帝フランツヨーゼフの在位60周年を記念して建造されました。建築には、オットー・ワーグナーやアドルフ・ロースなどの歴史的建築かもコンクールに応募した、大規模なものでした。

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エントランスホールのデザインもかっこよく、休憩スペースにもなっています。

ウィーンでは最初に作られた鉄筋コンクリートの建造物の一つで(最初の鉄筋コンクリートの建物であるオットー・ワーグナー建築の郵便貯金局は1904年に完成しています)、当時は最新技術であって電気も既に導入されていました。

まず、入り口の階段を上ると、吹き抜けになっている2階部分には巨大な機関車や路面電車が出迎えてくれます。上を見上げれば、ガラスの天井にはプロペラ機やヘリコプターが飛んでいて、テクノロジーの歴史に一気にタイムとリップさせてくれます。

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この吹き抜けを見え上げると、大人でも思わず歓声が上がります。

展示は触れて学ぶことを目的に作られていて、ほとんどの展示品を実際に触って、動きを確かめたり、仕組みを試してみたりできるようになっています。

(次回は、電車!電車!電車!大人も子供も触って学べる展示物をご紹介します!そして、最終回はシシィ専用列車も登場!お楽しみに!)


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2012-10-20 09:09 | カテゴリ:美術館・博物館
王宮家具博物館の写真付きレポ、続きますー。

・フランツ・ヨーゼフも座った王座
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・フランツ・ヨーゼフの書き物机。シシィ映画でも使われた。(撮影はホーフブルクではなくスタジオだが、家具は本物だった)
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・ルドルフの「トルコの部屋」再現
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・ルドルフの机再現(噂通り頭蓋骨も)
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・シシィの日傘と白い扇
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・マイヤーリンクの自殺ベッド
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・マリー・ヴェッツェラのヌード画
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(ひとりごと)

・子育てグッズがやけに気になったw.新生児用のベビーベッドがあれだけ豪華とか、一般人と感覚が違うわ。。ww子供用サイズのベーゼンドルファーのピアノとかすごすぎる。。

・ルドルフの机再現で、やっぱり頭蓋骨はありえないと思ったw.それも誰のかもわからないし。。

・マイヤーリンクの自殺ベッドがここにあったとは、すっかり知らなかったよ。いやあ、なんか、こういうの見ると生々しいよね。。

・マリー・ヴェッツェラのヌード絵とか存在したんだー。ルドルフの本色々読んだけど知らなかったよ。。それも、お尻丸見せなんだけど。顔は振り返った横顔で、これはたしかに写真で見たマリー・ヴェッツェラだよ。しかし、ヌード絵が一般人の目に晒されるってひどいな。。

・シシィ映画ってほんとに本物の家具使って撮影してたんだ。。すごいな。。

●まとめ

というわけで、今回の「長い夜」は3つのミュージアムで臨時展、常設展合わせて4つ見たことに。いつもミュージアムの数で記録を伸ばそうとしてる私としては、今回は数では普通だったけど、どれも臨時展で攻めるという贅沢な戦法で、大満足でした!!



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2012-10-19 08:59 | カテゴリ:美術館・博物館
●常設展@家具博物館

もうこの常設展見るの3回目かなんかなんですが、ここは何回来てもいい!それに、撮影はダメな部屋とOKな部屋があるらしく、今回はOKな部屋では結構写真撮りました。(臨時展は撮影不可だった)

写真と共に紹介していきますー。

展示品
・ヴィンターハルターのシシィの見返りの絵。(オリジナルは王宮でこちらがコピーだが、どちらもヴィンターハルター)
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・FJやルドルフの肖像画
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・シシィの胸像3つx2
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・ルドルフの子育てグッズ。ベーゼンドルファーのピアノ、簡易ベビーベッド、豪華ベビーベッド、ハイチェアなど。

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このピアノ、子供サイズなの。で、ベーゼンドルファーって書いてある!

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超豪華ベビーベッド

・シシィの舞踏会ドレスと体重計
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手前が体重計

・メキシコ皇帝マキシミリアンの遺体を運んだ棺
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・シシィの犬の名前がちゃんとホースガードって書いてある!
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(長くなったので続きますー。)



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2012-10-18 08:54 | カテゴリ:美術館・博物館
●コルフ島のシシィ@王室家具博物館

さて、次はバイクで家具博物館へ。ここも私の大好きなミュージアムの一つ。すごい歴史的なものがありすぎて、何度来ても興奮する!今回はここで「コルフ島のシシィ」という臨時展をやってるので見たかったの。家具博物館自体は好きだけど、この展示はなんとなく、入場料を払う程でもないかな、けど興味はあるな、って感じだったので。

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王宮博物館も近代建築でかっこいい。

シシィは人生の後半(1888年)にコルフ島にアキレイオンという宮殿を建てる工事に着手し、何年か工事の進行を見に来たあと、工事の終わったアキレイオンに長期滞在したの(-1896)。この展示はそのアキレイオンの内装品やシシィの生活、往復の旅程に使われた道具などを展示してあります。

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展示してあったものと勉強になったこと
・「コルフ島のシシィ」の絵。但しこれはシシィの死後に描かれたもの。家具博物館所蔵。
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・シシィの旅行用黒い衣装。リーヴァイ夫人からのレンタル。
・シシィはMiramarなど3席の船(どれも蒸気船)を自由に使うことができ、これを使ってコルフ島に行っていた。Miramarのミニチュアあり。
・シシィの電車の個室車両は電車博物館にあり。
・旅行用化粧道具など。爪切りセットなどあり。
・バッグは革製で地味だけど、この全てが職人の手作りですごい品質いいんだろうなー。
・旅行用銀食器。銀器博物館所蔵。こんなのいちいち旅行するたびに持ち歩いてたんだ。。
・アキレイオンの写真。アキレスがテーマで、瀕死のアキレスの像があった。
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・シシィの旅行用の靴、ストッキング、杖、手袋、パラソル、ベルト、ショール。これはマリー・ヴァレリーに相続され、なんとか財団の所蔵。ストッキングは結構興奮した。靴もすごい小さくて履きなれた感じで地味ながら可愛かった。
・シシィの白地に赤い縁取りのガウン。アキレイオンで使っていたゆったりした部屋着のようなもの。
・シシィのコルフ用ドレス。明るい色合いで白と薄ピンクの細いシマシマのスカート。すごいかわいい!
・コルフ島ではシシィは「笑うイルカ」のモチーフを使っていて、食器や家具などに、王冠とイルカのモチーフを刻ませた。この絵がまたかわいいのー。いろんな種類の笑うイルカがいるんだけど、なんかどれもマンガチックで。
・イルカはギリシャの伝説で、イルカと友だちになって海で死んじゃった男の子と、それを悲しんで一緒に陸で死んだイルカの話を元にしてるんだって。イルカは海と陸、生と死をつなぐもの、という意味がある。
・シシィのお絵かきセット(水彩画用)。紙にはシシィの落書きが描いてあるが、これが漫画みたいで超可愛かったw.ドラゴンボールの悟空みたいな男の子の絵とか。
・シシィはアキレイオンのそばで毎日泳ぎまくりだったらしい。
・Christianoとか言うギリシャ人(元はウィーンでシシィのギリシャ語の先生、ギリシャでは通訳)とIrmaさんとよくいたらしい。このChristianoさんはシシィの死後は結構悲惨な人生で、ギリシャに残ってほぼ一文無しで亡くなったんだとか。
・シシィの遺言が展示してあった。アキレイオンはマリー・ヴァレリーに譲る、という内容。
・アキレイオンは娘ギゼラの持ち物になったあと、フランツ・ヨーゼフが自由に使っていいことになった→ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の所有になり、家具や像が置き換えられた→ギリシャに没収され、病院→インフルエンザ流行時の避難場所として使用され、2階部分がカジノとして使われていたこともあったあと、現在は博物館に。

というわけで、いつかコルフ島に行ったらアキレイオンにも行くつもりで、結構しっかりと展示を勉強してきました。シシィはギリシャでは結構やりたい放題で楽しかったんじゃないかしら。


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2012-10-17 08:45 | カテゴリ:美術館・博物館
●クリムト臨時展:ウィーンミュージアム

続いて、2つ目のクリムト臨時展@ウィーンミュージアム。ここのミュージアム、ウィーンのお気に入り博物館の3つの指には入るなあ。「長い夜」で時間が余ったらだいたいふらっと最後の時間を過ごすの。空いてるし、置いてるものはなかなかレアでいいものが多いし。あまり知られてないけど、ほんといい博物館だよ-。立地もいいし。

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で、ここで「ウィーンミュージアム所蔵のクリムト全作品」の臨時展がやってます。これは翌日が最終日だったので、絶対見たかったのー!

