2018-07-21 06:12 | カテゴリ:モーツァルトの歴史

モーツァルトのトレードマークとも言える赤いコートの史実について検証していくシリーズ第二段です。

 

目次(記事が公開されたらリンクがつながります):

モーツァルトの赤いコートの謎に迫る①赤いコートは実在した?

モーツァルトの赤いコートの謎に迫る②大人サイズの赤いコート

モーツァルトの赤いコートの謎に迫る③男爵夫人におねだりした赤いコート

モーツァルトの赤いコートの謎に迫る④ミュージカル「モーツァルト!」の赤いコートの史実に迫る

 

●14歳ごろのモーツァルト

 

こちらの、14歳で描かれた以下の絵では、モーツァルトは赤いコートを着ていますが、服のデザインは上のものとずいぶん異なります。上の12歳のモーツァルトの上着より、こちらの方が数段豪華です。この絵は1770年にイタリアのヴェローナで描かれたものです。

 

MozartVeronadallaRosa_thumb[1]

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:MozartVeronadallaRosa.jpg

Saverio Dalla Rosa January 1770(14歳)

 

これは、上の12歳の時の絵よりずっと有名ですし、本人の絵であることが確定していますが、このコートの贈り主はわかっていません。

 

既にこのころには、赤いコートがトレードマークになっていたのかもしれませんね。これを、当記事では「第二の赤いコート」とします。

 

●大人になったモーツァルトの赤いコート

 

こちらはモーツァルトの最も有名な絵で、赤いコートを着ています!モーツァルト=赤いコートの印象を植え付けた張本人の絵と言えそうです。

 

408px-Wolfgang-amadeus-mozart_1_thumb[2]

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wolfgang-amadeus-mozart_1.jpg

1819: Barbara Kraft commissioned by Joseph Sonnleithner


しかしこの絵は、モーツァルトの死後28年もたった後、モーツァルトの収集家Joseph SonnleithnerによってBarbara Kraftが依頼されて描いたもので、生前の絵ではありません。

 

この絵を描くときに、Kraftはモーツァルトの姉ナンネールから資料としていくつかの絵のコピーを受け取っていますが、その中でナンネールが一番高く評価していたのが、この絵です。

 

800px-Croce_MozartFamilyPortrait_thumb

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Croce_MozartFamilyPortrait.jpg

circa 1780 Johann Nepomuk della Croce


この絵は、モーツァルトが22歳だった1780年頃に、故郷のザルツブルクで描かれたものです。母親はすでに亡くなっているので、肖像画として登場しています。

 

こちらの絵のモーツァルトを拡大した物がこちら。

 

800px-Croce_MozartFamilyPortrait - crop_thumb[2]

 

Kraftのものと表情や背筋の伸ばし方は少し異なりますが、赤いコートや髪型など、細部を参考にしたことは見て取れますね。

 

こちらのコートが最も有名なもので、「第三の赤いコート」とします。但し、モーツァルトが実際にこの赤いコートを所有していたのか、画家の想像かはわかっていません。

 

(次は、ヴァルトシュテッテン男爵夫人におねだりして買ったもらった赤いコートが登場します)

 


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2018-07-18 16:12 | カテゴリ:モーツァルトの歴史

「モーツァルトといえば赤いコート」というのは、モーツァルトを知る人ならだれでも思い浮かべる、トレードマークです。

 

408px-Wolfgang-amadeus-mozart_1_thumb[5]

 

しかし、モーツァルトはどのような経緯で赤いコートを手に入れたのでしょうか?また、赤いコートはどんな見た目で、実際何枚あったのでしょうか?

 

調べていくうちに、モーツァルトの赤いコートへのこだわりと愛着が見えてきました。

 

●マリア・テレジアにもらったコート?

 

以前記事でも書きましたが、6歳のモーツァルトがマリア・テレジアの御前演奏の時にもらったのは、ミュージカルに出てくるように赤いコートではなく、藤色(ドイツ語でlila)のコートです。

 

この時に4歳半年上のナンネールもピンクのドレスをもらっています。モーツァルトがもらったのは、マリア・テレジアの息子マキシミリアンのお下がりだったと言われています(当時皇室から一般人へ、お下がりが下賜される習慣があった)

 

その時の父親、レオポルトの手紙には、こう書かれています。

 

„schickte die Kayserin durch den geheimen Zahlmeister [Johann Adam Mayr], der in galla [Gala] vor unsere Hauß gefahren kam, 2 Kleid: eins für den buben und eins fürs Mädl“

 

「皇后さまが、ガラコンサートの日に馬車でやってきた見知らぬ会計係(Johann Adam Mayr)を通じて、一つは男の子用、もう一つは女の子用の二つの衣装を贈ってくださった」

 

„Wollen Sie wissen wie des Woferl Kleid aussieht? – Es ist solches vom feinsten Tuch liloa=Farb ... Es war für den Prinz Maximilian gemacht ..(1762年10月19日の手紙)

 

「ヴォルフェル(モーツァルトの愛称)の衣装はどんな風だか知りたいですか?最も高級な藤色の布で、マキシミリアン王子のために作られたものだったのです」

 

こちらが、その翌年にザルツブルクで描かれた、モーツァルトとナンネールの姿です。

 

957px-Wolfgang-amadeus-mozart_2_thumb[1] 440px-Maria_Anna_Mozart_(Lorenzoni)_thumb[3]

Datei:Wolfgang-amadeus-mozart 2.jpg – Wikipedia

File:Maria Anna Mozart (Lorenzoni).jpg - Wikimedia Commons

 

また、モーツァルト7歳の時にパリで描かたこちらの有名な絵も、同じ衣装を着ていますね。

 

763px-Mozart_family_crop_thumb[1]

File:Mozart family crop.jpg - Wikipedia

というわけで、6歳のころにモーツァルトはまだ赤いコートは持っていず、一張羅はこのマリア・テレジアに下賜された藤色のコートだったと言えます。

 

●12歳ごろのモーツァルト

 

こちらの絵は、現在確認されている中でモーツァルトが赤い上着を着ている最初のものです。この絵は2005年3月にスイスで発見された絵で、1768年12歳ごろのモーツァルトをウィーンで描いたものではないかと言われています。

 

portraet-vermutlich-von-1768_thumb

Bilderstrecke zu: 250. Geburtstag: Eindeutig Mozart - Bild 7 von 31 - FAZ

 

比較的最近発見されたもので、当時は大きなニュースになりました。2006年のモーツァルトイヤーでは、ウィーンで展示されていた実物を、私も見に行ったことがあります。

 

この時に着ていたコートを、「第一の赤いコート」としますが、これは他のものと比べてあまり豪華でもなく、ただの「上着」だったかもしれませんね。また、この絵が本当にモーツァルトであるかは、他の絵と比べてまだ100%とは言えず、色々と疑問点が残るコートです。

 

(次の記事は、大人サイズの赤いコートが登場します)

 


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2018-07-15 16:31 | カテゴリ:お知らせ

今週、日本のラジオに出ます!

 

TokyoFM系列で全国放送の「未来へのタカラモノ」という番組で、7/16-20日の間毎日、オーストリアについてお話します。住民ならではの視点ということで、文化、芸術、スポーツ、食文化、お国柄など、幅広くご紹介します。番組概要貼っておきますねー。

 

<番組概要>
番組名:「コスモアースコンシャスアクト 未来へのタカラモノ」
放送日時:毎週月曜日~金曜日の毎日 AM 6:40-6:43
放送局:TOKYO FMをはじめJFN全国38のFM局
下記に放送局の一覧を掲載します。
出演の週は7/16(月)から7/20(金)の5日間です。

 

*ラジオがお手元にない方が聴く場合
…日本国内に在住の場合、インターネットの「radiko」でもラジオが聴けます。
…「radiko」はスマートフォンのアプリでも利用可能です。
…タイムフリーという機能を使えば、
聴き逃しても、過去1週間までさかのぼってお聴き頂けます

 