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ウィーンミュージアムの内部の建築がかっこいい。
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ここは、ベルヴェデーレのクリムトの人生を追った展示とは違い、芸術作品や作風といった角度から展示を構成したもの。同じ人の臨時展なのに、切り口が全然違ってすごく勉強になった!

あと特徴的だったのは、ウィーンミュージアムが所蔵するクリムトのスケッチ141枚が一挙に公開されていたこと。落書き程度のものから、有名な絵の練習画から、暇に任せて趣味で描いていた結構エグいヌード画までいろいろ。

見た絵、作品:
・クリムトのゆったりした絵描きマント
・エゴン・シーレが当日描いたクリムトのデスマスクの絵
・クリムトのデスマスク
・アッター湖のボートにエミリエ・フレーゲと乗った写真5枚ほど
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・その他、クリムトの生まれた家の写真などの記録写真。
・エミリエ・フレーゲの肖像画(青いドレスのやつ)
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・美術学校時代の若いころのスケッチなど。
・寓話「Jenius」「Skruptur」「Tragoedie」既に二次元の画法
・Lovers。恋人たちの絵の背景に怖い顔が見えてるやつ。枠は日本風の花の絵。
・ヘルメスヴィラの壁画(天井画?)のミニミニ版(デッサン?)
・旧ブルク劇場の再現画(劇場を取り壊す直前に弟とマッチュとともに請け負った仕事。客席に200人以上の当時のセレブを描き込まないといけなかったので、結構めんどくさい仕事。カタリナ・シュラット(FJの心の恋人。ブルク劇場の女優だったね)、カール・ルエガー(ウィーン市長)、ブラームスなどもよく探したらいる。)
・大学の絵のデッサン(大学の絵の実物は大学外に持ちだされ、持ち出し先の城Hetzenburg(?)で燃えた。)
・パラスアテネの絵。セセッシオンを象徴する絵だとされている。
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・セセッシオンの展示のポスター。真ん中が大きく空白になっている。古い絵画(ミノタウルス)を新しい絵画(ムキムキの男)がやっつける構図。局部を木で隠した2枚目のポスターも)
・大量のヌード画。スケッチコレクションの1/4はこういうクリムトの趣味で描いたようなエロいヌード。ちょっと趣味がヌード描きで笑ったw.クリムトそのままやんw.

勉強になったこと
・ちょうどガイドツアーが始まって、説明のおばちゃんがめちゃうまかったのですごい勉強になったー。
・クリムトのゆったりした絵かきマントちょっと感動。これ着た写真いっぱいあるし。肩の辺りがユーゲントシュティルでダラっとしてるけど素敵。
・シーレのデスマスクの絵はインパクトあった。一応弟子という位置づけなのね。
・芸術学校時代の絵は結構普通の裸デッサンなど。けど普通にうまい。
・若いころからすでに2次元の画風だった。あと、寓話的テーマも。「彫像」と言った寓話のテーマからも既に後の画風が。
・「恋人」の絵でクリムトの評価が定まった。愛しあうロマンチックな恋人の絵の背景に「運命」を思わせるダークな顔が幾つか。日本のモチーフの額縁も。
・クリムト、弟のエルンスト、親友のマッチュの組んだKuenstler Companieの受けた大きな契約は、ヘルメスヴィラの壁画(天井画)、新ブルク劇場の天井画、旧ブルク劇場の客席再現画、大学の壁画など。
・旧ブルク劇場の客席再原画は、今話しを聞くとコンナ若者たちに託すにはすごい大きな契約で、この3人がどれだけ評価されていたかよくわかる。
・200人以上のセレブを書き込んだ細かい画はかなり手間がかかっていて、全員をアトリエに呼んでスケッチしないといけなかった(一部は写真を送ってもらった)。横に誰が誰か名前を書いてあるスケッチもある。
・大学の壁画のスキャンダルについてやっとわかった。この壁画を描き始めたときは既にマッチュとは画風も違っていたため、最初から波乱の予感が。大学の6つのテーマのうち、クリムトは「哲学」「医学」「法律」の3つを描いた。「哲学」は大学側からは、哲学者の絵とかを描くよう期待されていたが、もっと抽象的に「人間の知識の集まり」的なものを描いたため、抽象的すぎて却下された。「医学」は真ん中に蛇(医学や薬学の象徴)を持った女性の絵が描かれている。こちらも近代的すぎたらしい。そういう理由で3枚は3枚とも却下。マッチュの絵は問題なかったのに。ちなみに「哲学」はパリの万博で金賞をとって、国際的には評価されていた。3枚の絵が拒否されたので、クリムトは大量の金(5万シリング?)で買い戻すことになった。資金不足で困っていたところに、パトロンのLederer氏がお金を出してくれて買い戻すことができた。絵はImmenbung(?)に運ばれたが、館ごと燃えてしまった。
・セセッシオンの臨時展のポスターは真ん中が大きく空白になっている。これが世間からまた批判される。古い絵画(ミノタウルス)を新しい絵画(ムキムキの男)が退治するという絵だが、男の局部が出ているのが批判され、急遽上から木の絵を描いて消したw.
・パラスアテネの絵は、セセッシオンを象徴する絵と言われている。批判するものを威嚇するメデューサの胸当てをしている。
・大量のヌード画w.もうこれは趣味としか言えないw.
・エミリエ・フレーゲの絵はこの展示の目玉。2次元の寓話性を絵の枠部分ではなく、彼女の青い印象的な衣装に描き混んでいると言われている。相変わらずエミリエ・フレーゲはミュージカルのにそっくりw.そして、二人の関係はここでもプラトニックだったと説明されている。
・最後にちょっとだけ、キッチュなクリムト展示があっておもしろかった。おみやげ物になったクリムト、という切り口で、傘とかネクタイとかw.
・もう一つ、隣の部屋でクリムト関連の過去の展覧会のポスター展示をやってた。これがまた結構面白くて。「チャオ・アデーレ」があったので思わず写真とっちゃったよ(アデーレを含むベルヴェデーレ所蔵の5枚の絵が、ナチス没収品として本来の持ち主に返されてしまった事件)。他にも、今まで面白いクリムトの絵画展やってたんだなあ。

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2012-10-16 08:25 | カテゴリ:美術館・博物館
●クリムト生誕150周年臨時展@ベルヴェデーレ

写真撮影が終わって、余韻を楽しみつつ、クリムト生誕150周年臨時展を見て回りました。ベルヴェデーレはクリムトの名作「キス」も久々に見れるし、これは外せない!

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この展示は、クリムトの人生を家族、友人、仲間、取り巻く女性といったプライベートな切り口から解説したもの。あとで行くウィーンミュージアムも臨時展は、私生活より芸術作品や作風という視点からの解説だったから、全然方向性や角度が違って、勉強になった!

特に月曜にクリムトミュージカルで、クリムトの人生と登場人物をチェックしてあったので、この臨時展は「お!ミュージカルで言ってたやつだ!」「あの登場人物、実物にそっくりすぎる。。」みたいな感じで、クリムトの人生の勉強と同時に、ミュージカルの出来のよさを実感しました。

あと、クリムトの人生が焦点なので、クリムトだけではなく、弟のエルンストや親友のマッチュ、セセッシオン仲間のコロマン・モーザー、弟子のシーレの作品も沢山展示してあって、これだけ一気に見れるのはすごかった。

見た絵
有名なのがあまりに沢山あって、これはすごかったよ!!
・キス!!!!!