<放送局一覧>
北海道    Air-G'  エフエム北海道
青森県    FM青森    エフエム青森
岩手県    FM岩手    エフエム岩手
宮城県    Date fm エフエム仙台
秋田県    AFM    エフエム秋田
山形県    Boy-FM  エフエム山形
福島県    ふくしまFM  エフエム福島
栃木県    RADIO BERRY    エフエム栃木
群馬県    FMぐんま  エフエム群馬
東京都    TOKYO FM        エフエム東京
長野県    FM長野    長野エフエム放送
新潟県    FM-NIIGATA      エフエムラジオ新潟
静岡県    K-MIX  静岡エフエム放送
愛知県    FM AICHI        エフエム愛知
岐阜県    Radio 80        岐阜エフエム放送
三重県    radio CUBE FM三重 三重エフエム放送
富山県    FMとやま  富山エフエム放送
石川県    HELLO FIVE      エフエム石川
福井県    FM福井    福井エフエム放送
滋賀県    e-radio エフエム滋賀
大阪府    fm oh!    エフエム大阪
兵庫県    Kiss-FM KOBE    Kiss-FM KOBE
鳥取県    V-air  エフエム山陰
岡山県    FM岡山    岡山エフエム放送
広島県    HFM    広島エフエム放送
山口県    FMY    エフエム山口
徳島県    FMとくしま  エフエム徳島
香川県    FM香川    エフエム香川
愛媛県    JOEU-FM エフエム愛媛
高知県    Hi-Six  エフエム高知
福岡県    FM FUKUOKA      エフエム福岡
佐賀県    FMS    エフエム佐賀
長崎県    fm nagasaki    エフエム長崎
熊本県    FMK    エフエム熊本
大分県    Air-Radio FM88  エフエム大分
宮崎県    JOY FM  エフエム宮崎
鹿児島県  μFM    エフエム鹿児島
沖縄県    FM沖縄    エフエム沖縄


また、放送される5日間は、
「コスモアースコンシャスアクト 」というfacebookでも、文章と写真をアップします。
(このfacebookは、番組だけでなく、
全国各地における清掃活動も紹介しているサイトとなります。)

オーストリアの色々な側面をコンパクトにまとめてお伝えした番組です。私は毎回1分のインタビュー部分に出演していますが、声だけでなく、事前アンケートにて情報もたっぷり提供していますし、Facebookサイトの写真提供も行っています。(出演はペンネームの「御影実」名義となっています)

 

ぜひ、オーストリアでの生活の空気を感じ取ってみてくださいね!

 

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2018-07-06 16:35 | カテゴリ:お知らせ

2ヶ月ほどブログの更新が滞ってていました。楽しみにしていてくださった方には、ご心配おかけしました!

 

私のブログの更新が2-3か月途絶えるのは2回目なんですが、理由はいつも同じです。

 

この度第三子を授かり、人生三度目の地獄のようなつわり生活から戻って参りました。やっと妊娠中期に差し掛かり、PCの前に座ることができるようになってきました。

 

毎回私のつわりは、周りで聞いたこともないほどひどく、完全に2-3か月寝たきり生活に入ります。今回はそれを見越して少し多めに記事を書いて、予約投稿にしていたのですが、全然足りませんでした。。(汗)

 

ブログはお休みしましたが、ショップと執筆の仕事は細々と続けていましたので、仕事上はご迷惑をお掛けせずにに乗り切ることができました。

 

このつわり中に書いた一部の記事は、紙媒体になるそうです!出来上がりを楽しみにしていてくださいね。

 

また、4月から新しい媒体で連載が始まりました。小学館の雑誌「サライ」Web版で、オーストリアの旅行記事を書かせていただいています。ちょっと贅沢で知的な大人の旅をご紹介させていただきますね。

 

アルプスの美峰シュネーベルク山を登山鉄道で行く小さな旅(オーストリア) | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

 

現地ライターが推薦!巡ってみたいオーストリアの名城6選 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

 

そのほかにも、つわり前ですが、ツイッターでつぶやいた育児ツイートがバズり、こんな記事を書かせていただきました。ヤフーニュースやライブドアニュースにも載り、結構読まれた記事となりました。

 

切り札は「おもしろくない」。オーストリア流 “子供をしかる”ときの三段階方式 – レタスクラブニュース

 

ウィーンミュージカル専門店「ウィーン・ミュージカル・ワールド」も、「モーツァルト!」上演中で大忙しです。これから「レベッカ」「マリー・アントワネット」「エリザベート」の上演も控えていますので、準備の方がんばろうと思います。

 

 

他にも執筆中の原稿がいくつかあり、ブログにも書きたいネタは沢山あるので、徐々にまとめて行きたいと思っています。

 

それでは、引き続き「舞台はウィーン!」をよろしくお願いいたします。

 

ひょろ


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2018-05-01 16:49 | カテゴリ:ウィーン

日本のテレビ番組で、ウィーンが世界危機遺産のリストに載ってしまったという話題が放送されたようですね。

 

この話題は、ウィーンが世界遺産の「赤リスト」に載った、去年の7月ごろにこちらでひとしきり騒がれたものですので、当時の記事や地図と合わせてご紹介します。

 

●2017年7月当時の話題

 

この世界遺産危機の話、具体的に言うと、市民公園の横のインターコンチとその横のアイススケート場の場所に、高さ66mの高級マンションを立てる計画があるからで、もう、2,3年越しでニュースになっていました。

 

アイススケート場については、以前記事でまとめたことがあります。毎年必ず滑りに行く、私にとっては馴染みのスケート場です。

 

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【オーストリア】皇帝も訪れた?!ウィーンの歴史あるアイススケート協会のスケートリンク | 海外現地情報ブログ | 阪急交通社

 

今回の「赤リスト」登録は、建設計画中の建物がもし今の計画のまま建ったらやばいから気をつけてね、って話です。(Weltkulturerbe: Unesco setzt Wien auf Rote Liste - 3., Landstraße - derStandard.at › Panorama

 

ウィーン歴史地区の範囲を地図上に表したもの。赤い地域が世界遺産の「中心地区」で、旧市街全部とその周り(ドナウカナルを除く、ベルヴェデーレを含む)。オレンジや青の地域が「周辺地区」で、中心地域のさらに周りを含みます。

 

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こちらが鳥瞰図。問題になる建物はHeumarktで、ちょうど赤線上なので微妙な位置といえます。

 

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●2018年2月、日本で話題になった時点での情報

 

日本で番組になる直前の、2月頭の記事がこちらです。世界遺産の資格を失わないように政府が本気で取り組無という内容で、現在専門家レポート作成中とのことです。(Weltkulturerbe: Bundesregierung greift Stadt Wien an « DiePresse.com

 

記事によると、世界遺産危機リスト(赤リスト)に載るのは、処罰ではなく、対話を促すきっかけ。オーストリアはユネスコが定めた期限をギリギリながら守ってるし、また、赤リストに載って一年目で除外された遺産は今のところないそうです。

 

国とウィーン市の指揮系統と、政党ごとの政策の優先順位も原因とのこと。ウィーン市で強い社会党がのんびり構えてる中、国民党と自由党連立の政府がお尻を叩いている構図が見えてくる。まあオーストリアは外交上手いし、収まるところに収まるでしょう。

 

 

さらに、問題のアイススケート場が2020年まで営業を続けるというニュースが飛び込んできました。元々の工事開始から1年遅れるという発表です。(Heumarkt: Wiener Eislaufverein rechnet noch mit zwei vollen Saisonen « DiePresse.com

 

2020年3月のアイススケート場の営業終了後工事が始まり、オープニングは2023年予定。工事中は、アイススケート場はSchwarzenbergplatzに仮設されるとのことです。(Heumarkt-Projekt: Umsetzung startet 2020 - wien.ORF.at

 

●予定図

 

こちらが、このプロジェクトの公式サイトにある、完成予定図です。

 

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出典:www.heumarkt-neu.at

Entwurf: Isay Weinfeld und Sebastian Murr, Rendering: nightnurse images, Zürich

 

インターコンチが取り壊され、一番左の低くて長い建物になる予定。その横の高い建物が問題の66メートルの住居。周りを取り囲む低い四角い部分は会議場となるようです。

 

アイススケート場は小さくなりますが、このまま残るようですね。夏はスポーツ場になるとか、スケートリンクが屋内になるとか、色々とうわさが飛び交っています。

 

さて、このプロジェクトの公式サイト、世界遺産の赤リストに載ったあたりから更新が止まっていますので、今でもこのデザイン通りに行くのかどうかは不明です。

 

少なくとも、アイススケート場は2020年に閉まった後も、工事中は別の場所で営業を続け、工事が終わったらここに戻ってくる予定のようですね。

 

●ひとりごと

 

ウィーンのアイススケート場の再開発はもう何年も案が出ては消え、また練り直してってやってる、ウィーン人にとっては「またか・・」という話題です。

 

少なくとも、観光で食ってるウィーンが、世界遺産取り上げられるようなことはしないだろうと思います。ドレスデンみたいな、橋かけなきゃ困る!って案件でもないわけですし。

 

ただ、ユネスコ側の条件がよくわからなくて、ガタが来たホテルとスケート場を全く触ってはいけないのか、66メートルの高さがダメなのかとか、その辺りが記事にありません。

 