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・ユーディット

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・ソニア・クニプス

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・Fritza Riedler

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・アッター湖のカンマー城の絵2枚。これは、この間まさにここに行って、同じ角度で写真撮ったので、実物見てテンション上がったー!

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・ひまわり2枚

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・アダムとイブ

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・海蛇
・花嫁
・ベートーベンフリースの男の人のお尻がこっち向いてるやつ

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勉強になったこと箇条書き
・展示はクリムトの人生の順。生い立ち、家族、女性関係、エミリエ・フレーゲ、キャリアの頂点、死という流れ。
・クリムトの父はポーランド系移民。金属加工職人だったが、財政破綻し苦しい生活だった。クリムトは父の死後一家の大黒柱だった。
・クリムトにエルンスト以外にもう一人弟ゲオルグがいた。彼は父の後をついで金属加工の仕事につき、クリムトの絵の額縁を多く担当した(アテナとか)
・妹も二人いたが、二人とも嫁がず、こちらもクリムトが養っていた。
・弟エルンスト、親友マッチュと共にKuenstler Companieを結成し、共同で作品を作るようになる。
・有名なものは、ブルク劇場の天井画、旧ブルク劇場の内装画(壊す前に記録した)、大学(後に問題になる)など。
・クリムトはさまざまな女性との間に14人も子供がいたといわれているが、そのうち確実なのは3人。うち二人はミュージカルに出てきたミッツィMaria Zimmermannの子グスタフとオットー。って言うか、隠し子の名前にグスタフ大すぎw
・エミリエ・フレーゲはやはりプラトニックだったとの記述が。弟の妻の妹なので、家族ぐるみのお付き合いもあったんだとか。
・エミリエ・フレーゲの旅行カバンとか私物が色々あった。
・クリムトからエミリエへのラブレターも沢山あったが、メロメロというより親しい女友達に書く感じ。しかし、字が芸術的過ぎてかっこよかったけど読めなかったw。
・Serena Lederer(パトロンの女性)が絵を買い取った領収書?がいっぱいあった。
・教授になったマッチュと違い、クリムトは弟子を取らず創作していたが、若者の才能を発見し伸ばすことは好きで、シーレなどは熱心に面倒を見ていた。
・アッター湖では、クリムトはフレーゲ一家とリラックスした日々を過ごしていた。
・「キス」の絵のモデルはやっぱりエミリエ・フレーゲと言われている。ミュージカルで最後にキスの絵の再現シーンがあって、あまりにそのままですばらしかったけど、ほんとあれよく出来てたわ。。
・日本の絵画をよく勉強していた。「日本の本を読む」という日記の一説もあるし、絵の枠に和風の花の絵を残していたことも(恋人たちの枠)
・コロ・モーザーの自画像あり。ミュージカルのコロ・モーザーにそっくりすぎて絵の前で爆笑してしまった。。ほんとあの作品は、登場人物がことごとくそっくりですごいわ。。
・死は唐突に訪れた。弟エルンストも肺の炎症とかで結構すぐなくなったけど、まだそういう時代だったのね。。
・クリムトの死亡通知も展示してあった。他に、モーザーとシーレも。
・って言うか、クリムトが亡くなった年って、オーストリアにとって波乱の一年。シーレも同じ年に亡くなってたとはね。。

というわけで、このベルヴェデーレの展示、1月までやってます。クリムトの人生が本当によくまとめてあるので、さーっと勉強したい人にお勧め。あと、クリムトの仲間たちの絵や歴史的書類があるのも嬉しいところ。おまけに、有名なクリムトの絵が一気に見れちゃうとか!ほんと、一石何鳥もあるすばらしい展示です!ぜひ!

●休憩はSalm Braeuで

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舞台衣装撮影で時間食ったから、ベルヴェデーレが終わった時点で8時半になってた。

バイクを下宮の側に停めてたので、再びベルヴェデーレの庭を通って反対側へ。下宮の側にはSalm Braeuサルムブロイという、昔よく行っていたブロイがあるので、そこで腹ごしらえ。美味しいビールと手軽なディナー。みんな考えることは同じなのか、結構いっぱいでやっと席を見つける。Kessel(ビール醸造樽)のそばの席なので、気分も盛り上がる!

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急いでいるので、ビールと白ソーセージを注文。混んでるから少し来るのが遅れるが、その間に「長い夜」の全ミュージアムが乗ってる小冊子でゆっくりお勉強。こんな博物館があったのねー!って驚いてばっかり。一晩じゃ全然足りない!

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ブロイだけあって、白ソーセージもプレッツェルもビールによく合う!(あまり飲んでないけど、ビールはハーフ&ハーフ。ブロイではこれが一番好き)。


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2012-10-15 07:28 | カテゴリ:美術館・博物館
●ベルヴェデーレ宮殿のエリザベート舞台衣装着付け&写真イベント

さて、18時15分頃のベルヴェデーレに到着。ここでは舞台衣装写真とクリムト臨時展が目的(夜にエリザ野外コンもあったけど、こちらはパス)。

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ベルヴェデーレ宮殿

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ベルヴェデーレ上宮からウィーンを見下ろして


普通にチケット買って早く舞台衣装にお目にかかりたかったんだが、なんと、長い夜チケット買うのに長蛇の列!うひゃー!いつもは超マイナー博物館の入り口で、並ぶことなんてせずにフラット買って入ってるのに、こんな大きな美術館でスタートしたのは初めてかも。

待ってる間に、エリザベートの宣伝要員がやってきて、割引券とチョコをくれた!このチョコって、ルキーニが配ってるやつだよ!!ちょっと、貴重すぎるよーーーー!!!と大興奮。その横で知らずに食べる同行者ww。一日5個限定で偶然もらえるかもらえないかっていうチョコなんだよ!と力説してしまったw.

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15分ほど並んでやっとチケットゲット。私は学割で11ユーロ。ウィーンで並ぶことって殆ど無いから、それだけで消耗したわw。

チケットゲットすると即効建物に入り、1階の真ん中の広間(通称Staatsvertragssaal。オーストリアの独立文書が署名された部屋)へ。舞台衣装写真会場はこちら!行ってみたら前には10人も並んでないので、ラッキー♪と列についてみる。

こんな豪華な広間。普段は撮影禁止。
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まさかこの時点では、40分近くも待つことになろうとは知らなかったのだ。。着付けスタッフもカメラマンもあまりに非効率で、アホみたいに無駄な時間が過ぎていく。一人の兄ちゃんなんて、どうでもいい貴族のジャケット着てカメラマンを15分くらい独占。撮っても撮っても気に入らないらしく、何度も撮り直しを要求して周りもイライラ。

次の子たちは、4人一緒に着て写りたいとのこと。そのうち二人は、どう頑張っても衣装が入らない(後ろのジッパーが閉まらないとかそういう次元ではないw).入らないサイズなら諦めればいいのに、無理やり体を詰め込もうとするから、並んでる人たちからも白い目。。

こうやって長い待ち時間を過ごしてる間に、衣装とポーズをシミュレーション。まず、衣装は男女あわせて10種類くらいしかない。見覚えがあるのは、3,4枚で、聞かなくても確実にシシィの衣装が1枚。もうこれで私は早くから決まり。

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近すぎて上手く撮れてないけど、この白地に縞々のがポッセンホーフェンの衣装。その横の青いのがFJ、その横の黒いのがルドルフ葬式シーンのシシィの衣装だとか。

着付けのお姉ちゃんに聞いてみると、「エリザ舞台衣装着付け」と謳ってはいるが、いろんなプロダクション(前回、今回、ドイツ版)からかき集め、エリザベートと関係ない衣装もあるんだとか。来日コンサートでも新衣装来てる写真があったけど、あの準備をした時に在庫かき回して、適当に見つかったのを持ってきたんだろうね。

今回あったドレスリスト
・白地にチェックのドレス。今回のプロダクションのポッセンホーフェンの衣装。
・真っ黒にレースの重厚なドレス。シシィの喪服。着付けのお姉ちゃんによると、前のプロダクションらしいが、唐草模様はない。ルドルフの葬式の衣装。
・ワインレッドのドレス。これはエリザベートと関係ないんだとか。
・濃いワインレッドに黒の透かしの模様が入ったもの。今回のプロダクションの衣装。ルドヴィカかな?
・白のつるっとした細身のロングドレス。今回のプロダクションのゾフィーの衣装。
・大臣の衣装。今回のプロダクションでグリュンネとか2,3人が着てる、金の模様のガウン。
・大臣の衣装2.今回のプロダクションで別の大事が着てるガウン。
・ハンガリー貴族のガウン。片方の肩から書けるようになってる。毛皮付き。
・フランツ・ヨーゼフの青字に金の太い線の入ったガウン。今回のプロダクションより。

私が選んだのは、ポッセンホーフェンの衣装。ルドルフ葬式の黒ドレスも捨てがたかったが(特に前のプロダクションなら)、色も華やかな方がいいし、パパみたいに♪はボイトレでやってる歌だからやっぱり思い入れが。

さっさと着替えて、写真用の舞台上へ。背景にはベルヴェデーレの書割もあって、雰囲気出るー!同行者の準備が出来るまで、プロのカメラマンさんに好きなポーズで撮ってもらったw.

同行者はFJの衣装が入らず、ハンガリー貴族の衣装で登場。打ち合わせ通り、ワルツのポジションとハンドクスの2ポーズで無事に撮影完了。着付けも撮影も早く済んだので、スタッフさんには感謝されたよ。

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別のカップルの写真。男性が青いFJの衣装を着ている。女性が着ているのは実はゾフィーの衣装。

しかし、終わってみたらもう、興奮が収まらず!!!だって、舞台衣装だよ!舞台衣装着せてもらえるなんて、前代未聞!!!ウィーンに住んでて今まで一度もそんな機会なかったんだよ!どれだけ並んでもこれはやる価値ありだよ!!!

それも、シシィの衣装がちゃんと合ったのが嬉しい。それも自分で一番着たい衣装だったし(見返りは宝塚変身写真館でもう撮ったので(笑))。ポッセンホーフェンの服とか最高じゃない!まあ、欲を言えば前のプロダクションのが良かったけど。。そして、同行者がマックスパパの役やってくれたらもっとよかったけどw.

ちなみに、舞台衣装を間近に見た感想。ツッルツル!!!なんかね、布に重厚者や高級感がなくて、ビニールっぽくてつるつるなの!このビニールっぽさが、実際の舞台ではテカテカな新品衣装感を出していたのね。。しかし、正直、ツルツルテカテカで安っぽい。。

前のプロダクションと言われているルドルフの葬式衣装は、これだけはなんか布もしっとりしていてビロードで高級感あり。けど、それ以外はもう、色は派手で作りも豪華でも、触ってみたら全部洗濯機にポイとほり込んで洗える感じなの。男性衣装のガウンとかも、触ったらじゃりじゃりで、肌触りがほんと人工的。ああ。。。

今回のプロダクションで一番気に入ってないのが衣装なんですが、間近で見て更に、「こりゃイマイチ・・」って思ったよ。ほんと、衣装全部やり直して欲しいくらいだよ。。

まあ、それでも、舞台衣装を触れるくらいまで間近にこれたことだけでも感動かも。タグには役者名や役名が手書きで書いてある物もあり、実際使ってるんだなあ、って実感しました。

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夜のベルヴェデーレ宮殿下宮


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2012-10-14 08:09 | カテゴリ:美術館・博物館
さて、今年もやってきました、美術館の長い夜!このイベントにものすごい気合を入れて毎年笑われてしまうんですが、それでもこのイベントはやっぱり気合を入れる価値有です!

なんといっても、ウィーン中の121の美術館、博物館が18時から25時の間、13ユーロで入り放題!(学生料金11ユーロ)

この日だけの特別イベントをやっている所もあり、移動用にシャトルバスが用意されたり、もう、まさに町を挙げてのイベントなのです!

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ウィーンに来てから、不在だった2,3年を除いて毎年参戦してるこのイベント。私は今回が5回目になります。最高記録一晩で6ミュージアム行ったこともw.

●ツイートまとめ

とりあえず、細かいレポに行く前に、総集編としてツイートを貼っておきます。

・夢の!!ウィーンエリザのホンモノ衣装着て写真撮った!!パパみたいに♪の実物衣装!!大興奮!!!!もうこんな機会は訪れないかもしれない!!もうクリムト展示も目に入らないわw

・ベルベデーレのクリムト臨時展。クリムトミュージカルのキャストと実物たちがそっくり過ぎて何度も爆笑。アッター湖の絵の実物もあって、きて良かったーー!!

・美術館の長い夜、今年はクリムトがテーマ!超勉強になる!まだまだ見たい物いっぱいー!

・美術館の長い夜、18?25時までフル参戦!今回は3美術館でクリムト臨時展二つとシシィの臨時展&常設展と盛り沢山。一晩でクリムトは4,50枚、スケッチ合わせると200枚近く見たことに。クリムト生誕150年とシシィ生誕175年が重なると見所多すぎ!

・美術館の長い夜2012ルート。ベルベデーレにてエリザベート舞台衣装着て写真撮影。クリムト生誕150年臨時展(キス、アダムとイブ、フリッツァ・リーダラー、カンマー城x2、ひまわり、けしの花、弟エルンストやマッチュ、モーザー、シーレの作品も) 続く

・ウィーンミュージアムにて別のクリムト臨時展。エミリエ・フレーゲ、旧ブルク劇場、アテネ、恋人たち、寓話3つ、セセシオンポスターなど。141枚のスケッチも。大学のとか、貴重!ガイドツアーも情報満載。クリムトの写真、絵描きガウン、シーレの描いたデスマスクなども。続く

・家具博物館の臨時展、コルフ島のシシィ。衣装三枚(黒いのはリーヴァイ夫人所有)、扇、日傘、靴、旅行用化粧道具や食器、マンガみたいな絵w、遺言、笑うイルカのモチーフなどなど。常設展は見返りの絵、ルドルフの子育てグッズ(ピアノ、ベビーベッド、ハイチェアなど)、王座、マキシミリアンの棺、

・舞踏会ドレス、体重計、ルドルフの部屋再現、ルドルフの机再現、マイヤーリンクの自殺ベッド、マリーヴェッツェラのヌード絵などなど。家具博物館の常設展は三回目だけど、何回来ても面白いわー。今回は臨時展メインで見たけど、ほんと盛り沢山で頭いっぱい!楽しかったーー!!

・ベルベデーレとウィーンミュージアムのクリムト常設展は、全く違う角度からまとめてあって、すごく面白かった。前者はクリムトの家族や仲間や友達、休暇など、私生活に焦点を当てたもの。後者は作品や作風の変化に焦点を当てて、完成品とスケッチを比較したもの。他の臨時展もまた違うのかな。

●イベント準備ー美術館選び

入り放題といわれると気合が入ってしまうのが人情w。毎年この夜の計画は念入りに立てて、時間の無駄がないように細心の注意を払います。

まずは、行きたい美術館のリストアップ。事前に美術館のリストを入手し、気になる情報をチェックします。私の「長い夜」攻略ガイドラインは以下の通り。

①お金を払ってまで見るつもりのない小さい博物館(時計博物館、ローマ博物館など)に行く。
②ずっと行きたいとは思っていたけれど、入館料がムダに高いから諦めていたところ(セセッシオンなど)に行く
③このイベントの日に気になっていた臨時展をやっているところを優先する

逆に、行かない美術館は以下の通り。
・既に行ったことがあり、リピートする気がないところ
・有名美術館。混んでいるから。24時以降は空いているから入ってもいい。美術史美術館、レオポルド、アルベルティーナなど
・そそられないところw。

大体毎年ガイドライン①と②に従って計画を立てるんですが、今年は臨時展で見たいのがたくさんありすぎて、珍しく臨時展中心の計画。

というわけで、絶対外せないミュージアムは以下の3つ。

・ベルヴェデーレ:ウィーン劇場協会のエリザベート舞台衣装着付け&写真撮影イベント、クリムト生誕150年記念臨時展
・ウィーンミュージアム:クリムト、ウィーンミュージアムコレクションの臨時展
・王宮家具博物館:コルフ島のシシィ臨時展&常設展