もしかして、ユネスコはウィーンに「赤リスト」を出してみて、それから対話で様子を見て、ウィーン側がどこまで譲歩するかを見る、という感じなのかもしれません。もうちょっとはっきりした基準があればわかりやすいんですけどね。。。

 

というわけで、これはウィーン人にとっても注目すべき話題です。アイススケート場も世界遺産の資格も、両方残って欲しいものですね。

 

 

 

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2018-04-24 16:39 | カテゴリ:電車・乗り物

前回に引き続き、ウィーン市電150周年記念パレードの様子を、写真と共にお届けしています。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード④皇室専用列車

ウィーン市電150周年記念パレード⑤戦中戦後のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード⑥50年代のかわいいトラム

ウィーン市電150周年記念パレード⑦70,80年代の車両

 

今回の記事に登場する市電は、ほとんどが現役車両です。しかし、現役とは言っても、道を走らない乗り物も出てきます。

 

●2000年のバス

 

さて、この辺りからもう現役のバスと市電のみになりますので、パレードと言っても珍しさが落ちてきます。

 

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今でも普通に乗っているバスですね。

 

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●1995年の市電

 

E型の引退で、ウィーンで走っている市電の中では一番古いタイプの市電がこれです。初めての床が低い市電で、バリアフリー対応です。ちょっとでも床が高いように見せようと、ちょっと前から見たら下駄を履かせたデザインになっていますね。

 

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●2012年のCitybus

 

旧市街用のミニバスCitybusです。2012年にできた当時は結構話題になりました。

 

 

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ElectriCITYBUSと書いてあるのが見えますか?電気自動車のバスなんです。街角で電気を充電している姿をよく見かけますよ。

 

●2013年の新型市電

 

今普通にウィーンで走っている市電です。これもできた当時はおお!!!と思いましたが、もう普通に見慣れてしまいました(笑)

 

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●2015年のバス

 

これも見慣れてしまいましたが、このパレードの時点では最新のバスでした。

 

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側面にsicher-sauber-ökologisch(安全で清潔でエコ)と書かれています。

 

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●2014年のバス

 

これも普通に走っているバスですが、初めてのハイブリッドバスです。

 

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救急隊が、セグウェイでのんびり見回りしていました。

 

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●リングトラム

 

颯爽とリングトラムがやってきました。観光用にリングを一周するトラムです。

 

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参考記事:座ったままでウィーンのリンク大通りを一気に楽しむ!ウィーン・リングトラム | たびこふれ

 

●U6

 

さて、見慣れた車体が続き、もうパレードっぽさもあまりなくなってきました。そろそろ帰ろうかな・・と思った頃。。

 

私の三回目のハイライトがやってきました!!!

 

これ!!!!

これは鳥肌モノです!!!!

 

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U6です!!!!!地下鉄が道路を走ってる!!!!

 

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上でも一度ご紹介しましたが、昔Stadtbahnと呼ばれたU6は、今は地下鉄ですが、軌道は市電のものを使っているので、市電の線路を走ることができると、知識として知っていました。

 

しかし、普段地下鉄U6の駅でしか見かけない、地下鉄の車体だと脳に刷り込まれていたものが、普通に公道を走っていることに、鳥肌が立ちました。

 

知識として知っていたものが、突然目の前に現れたので、とてもビックリしました。理論上だけじゃなくて、実際にも可能なんだ!って。

 

とにかく、このU6登場は、私の中では馬車トラム、蒸気機関トラムに次ぐ衝撃でした。

 

●工事車両まとめて

 

このあとは、工事車両が何台か続いて、パレードはおしまいです。

 

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●まとめ

 

というわけで、手元の公式資料を見ながら、ウィーン市電150周年記念パレードを写真で追いかけてみました。いかがだったでしょうか?

 

私にとっては、ウィーン人のウィーンへの愛、歴史的パレードに立ち会う交通機関関係者の輝いた顔、歴史を重んじながら時代に適応していく交通機関の姿など、色々と考えさせられたパレードでした。

 

特に、初期トラムは、実際に走らせてみるまでの準備や苦労が忍ばれます。ハプスブルク時代の電気で動くトラムは、それこそ当時は革命的なテクノロジーだったはずで、緊張の面持ちでハンドルを握る運転手さんたちは、当時の運転の職人技を復活させたのでしょう。

 

こうやって写真でまとめてみると、時代によってデザインも色々ですし、最近ではエネルギーやバリアフリーにも考慮している点がよくわかりますね。

 