あと、時間があったら行きたかったのが以下のとおり。

・48er Museum(ゴミ博物館)22区なので微妙に遠い!
・Backhausen-Wiener-Werkstaette-Textilmuseum(ユーゲントシュティルのテキスタイル博物館)クリムトと関係ありそうだし。
・デーメルミュージアム(1区で簡単に回れそうだし)
・Dialog in Dunkeln(ずっとやりたいと思ってたんだけど、未だに果たせず。。行列長そうだからこれはお金払ってやってもいいし)
・Dorotheum(一度行ってみたい。1区だし、最後に時間が余ったら便利)
・Geldmuseum der Oesterreischen Nationalbank(お金ミュージアム)
・Globenmuseum(地球儀博物館。これも1区だし、軽く見れそう)
・Juedisches Museum Wien(一度行ってみたい。これも1区だし。内容ヘヴィーそうだが)
・Kaffee-Erlebnismuseum(コーヒーの展示)試飲とかありそうw.
・Klimt Villa Wien(クリムトのアトリエ。一応クリムトイヤーだし、お金払ってまで見るつもりはないしw.)
・Lange-Nacht-Bim(オールドタイマーの路面電車が走る!これ乗ってみたかったーー!!)
・Museum Apstern-Essling(ナポレオンとオーストリアが戦った戦争の博物館)
・Eisenbahnmuseum (鉄道博物館。色々勉強になりそう。2区のプラーターだし)
・警察ミュージアム。おもしろそう。
・アウガルテン陶器ミュージアム。アウガルテンの目利きにw.
・王宮宝物館(もう何度も行ってるけど、時々行きたくなる)
・Deutschen Ordensの宝物館(1区だし、なんかすごいのがあった気がする。)
・パルメンハウス(夜のちょうちょは眠ってておもしろいらしい)
・Schlumbergerのセクトミュージアム(絶対試飲あるw)
・フロイト博物館(いまだに行ったことないし。。)
・消防博物館。おもしろそう。
・路面電車博物館。日常にあるものを詳しく知りたい。

あれ?全然時間足りないじゃんww

●イベント準備ーロジ編

絶対行きたい美術館と、時間と余力があればいきたいところの2つの印をつけたら、次はロジの準備。

移動手段は超重要!この長い夜の成功不成功を大きく左右します!まず、素早く移動できること。そして、体力を使わないこと(体力は美術館で使うものだ!w)。いきたい美術館のロケーションに合わせてうまく移動手段を選ぶのが死活問題!

慣れない頃は、公共の交通機関で移動して、ものすごい時間ロスしたこともあったなあ。。寒い中自転車移動したとしもあったなあ。1区の小さい博物館めぐりした年は、キックボードが大活躍だったなあ。

今年は、見逃せない3つの美術館が結構離れてるので迷ってたら、なんと同行者のバイクで回れることに!それなら駐車場を探さなくてもいいし、時間もかなり節約できる!初バイクでの移動でしたが、大正解!!あまり寒くなかったのも助かりました。



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2012-01-27 23:58 | カテゴリ:美術館・博物館
美術館に行くのはずいぶん久々な気がする。ウィーンで私がよく行く美術館は、ダントツでアルベルティーナ。臨時展の質がハンパない。常設展の美術館(美術史美術館とか)は、一度行ったらまあ、当分行かなくていいけど(それでも4,5回は行ったかな?)、アルベルティーナは臨時展メインの美術館なので、次の臨時展になったらまた行く、って感じで通ってしまうのだ。

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アルベルティーナ美術館。手前に馬車が停まってるのは、御者のおじさんがベンチで休憩してるから(笑)。

けど、通うにしては微妙に入場料が高い。11ユーロ。なので、できるだけ割引活用がポイント。オーストリア航空のチケットを持っていくと半額だったり、色々と抜け道があるのです。今回は、育休割で7ユーロ♪これで常設展と臨時展両方見れて、価値ありました!

●臨時展マグリット

今回のお目当ては、臨時展のマグリット。美術の教科書に載ってる、荒れた海の上空に浮いてる巨大な鳩のシルエットが青空になってる絵「大家族」を描いた人です。アルベルティーナは解説が秀逸ですごく勉強になるので、こういうシュールな絵も理解できるようになるかな、と思って。

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しかし、すばらしい臨時展でした。もうマグリット全部見た気分!!!「大家族」以外にも、有名なのいっぱいあった!!!

パイプの絵を描いて「これはパイプではありません」ってやつもあった!!!どうやら一時期マルグリットは絵に文字をつけて、その矛盾を考えさせるのにはまってたらしく、鏡の絵を描いて「人体」と書いてあったり、土くれに「女体」と書いてあったりした。どれも、絵と文字を通して認識に挑戦してくるって感じ。パイプのは結局「これはパイプの絵だけど、実際この絵を吸うわけには行かないので、このパイプの絵はパイプではない」といいたかった模様。

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手鏡に「人体」と書いてある

他にも、マグリットは色々マイブームがあり、それぞれ部屋ごとにまとめて解説してあったのでわかりやすかった。

・女性の体の一部ブーム(女性の体のパーツだけ使った絵)
・顔面パーツブーム(目と鼻と口が空中に浮いてる感じ)
・顔が別のものになっちゃうブーム(顔のあるべきところが空白だったり、巨大な耳があったり)
・「(カーテンや布などで)隠す」ブーム(布で顔を覆われた男女がキスしてる絵とか)

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・絵の中の絵ブーム(キャンバスに背景と同じ絵を描く)
・石が空中に浮くブーム(巨大な重そうな石が空に浮くことで、重さや物理法則をシュールレアリズム化)
・逆光ブーム(逆光の写真のように、空がやたら明るく、前景の建物が暗い絵を描いた。月が異様に明るかったり)
・妙にきれいな色使いブーム(戦時中は急に華やかな色合いを好んだ)
・サイズの逆転ブーム(小さいベッドの上に巨大な櫛が乗っていたり、サイズがシュールレアリスティック)
・メタモルフォーゼブーム(靴がはだしに変化したり、瓶がにんじんに変化したり)
・不在がテーマ(4枚の絵で、一枚だけコーヒーテーブルに音が座って新聞を読んでいる。タイトルは「新聞を読む男」。男が座っていない空のテーブルの絵の不在感が印象的。)

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マグリットの人生
・ベルギー人。
・妻と一生添い遂げ、愛人とか不倫とか全然なかった
・シュールレアリズムの代表アンドレ・ブルトンと途中で袂を分かったが、原因はブルトンが妻の十字架のネックレスを嫌ってけんかになったから。
・少年時代に母親が入水自殺。その時に遺体が布で覆われていたことが記憶に残り、後の作風で「布で隠す」というスタイルができた。

オフィシャルサイトに有名な絵がまとめてあります。
http://www.albertina.at/jart/prj3/albertina/main.jart?rel=de&content-id=1202307119317&reserve-mode=active&ausstellungen_id=1287026238720

というわけで、それぞれのマグリットのマイブームの理由や内容をまとめてうまく説明してあり、どれも納得できるものばかり。絵だけ見てると「この人一体何考えてこんなことしてるんだ。。」って思うところが、解説つきで一気に理解が深まったよ!!こういう、「説明がないと楽しみ方が分からない」系の絵画は、ほんと、アルベルティーナで見ると目からうろこだよ!!

●常設展「モネ~ピカソ」

そして、常設展。アルベルティーナの常設展は元々ものすごい少なくて、デューラーの3,4枚(有名な野うさぎの絵と、祈る手の絵を含む)、エゴンシーレ5,6枚(オレンジの服を着てるやつ、チェスキクルムロフの建物の絵を含む)程度だったんですが、今回行ったらすごい増えてた!!!

いやあ、この3年くらい、アルベルティーナのポスターでモネ~ピカソっていうのがいたるところに貼ってあって、臨時展専門の美術館なのに、こんなにずーっと同じポスターってどうしたの?って思ってたんですが、実は、このモネ~ピカソは新しい常設展だった!!!