こうやって、150年の市電の歴史を巡り、歴史の中で変わっていくこと、変わらないこと、色々と感じました。ウィーン人の足となって街を支えてきた交通機関。今まで以上に感謝して行こうと思った一日でした。

 

最後にもう一度、ウィーン市電150周年記念パレードの記事を目次にしておきますね。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード④皇室専用列車

ウィーン市電150周年記念パレード⑤戦中戦後のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード⑥50年代のかわいいトラム

ウィーン市電150周年記念パレード⑦70,80年代の車両

ウィーン市電150周年記念パレード⑧現役車両続々登場&U6(当記事)

 

 

 


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2018-04-19 16:25 | カテゴリ:電車・乗り物

前回に引き続き、ウィーン市電150周年記念パレードの様子を、写真と共にお届けしています。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード④皇室専用列車

ウィーン市電150周年記念パレード⑤戦中戦後のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード⑥50年代のかわいいトラム

 

ウィーン市電150周年記念パレード⑥50年代のかわいいトラム

 

今回は、70,80年代のトラムやバスのご紹介です。このくらいの車体なら、実物を見たことがある人も多いかもしれませんね。

 

●旧型車両E1(1976年)

 

あら?なんだか普通っぽいのがやってきましたね。これが2017年に引退したE1型車両です。このパレードの時点では現役でしたし、今この記事を書いている時点でも、さっきまで乗っていたトラム、という感じです。

 

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ちゃんといつもの優先座席のステッカーも貼ってあります。パレードに現役の普段見ている乗り物が出てくると、なんだか変な感じですね。

 

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当時は画期的な車両だったとは思いますが、木製の椅子で、エアコンがなく、急な階段を三段登って乗ります。これは、バリアフリー的にはとても使いづらく、ベビーカー利用者のママさんの間ではとても不評でした。デザインはかわいいですが、実用面ではそろそろ新型車両の時代です。

 

●ダブルデッカーバス(1977年)

 

新型車両の話をしたのに、今度はまた珍しいダブルデッカーバスが来ました。ウィーン最後のダブルデッカーです。

 

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●バス(1975年)

 

このバスも、見たことはないけれど、もうかなり新しいので、親世代の人にはおなじみでしょう。初めての連結バスで、二台がじゃばらのようなものでつながっています。

 

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IMG_6379_thumb[1]

 

●Citybus(1987)

 

これは小さめのバスですが、Citybusとあることから、おそらく旧市街専用バスだと思われます。今でも旧市街は、上のような蛇腹の大型バスは通れないので、専用の小型バスが使われています。

 

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●引退したばかりの旧型車両(1986)

 

2017年で引退したEシリーズの車両について上でご紹介しましたが、こちらがその二つ目のE2の車両です。お客さんも普段モードです(笑)

 

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連結部分はこんな感じ。立ち入り禁止のサインがありますね。

 

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●1989年のバス

 

この車体で、現役でない車両は最後です。80年代って感じですねー。

 

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(次からは、現役車両のご紹介です)

 

 


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2018-04-03 16:49 | カテゴリ:電車・乗り物

前回に引き続き、ウィーン市電150周年記念パレードの様子を、写真と共にお届けしています。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード④皇室専用列車

ウィーン市電150周年記念パレード⑤戦中戦後のトラム

 

前回は二つの大戦期をまたがる時期に作られたトラムが登場しましたが、今回は戦後の50年代に作られた、まるっこくてかわいい車体のご紹介です。

 

●1957年の車体

 

なんだかピカピカでカッコいい車体がやってきました。スマートな感じで素敵ですね。50年代なので、ちょっと古い映画やドラマに出てきたのを見たことがある気がします。

 

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連結部分も機能美があります。

 

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後ろ姿もスマート。ルックス的にはかなり好みな車体です。

 

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●1956年の車体

 

順番からすると、上のスマートな車体より一世代前のがこれです。確かにライトの上のとんがりは似ていますが、スマートさでは1957年の方に軍配があがりますね。

 

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●1925 Stadtbahnzug

 

時代が、第一次と第二次世界大戦の間の時期に戻ります。Stadtbahnzugですので、これは市電ではなく、当時ウィーンを走っていたStadtbahnの車両です。

 

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今のウィーンの交通機関は、地下鉄、市電、バスの三つですが、当時はその他に、4つ目の交通機関、Stadtbahnがありました。

 