2007年に個人の美術コレクターBatliner夫婦が大量のモネ~ピカソの時代の絵画をアルベルティーナに寄贈したんだって!!!なんか、美術館の発展の歴史を見ているようでちょっと感動した。

所蔵してるのは、印象派からフォーヴィズムまで。有名どころでモネ3,4枚、ロートレック1枚、シャガール5,6枚、ミロ2枚、セザンヌ2枚、モジリアニ1枚、ヴラマンク2枚、ピカソ6,7枚など。正直、マグリットの臨時展が目当てだったから、常設展でこれだけすごいいっぱい見れて、ものすごい得した気分なんですけど!!

しかし、個人のコレクションでこんなにいっぱいあるとかすごいんですけど。それもこの人たち、50年前くらいからコレクションしてるって。。50年でどうやったらこんなに有名な絵がいっぱい買えるようになるんだ。。。想像を絶する金持ちなんだろうなあ。。

●子連れ編

いくつか子連れ美術館のポイント:
・入り口はエレベーターあります。あと、地上階→1階(常設展)→2階(臨時展)もエレベーターあり。
・ただし、臨時展は部屋と部屋の間に階段がけっこうあったりするので(意外にバリアフリーじゃない)、どうしてもベビーカーで回りたければ、係員に行って階段のところ手伝ってもらう必要がある。
・抱っこで歩きたければ、その辺の係員の人に「ちょっとベビーカー置いとくのでよろしく」って言うだけでいいから、結構気楽。
・前述の通り、育休割あります。母子手帳とか要らない。子供を見せればそれで割引(笑)
・クロークには預けなくていい。コートもベビーカーに入れっぱなし。
・オムツ換えのできるトイレあります。

・今日は他にベビーカー一人、妊婦二人見ました。あと、小学校低学年くらいの子供のガイドツアーもやってました。10人くらいですごい騒いでたけど、説明のお姉さんもなれたもので、静かにさせるすべを心得てました。
・子供が退屈しないように、アルベルティーナ作成のなぞなぞシートがあります。子供は展示に関するなぞなぞを解きながら展示を見る、って言う趣向。
・ショップに知育系のオモチャが結構あったぞ。

●まとめ

というわけで、非常に有意義な美術館見学でした。それにマグリットの展示見たかったけど諦めかけてたので、ほんと間に合って嬉しいー!そして、すばらしい常設展!また次の臨時展が始まったら、常設展ももう一度見てみようっと。またアルベルティーナに通えると思うと嬉しいー!

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アルベルティーナの入り口から見えるオペラ座の裏側。Before Sunriseの映画のロケ地。

2011-06-20 19:46 | カテゴリ:美術館・博物館
ジャンル:海外情報 テーマ:ヨーロッパ
またウィーンはマニアックな博物館がいっぱいあるんですが、これもそのうちの一つ。正直観光客の誰がわざわざ6ユーロも払って馬車ばっかり見るのか、って感じなんですが、実はこの博物館、シシィファンは逃せない!!そういう意味では、家具博物館とも似てるかも。

ただ、家具博物館は結構広いけど、ここはホントちっちゃい。けど、ちっちゃいだけに、置いてあるほぼすべての馬車がファン垂涎!!!

解説は英語とドイツ語だけなので、かるーくみなさんにハイライトをお見せします!ハイライトとは言っても、これで全体の馬車の半分くらい(笑)。

ちなみに、これ、一人で見てると「おー。シシィの馬車ー。おー。歴史ー」みたいな気分に浸れるんですが、男性と一緒に見ると全然着眼点が違う!!馬車の組み立てや、方向指示の方法、衝撃の吸収方法など、「どうやって馬車を機械的に動かすか。中の人物に衝撃を与えなくスムーズに運行するか」ってことまでじっくり見れて、すごい面白かった。

もし行かれる方は、そのあたりも注意してみてみてください。御者台の下あたりに丸い輪があるけど、これが前後をつなぐ部分。馬が右方向に曲がると、この丸い輪が馬車部分を制御する。あと、馬車の箱部分がどのように運ばれているかも注目。革のベルトに支えられてるだけだったりする。この革ベルトが今でいう緩衝材やバネの役目を果たして、中に座ってる人が感じる衝撃を最低限にするようになってる。ほんと、かなり良く考えられた「機械」なんだと思った。


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シシィお輿入れの馬車

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再現図

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その時の衣装

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皇室普段使いの馬車。意外にシンプルで、一見一般人の馬車と区別がつかないが、よく見れば高級な作りのことが分かる。道は必ず優先。

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ルドルフの子供用馬車。ポニーに引かせた。小さくてかわいい♪

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シシィの扇。ルドルフが亡くなる前にも使ってたっぽい。腰が異様に細い衣装もあり。

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ハンガリー戴冠馬車6頭の白馬に引かせます。これは博物館の一番奥の部屋で、なかなか迫力。

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再現図

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シシィとルドルフが乗ったそり。これでシェーンブルン内を飛ばしてたらしい。ランタンもついてる。

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再現図。シシィとルドルフが乗ってる。


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シシィがジュネーブで使用した旅行用馬車。最後に乗った馬車でもある。

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葬列用馬車。真っ黒で棺が乗るようになってる。かなり不気味。シシィもルドルフもこれで運ばれた。

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再現図

●まとめ

実は、もう一つ私はマニアックなシシィの馬車知ってるんだよねー。ギリシャのシロス島の市庁舎に、シシィがギリシャ滞在中に使ってた馬車があるんです。これ、現地人も知らないすごいレア情報で、展示場所にも何も書いてない。シロス島出身のシシィファンの友達が、市長さんからこっそり教えてもらったんだって。

というわけで、相当小さい馬車博物館なわけですが、シシィファンは結構興奮します。一見の価値あり!!!
2011-05-28 19:38 | カテゴリ:美術館・博物館
ジャンル:海外情報 テーマ:ヨーロッパ
まさか妊婦の今年も恒例「教会の長い夜」に参戦できると思ってなかったんですが、偶然体調もよく、街にいて、何か音楽が聞きたいなあ、と思ってたので、ちょうどよかった!!結局4つ周れたので、私の「長い夜」としてはいつものペース。妊婦であることを考えると結構よくやったよねー。

「教会の長い夜」とは、オーストリアの教会が夕方から夜にかけていろんな企画を繰り広げる、年一回のカルチャーイベント。「長い夜」シリーズは人気で、他にも「美術館の長い夜」「音楽の長い夜」などいろいろあり、そのたびにウィーンの町は、文化ファンが遅くまでそぞろ歩く、なかなか素敵な夜になります。「教会の長い夜」は7年目なんですが、私は2007年、2010年に続いて3回目。そろそろポイントや自分の好みが分かってきた。

いや、実は今日がこのイベントの日ってすっかり忘れてて、ボイトレ行こうと思って近所の教会の前通りかかった時、垂れ幕を見て思い出したの。元々ボイトレのあとで劇場行きたいなあ、けど微妙に間に合わないなあ、と思ってたので、これは願ったりかなったり!

で、電車で携帯からプログラムをチェック。けど、大体私のお気に入りは前回2回で把握してるので、プログラム調べるのも早い早い。

今回のポイントは、
①胎教目的なので、コンサート系のイベントがいい(ほかにもミサとか特別拝観とかガイドツアーとか瞑想タイムとかある)。
②パイプオルガンは避ける(個人的な趣味ですw)
③無性にバロックが聞きたい!!!
④1区で駅から近いところ(雨が降ってたので)
⑤去年行こうと思っていきそびれてたもの。

このポイントをカバーしてるところだったら、おおよそはプログラム調べなくても分かるけど、一応念のため確認確認。結局、イベント慣れしたのもあって、5分ほどで夜のプランを組み終わる。

●「長い夜」2011コース

①毎年恒例ブルクカペレ

結局毎年行ってるブルクカペレ。このイベント以外で来ることは逆にあまりない気が。。けど、「長い夜」だとブルクカペレが一番のお気に入り。下手したら一晩中ここにいても全然いいくらい。だって!!会場が小さすぎて苦手なパイプオルガンがないのと、選曲がバロックなの!!!バロックいいよねー。落ち着くよねー。

それに、1時間ごとのプログラムなんですが、上手いこと、カルテットのあとはコーラスで、そのあとはオルガンソロ、みたいにいい感じにバリエーション組んでくれてるので、全然飽きない。混んでるように見えるときもあるけど、常に人の出入りがあるので、実はすぐ座れるし(上の階が穴場!)、出たいときに出れるのもいい。

それに、他の教会は時間帯によってコンサートしてたり、ミサしてたりして、プログラム調べてコンサートのタイミングを計っていかないとダメだけど、ブルクカペレは最初から最後まで全部コンサートなの!音楽目的の参戦者には、やっぱりここが一番!!「教会の長い夜」参戦したいけど、どこの教会に行けば。。って迷ってる人は、とりあえずブルクカペレがいいよ!!