現在は地下鉄の路線に統合され、元StadtbahnはU6として運行しています。乗ったことがある方は気が付いたかもしれませんが、U6は他の地下鉄とは異なる車両を使っています。実は、Stadtbahnと市電は同じ軌道で作られたので、U6の車両は市電のレールを走ることができますが、他の地下鉄の線路は走れないんです。

 

だから、このパレードの様に、現U6であるStadtbahnの車両が、市電の線路を走ることができるんですね。(この話はあとでも登場しますので、覚えておいて下さいね)

 

●1907年の車両

 

また時代が戻って恐縮ですが、ハプスブルク時代の車両がお口直しに走ってきました。こうやって戦後の車両に混じってみると、レトロ感がよくわかりますね。

 

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●1957年の市電

 

さて、戦後に戻って、こちらは1957年の車体です。先ほど私が気に入った、シュッとした車体と同じ年のものですが、こちらのほうが四角い感じですね。行き先がSchottentorと、普通にこの近くなのがまた、今でも道を走ってそうな感じです。

 

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●1913年の市電

 

と思ったらまた、ハプスブルク時代の車体です。1913年の車体。

 

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これで26台目なので、ほぼ半分の乗り物を見たことになります。

 

●1949年のバス

 

さて、バスがやってきましたが、ここで右折するためにちょっとうまく撮れませんでした。。

 

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●1921年の市電

 

また時代が飛びますが、第一次と第二次世界大戦の間の時期、ハプスブルク家が崩壊して、オーストリアが共和国になった、大混乱の時期の市電です。ちょっとカクカクしてよそよそしい雰囲気なのも、時代を反映しているのかもしれません。

 

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●1959年のバス

 

めちゃくちゃ丸っこくてかわいいバスが来ました。ネコバスみたいですね!!50年代のデザイン、かわいすぎです。。

 

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●1959年の市電

 

ん?めちゃくちゃ見たことあるような市電が来ましたね。。遠くから見たら、今は知ってる旧型とそっくりです。

 

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こうやって近づいてきて細かく見ると、ディテールが今の旧型と違うことがわかってきます。実はこのE型の市電は、現在の旧型(E1とE2,2017年で引退)の原型となった車体なんです。

 

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何と運転手の兄ちゃんは、グラサンにピアスでした(笑)

 

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●ダブルデッカーバス(1961)

 

次にやってきたのは、ダブルデッカーバスです。それもちゃんと赤白の車体で!しかし、こんなの見たことないからびっくりです(笑)

 

ウィーンで2種類しか作られなかったダブルデッカーバスの初代のものです。

 

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後ろの丸い感じがとても素敵です。

 

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●1961年の市電

 

せっかく59年に、現在の旧型に近いE系統の市電ができたのに、また違うデザインになりました。前の窓が三つに分かれていて、窓枠のシルバーがアクセントになっていますね。これもちょっと昔のドラマとかに出てくる感じです。

 

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●1963年の市電

 

こちらも窓枠協調系デザインですが、ランプのところがとんがっています。50年代60年代のデザインいいですよね。。

 

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車内が蛍光灯です。

 

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●工事車両(1964)

 

超カッコいい工事車両がやってきました。乗っているお二人もおちゃめ♪

 

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●1929年の車両

 

また遡って、第一次と第二次世界大戦の間の時期の車両です。行き先表示はKAI-RINGとなっていますので、リンクを一周していたのでしょう。

 

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(次は、70-80年代の車両です。そろそろ現役車両も登場して来ますよ)

 

 


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2018-03-31 16:07 | カテゴリ:電車・乗り物

前回に引き続き、ウィーン市電150周年記念パレードの様子を、写真と共にお届けしています。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

ウィーン市電150周年記念パレード④皇室専用列車

 

今回は、第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦後のトラムをご紹介します。

 

●1940年のピンクの車体

 

ピンクの車体がやってきましたが、なぜピンクなのかはわかりませんでした。。元々は普通の赤白で作られていたのですが、修復の際に塗り直したことはわかっています。オーストリアが混乱していた、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の時期に作られた車両です。

 

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後ろに引いているのは、普通の赤白の車体です。

 

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中を見てみたら、天井から下がっているベルトのようなものがありますね。

 

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以前はウィーンの市電は、降りたい停留所の前に来るとこのベルトを引っ張って、運転手に知らせました。BIM!!という音がするので、ウィーンのトラムはBimという愛称で呼ばれることがおおいのですね。

 

私がウィーンに来た頃は、まだこのベルトの付いた車体が走っていましたが、現在の旧型車両(E型)は押しボタン、現在の床の低い新型車両はタッチ式になっています。当時のBIM!!!という音には及びませんが、ビーーー!!という音がします。

 

●戦後の車両(1949)

 

第二次世界大戦で大打撃を被ったオーストリアですが、こちらの車体は戦後初めて作られたものです。

 

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●戦前の車両 Amerikaner(1939)

 

パレード順で紹介しているので、ちょっと順番が前後してしまうのですが、こちらが、ピンクの車両と同じ、戦争と戦争の間に作られた車両です。

 

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ちょっとずんぐりむっくりな車体がかわいらしく、Amerikaner(アメリカ風?)という愛称がついていました。

 

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「乗り口は後ろ」と車体に書いてあります。

 

●バス(1949)

 

ここで初めてのウィーンのバスが登場します。50年代のウィーンを走った、何ともレトロでカッコいいデザインですね。ちょっと「しょうぼうじどうしゃじぷた」に出てきそうです。

 

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このパレードでは、市電は私の立っている国会議事堂前を通ってリンク大通りをまっすぐ進みますが、バスはここで左に折れて、市庁舎と国会議事堂の間の道へ向かいます。そのため、私の目の前でバスがカーブするという素敵なスポットでした。

 

●1951年の市電

 

戦後の車両としては二つ目がこちらです。

 

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扉の開け方は、今の地下鉄の旧型車両と似ていますね。下向きのノブを外向きに回す感じです。

 

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●1954年の市電

 

さて、戦後3種類目の市電は、もうかなりモダンになってきましたね。行き先はSt Marx(モーツァルトのお墓がある墓地)になっています。

 

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連結部分はこんな感じです。

 

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(次の記事は、50年代のレトロ感満載なかわいい車両をご紹介します)

 

 


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2018-03-29 16:16 | カテゴリ:電車・乗り物

前回に引き続き、ウィーン市電150周年記念パレードの様子を、写真と共にお届けしています。

 

ウィーン市電150周年記念パレード①馬車トラム

ウィーン市電150周年記念パレード②蒸気機関トラム

ウィーン市電150周年記念パレード③ハプスブルク時代のトラム

 

今回ご紹介するトラムもほとんどがハプスブルク時代のものですが、豪華内装の皇室専用列車も登場します。

 

●1901年の車両

 

こちらはラッキーナンバー777の車両。なぜか時代が遡り、1901年の車両ですので、上でご紹介した「最初に赤白になった」車両と同じ時代のものです。確かにデザインもずんぐりむっくりしていますが、運転席はちゃんとガラス張りです。

 

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車両のつなぎ目はこんな感じ。

 

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行き先表示板。こういう知っている地名が出てくると、急に親近感がわきます。

 

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●1930年の車体

 

お次はこちら。今でもイベント貸し切り市電などに使われてそうなデザインですね。

 

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行き先はシェーンブルン方面です。

 

車体に書かれた文字があまりにかわいくて、写真撮ってしまいました。

 

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「運転中の乗降者禁止」

 

●バーデン線の皇室用市電(1900)

 

いきなり水色の市電がやってきました。これは、もしや・・。

 

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WBLのロゴです!Wiener Lokarbahnの略で、Badnerbahnと呼ばれているバーデンイ期の市電ですね。

 

そして、これはHofsalonwagonと呼ばれる、皇室専用市電でした。皇室専用とは言っても、皇室で働く人も乗ることができたそうです。内部はオットー・ワーグナーによる豪華な内装とのこと。

 

ウィーン―バーデン間は、現在の市電でも1時間ほどかかります。ハプスブルク家が皇位を失う1918年まで、皇室関係者を乗せてウィーンとバーデンの間を走っていたわけですが、特に第一次世界大戦の指揮をバーデンで取った最後の皇帝カール1世にとっては、命綱のような存在だったかもしれませんね。

 

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●工事用車両(1912)

 

次にやってきたのは、工事用車両です。真ん中にRechts Fahren(右へ寄れ)と書いた大きな看板を乗せて、周りの通行人や車や馬車に通知しています。

 

 

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●1910年の車両

 

次の市電は正面から撮りそびれたようですので、後ろ姿。

 

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連結部分はこんな感じ。

 

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(次の記事は、WW1-WW2、戦後にかけての車体です)

 



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