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今回はドンピシャバロック狙い。っていうか、なんか妊娠してからものすごいバロック聞きたいんだよね。。大嵐だったので、会場はがらすきで座るところもすぐ見つかったし、後は目をつぶっておなかをさすりながら1時間のーんびり。女性3人組のチェンバロとチェロと横笛(フルートの黒いやつ)でした。ああ、バロックに軽く浸る幸せ。。。

②カフェ・グリンシュタイドルで休憩

そういえば、ボイトレからコンサートに行ったので、何も夕飯食べてなかった。さすがにおなかがすいてきたので、通り道にあるカフェで軽くおなかに物を入れる。こういうときに一人でふらっと立ち寄って食べれるって、やっぱり助かるわー。気温が下がってたのでグラシュスッペでも。センメルがおいしくてぺロッと食べてしまった。さすがに場所が場所だけあって、「長い夜」参戦中に休憩で立ち寄る人が結構いたわー。

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③聖ピーター教会St Peters Kirche

さて、腹ごしらえをしたら、二つ目の会場。グラーベンからすぐの聖ピーター教会で、またもやバロックやってるとさ。実は、こんなに便利なところにある教会なのに、実は入るのは初めて。入ってみて豪華さに目を見張る。それも夜で照明がきれい。。

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天井もすごい!

音楽は女性4人組の弦楽奏。会場の音質はブルクカペレのほうがよかったけど、見た目的にはこちらの方がきらびやかでバロックっぽかったかも。次のコンサートの予定があるので、ここでは2,3曲聞いて次へ。

入り口に大きな横断幕
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④シュテファン大聖堂

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去年来ようと思ってきそびれてたんですが、やっぱり主役はシュテファン大聖堂でしょう。3回目にしてようやく到着。ここは音楽やってる時間帯が限られてるので、上手いこと10時までに滑り込みたかったの。演目はリストのハンガリー戴冠ミサ。まあ、それでも、最初から最後まで聞く体力はなかったので、最後の15分くらい聞ければいいかな、なんて非常にのんびり。

中に入ってみると、すごい神秘的な照明でびっくり!!そういえば、シュテファン大聖堂に夜入ることってめったにないよね。。すごいかっこいい空間になってました。

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確かに人が多くて出入りが多いので、入り口付近はあまり音楽を楽しむ、って感じじゃないんですが、祭壇に近づいていくとすばらしいコーラスの歌声が。

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左下にコーラス隊が。

まあ、私が会場に付いた時はもう終わりかけてたので、ちょうどコーラスが生で見える位置まで来た頃に、ちょうどコンサートは終わってしまいました。。けど、ほんとすごいきれいだったし、会場が会場なだけに、反響がすばらしかった!!!!お客さんもいっぱいで、普通の座る席は全部いっぱい。床に座ってるカップルとかもいたくらいだったので、長く立っていられない私としては、このタイミングでちょうどよかったのかも。あ、おそらくシェーンボルン枢機卿らしき人が入り口でみんなに握手してたよ。意外に優しそうな人だったわー。

⑤Virgilkapelle

さて、もう10時過ぎたし、満足したので帰るか、って思ってStephansplatzの地下鉄の駅を降りると。。なんかいつも誰も寄り付かない辺りに長い行列が。

Stephansplatzの駅を気をつけてみてる人は、あの地下鉄案内所の左側にガラス張りになってるところがあるのを知ってると思います。ここは、13世紀に建てられたまま1973年に地下鉄工事で偶然発見されるまで地面に埋もれたままだった、重要なゴシック建築Virgilkapelleがあります。Stephansplatzの床に教会の見取り図みたいなのが描いてあるところがあると思うけど、あれはVirgilkapelleの跡地を評してあるんだよー。普段は特に目立たないままみんな横を通り過ぎていくところなんですが、今夜はすごい注目浴びてました。

ちょうどこの時間帯、このガラス張りから覗いた空間で、ハイリゲンクロイツの僧侶たちによるグレゴリオ聖歌のコンサートをやっていたのです!けど、地下のコンサート会場はかなり狭く、入場希望者で入り口は長蛇の列。私はとりあえず声は聞こえないけど、ガラス越しに上から様子を見てみました。めちゃめちゃこのコンサート聴いてみたかったけど、どう考えても妊婦が座るところがないので、諦め。。来年はちょっと早めに並んで、聞きに来ようー。

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●次回に向けて

さて、子育てが始まるので、今度いつ参戦できるか全く分からないんですが、今年みたいに絶対無理だと思ってても実は行けたりしたので、意外にまた来年もいけちゃうかも。そんな時のために、来年の私に「見たいものリスト」を作っておくことにするわー。

・ルプレヒト教会のAlte Musikのコンサート。これ、去年も行きたかったんだけど、スタート時間が早いし、場所がちょっと1区の反対側なので行けなかったんだよね。。ルプレヒト教会はウィーンで最古の教会だけど、中も見たことなかったのでぜひコンサートついでに中も見てみたい!

・Maria am Gestade教会のコーラスコンサート。これよさげー。ここってBefore Sunriseのロケでも使われてたんだよねー。あの階段の上の教会。まだ行ったことなかったんだった。

・Stephansdomのカタコウム見学。これ一度やったことあるけど、夜にカタコウムに行くのは格段に怖いと思う。ちょっとこの怖さに興味をそそられるんですが。。

・Virgilkapelleのコンサート。っていうか、一度中に入ってみたい!!

これに合わせて、恒例のブルクカペレと、なかなかよかったStephansdomのミサコンサート(コーラスが特に音響にいい)がお勧め。

●まとめ

というわけで、今年も意外に2時間で4つも周れてほぼ普段の「長い夜」と同じペースで楽しめちゃったわけですが、なんだか、胎教も兼ねてたので、おなかの赤ちゃんと二人でデートした気分になったよ。しかし、ふらっと教会に入って、よさげな音楽を好きなだけ聴いて街を散策するっていいよねー♪
2005-10-10 15:20 | カテゴリ:美術館・博物館
こないだの土曜日は、ウィーンでは「美術館の長い夜」イベントが開催されました。18時から25時までウィーンの72の美術館が12ユーロ(学生は10ユーロ)で回りたい放題!

去年はイベントのことを当日まで知らなかったので、美術史美術館とレオポルド美術館という2大人気美術館を回ってしまい、待ち時間が超長かったので、今回は頭と自転車を使って以下の基準のどれかに合致するものを優先的に回りました。

1.入場料を払ってまで見たいと思わない所
2.今日しか見れない特別展をやっている所
3.どっちにしても時間ができたら見に行こうと思っていた所

と言うわけでリストに上がったのは以下の美術館。時間の都合で4までしか見にいけなかったけど、次回(来年)はまだまだ見るものがいっぱいあるぞ!

1.国立文書保管所

 この日は特別にウィーン会議(1816年)のサイン入り条約の本物が見れる。メッテルニヒ、タレーラン、キャッスルレイのサインが!!

あと、ルターの聖書の初版もある。

2.ワインと帽子博物館

 お金払ってまで見に行かないけど、ワインテイスティングがあってなんか面白いらしい。

行ってみたらばとても有名なウィーン料理のレストランの中で、みんな好きな帽子をかぶらせてもらって、ワインケラーの中を案内してもらう。超おいしいワインの試飲ができて、私はなぜか観客代表ですごくいいワインをただでボトルごともらってしまった!!

ここが素敵だったのは、レストランのオーナーの趣味で、シシィとフランツヨーゼフ関係グッズのコレクションが所狭しと!!!絵やレプリカ、シシィワイン、ミニブロンズ像など、シシィグッズがいたるところに!!いや、ワインや帽子よりもこのシシィミニコレクションに目を奪われたよ。。

3.王宮宝物殿

 どうせそのうち見ようと思っていた。ハプスブルグ家の王冠などがある。
王冠はルドルフ1世(最後の神聖ローマ帝国皇帝、オーストリアを帝国にしたのも彼)の時代に作られたもの。

あと、本物かよくわからないけど、キリストの最後の晩餐のときのテーブルクロスだとか、キリストが貼り付けにされた十字架の切れ端だとかが大事そうに置いてある。。。まあ、本物かどうかはさておき、それを人々が信じてきたことに重さがあるのかな。

それより一番印象的だったのはフランツヨーゼフの洗礼式(1歳くらいのときにキリスト教の洗礼を受けるしきたりなのです)の時の衣装。なんとうすピンクでぴらぴら!!!かわいすぎる!!!

4.ウィーン博物館

これも年内には見たいと思っていた。ウィーンの歴史について、古い地図やトルコに攻略されかけたときの資料、シュテファン寺院のオリジナルの像などがあり、ウィーンマニアにはたまらない!!私もここに住んで一年でやっとこの博物館の面白さがわかってきたかな。

一番すごいのは、モーツァルト関係のコレクション。
自筆の楽譜や結婚証明書(コピー)、初演時のパンフ、コンスタンツェやナンネールの肖像画など。
コンスタンツェかわいい!!ナンネールは別に美人じゃないけど。。

いくつかなぞだった点をあげてみます。。
自筆の楽譜が本物かコピーか何処にも書いてなかった。。
結婚証明書はコピーで、本物はなんとイギリス国立図書館!!それって、私がすごい好きな文学関連の博物館がついてるやつだよ。シェイクスピアの初版とかすごいものがいっぱいあるのに混じって、、、モーツァルトの結婚証明書なんってあったっけ。。っていうか、何でイギリスにあるのーー。ばかーー!

初演時のパンフは本物で、魔笛やフィガロの結婚があったんだけど、魔笛の初演の劇場はTheater auf der Wiedenと書いてありました。Theater an der Wienのはずなんだけど、昔は名前が違ったのかな?

<見に行きたかったけど見にいけなかったもの>
・葬儀博物館
なんか、死にまつわるものが色々置いてあるらしい。死を身近に感じているウィーンらしい博物館だなあ。。

・軍事博物館
サラエボ事件で暗殺されたフランツ・フェルディナンドの血のついた軍服があるらしい。

・ベルヴェデーレ美術館
クリムトとかがいっぱいあるの!まだ全然見てないし。。

今回は9時から10時まで友達と集合してMQでお酒を飲んだりしたけど、その分自転車で回って時間をかなり節約したのでたくさん回れてよかった。来年まだウィーンにいたら、見逃したやつも見に行ってみよう!
2005-07-30 15:51 | カテゴリ:美術館・博物館
29007718_178s.jpgウィーンのレオポルド美術館では、こないだの金曜日、裸もしくは水着の入場者無料キャンペーンをやっていたらしい!!

この美術館は、ちゃんとまじめな大きな美術館で、いま、「裸の真実」と銘打ってクリムトやエゴン・シーレ(どちらもウィーン出身です)の展覧会をしています。

その一環で、裸体の美しさを共有しよう!という趣旨でこういうキャンペーンをやっていたのですが、私が知ったのは昨日の夕方。。早く言ってよ!めっちゃいきたかったのに。。

実は、大体美術館は入場料が1000円以上するので、まともに払うと結構いたいのです。。水着でいいのなら、ただで入れるなら喜んで!と思ってたのに。。

またこんな企画してくれないかなあー。
2005-06-13 15:24 | カテゴリ:美術館・博物館
ずっと見ようと思ってたホーフブルグ(王宮)のシシーミュージアムに行ってきました。もちろん、シシーファンとしては、もっと早く行くべきだったんだけど、入場料が1000円もするし、2年ほど前に京都駅の美術館でシシー展をやってたので、後回しになってました。

で、今回、とうとう清水の舞台から飛び降りる覚悟で行ってまいりました。って、行ってみると、1000円のチケットには、シシー展+王宮の内部見学+銀食器博物館の三つがセットになった値段でした。そういえば、王宮の内部見学もまだしてなかった。。銀食器博物館はどうでもよかったけど、シシー展と王宮の内部(フランツ・ヨーゼフやシシーが実際に使っていた部屋など!)が見れたのはおいしい!

シシー・ミュージアムには、シシーが使っていた大きい黒い扇(舞台とほぼ同じサイズ。こんなに大きいのを使うとは、かなり重かったに違いない。。)、黒い衣装(腰がものすごく細い。京都のシシー展には、シシーのコルセットがあったけど、確かウェストは45cmと書いてた気がする)、電車の個室(旅をよくしていたので、自分専用の個室があった。中はソファもあってかなりゴージャス。)など、マニアにはたまらない品々ばかり!

最も感動したのは、ルキーニがシシーを刺したナイフが展示してあったこと!ナイフとはいっても、正確には「ヤスリ」で、ものすごい小さいことにびっくり。。全体の長さは15cmくらいで、刃の部分は10cmくらい。ほんと、こんなペンくらいの大きさの物で人が殺せるのかと思い、ショック。。

シシーがなくなったときの記述も細かく書かれており、シシーは船に乗るときにイタリア人アナーキストのルイジ・ルキーニに刺されたが、自分自身もそんな傷と思わず、財布でもすられた程度だと思っていたらしい。で、そのまま何歩か歩き、船の桟橋にさしかかったあたりで急に倒れたが、周りにいた侍女は気を失ったのだと思っていた。しばらくしてやっと亡くなっていたことに気がついたとのこと。そんなに苦しまずに暗殺されたのね。。

シシー展と王宮の展示室(シシー展も王宮の部屋の一部を使って展示されてるんだけど)の間に、シシーとフランツヨーゼフの肖像画を飾った部屋があり、有名な絵がたくさんあることにファンとしては感動に打ち震える。正面には、シシーの一番有名な「見返り美人」の絵その横には一番有名なフランツヨーゼフの絵。横の壁には、2,3番目に有名な別のシシーの肖像がもかかっています。(赤い宝石を着けたやつともうひとつ)シシーの髪につけられた27個のエーデルワイスも再現され、この部屋で私は半泣きになって感動していたよ。。

王宮のフランツヨーゼフの私室では、ベッドルーム、書斎のほかに謁見の間があり、「皇帝陛下はー♪」の歌はこのシーンだったのか!と感動。でも、部屋は思ったより狭く、舞台の豪華感とはちょっとちがったけどね。次はシシーの私室。ベッドルーム、書斎に続いて、シシーのバスルームおよび身づくろい部屋が!ここで1幕の最後に「皇后陛下は着替え中です」といって、フランツヨーゼフがこの部屋の前で最後通牒に同意し、シシーがあの衣装でばばん!と出てきたかと思うと感無量!!シシーのバスルームには、バスタブがあり、これがミルク風呂に入ったバスタブだ!とマジで私も入りたくなる。次の部屋はシシーの運動部屋。ぶら下がり健康機のようなものと吊り輪がある。ドクターゼーブルガーのシーンの吊り輪だ!!ほんとにあったんだ!!

もう、大興奮の私のテンションが最高潮に達したのは、最後の部屋に来たとき。それは皇帝ファミリーの晩餐の間。なんと!!ウィーン版でシシィとフランツヨーゼフが二人だけ大きな(デフォルメされた)晩餐のテーブルに座って話している場面のテーブルといすとまったく同じじゃないですか!!これは絶対、本物の王宮の晩餐テーブルをモデルにしたに違いない!

今まで、シェーンブルンは何度か中も見て「ほー、こんなもんかー」と思ったけど、ほんとに見るべき物はホーフブルグにあった!!!こんなにうれしいもの満載だとは、もっと早く来るべきだったよ。。シシーがものすごく身近に感じられた一日でした。